カメルーン
(56番) 2002年 11月
カメルーンへ行ってきました。
今回の参加者は男性4名、女性7名の計11名でした。
このコースは我々が初回の出発だったようで、トラブル満載でした。
例えば、夕食が翌日の午前4時など。😓
1日目 11月12日
✈ 11:35 発 成田: オーストリア航空 (A320-300)
16:10 着 ウィーン: (シェンゲン協定国に入国)
✈ 17:30 発 ウィーン: オーストリア航空 (A321)
19:35 着 パリ
ホテルへ
2日目 11月13日
✈ 10:30 発 パリ: エールフランス航空(A320-300)
17:10 着 ドゥアラ(カメルーン最大の都市)
入国にはイエローカードの提示が必要
国の説明
カメルーンはアフリカ大陸の中部に位置している。首都はヤウンデ。
1470年に最初に訪れたポルトガル人がエビの多い事からカマラウン(小エビ)🦐と名付けた。カメレオンが多いのではない・・・
1960年にフランスから独立をした。
最大の輸出品は原油で北部の綿花、南西部のコーヒーとカカオもそれに続く。
宗教はキリスト教が40%、イスラム教が30%、アフリカの伝統宗教(アニミズム)が30%で約250の民族が暮らしている。
今年の6月に開催された「2002日韓ワールドカップ」で大分の中津江村がカメルーンのキャンプ地となった。
港湾都市であるリンベへ移動。
20:30 ホテル到着
夕食:エビのガーリック炒め、白身魚のフライ、チーズケーキ
3日目 11月14日
朝食後、リンベの市内観光。
ここは1858年にはイギリス保護領であったが、1887年にドイツ領となった。それでドイツ植民地時代の面影を色濃く残している。
ドイツ人の港 →黒い溶岩の浜辺を散歩 →漁師の船と魚市場 →対岸のナイジェリア人の村に渡ろうとしたが、断念し、他の漁村へ。そこで魚の燻製をしている様子など見学
市内へ戻り、たまたま学校で子供達が行進をしている様子を見学
植物園(イロコの木、アルベジア、セデラ、アラタ(西アフリカ原産の鉄の木)、マンゴー、シナモン、タネリ(甘味料として使う)、アボカド、ナツメグ、ニームの木、ジャスミンなど)
ここはダイアナ妃も来たことがあるそうだ。
昼食:トマトサラダ、ビーフステーキ、フルーツ
植物園内のレストランだったが、嵐の為に大雨に見舞われるわ、テーブルが吹き飛ばされるわで散々な目にあった。😮
ホテルへ到着後、少し休憩
ブエア(カメルーン山4,095mの麓の町)へ向けて出発
紅茶のプランテーションの見学
ホテルへ戻る。
夕食:トマトサラダ、エビと白身魚のフリッター、フルーツ
4日目 11月15日
コロップ国立公園とバミレケ族の町バフォッサムへ向かう。
途中のガソリンスタンドで給油した後、悪路が始まった。
道路にスタックしたトラックがいて、我々のバスも1時間以上も立ち往生となったが、これ以上問題は解決しないと判断して迂回路を行くことに。
しかし、この行程の計算が甘かった・・・
15:00頃、やっと公園の事務所に到着し、昼食のサンドイッチにありつけた。
そこから、りっぱな長い吊り橋を渡り、熱帯雨林のジャングルへ入った。
ここはバードウォッチングと霊長類の観察ができる場所として有名だが、ゆっくりと見学をしている時間がなくて残念。
17時前に公園を出発して帰路に向かったが、又しても途中でトラックが立ち往生しており、その横を通ろうとした我々のバスも轍にはまってしまった。
19時ごろに後ろから来た乗り合いのトラックの人達が、バスを引っ張ってくれ脱出成功!そこから、真っ暗な中をただ只管、ホテルへ向かって走った。
125kmは悪路、210kmは舗装路だったが、お腹は空くし、眠いしで、とても長く感じた。
しかし、時々挟む休憩のとある場所で幻想的な蛍が見られたのは最高!
5日目 11月16日
02:30 バフォッサムのホテル到着(ドライバーさん、お疲れ様でした)
04:00 夕食:水牛のステーキとフライトポテト添え(朝からこんなヘビーなもの食べられるか😠!)
しかし、あの時、助けてもらえなかったら、ホテル到着はもっと遅れていたであろう。カメルーンの皆さんに感謝。🤗
10時ごろ、ホテルを出発してバフォッサム周辺の民族色豊かな村の観光へ。
フンバン到着
スルタン宮殿(バムン王朝)
1917年に第17代王によって建設された。
バムン王朝は1394年初代王のンチャレ・イエンから続き、現在の王は第19代目である。
宮殿の中には即位の際の羽の衣装、権力を示す神具、11代王ンブオブオの衣服と杖(身長2m50cm)などが展示されていた。
中庭には王子であるンジョヤ・スレマノ氏がおられて、我々を歓迎して頂いた。
王宮前の土曜市場
近くのホテルにて昼食:トマトサラダ(多分これしかないのだろう)、フライドチキン、パスタ、フルーツ
バフォッサムに戻る。
ホテルに到着後、断水。あんれま・・・
6日目 11月17日
バフットとバメンダへ向かう。
9時半ごろ、ホテルを出発しバフォッサム市内で一度写真ストップ。
ここで、軍事関連の施設にカメラを向けた人がいて、1時間もすったもんだで揉めた。
こんなしょうもない問題で時間をかけすぎで、添乗員とガイドの資質が問われる。チクリ!😠
団体行動がとれないような人は、是非とも個人旅行をお勧めします。
因みに私が「写真キチガイ」と呼んでいるのは、こうやって周りの人に写真撮影で迷惑をかける人のことだ。
例えば、食事中の一つの料理を何度も写真に収め、更には他人の食べ残しのお世辞にも綺麗ではない状態の写真を撮っても人の価値観は千差万別なので、別にいいと思う。人に迷惑をかけているわけではないから。
メッチェの滝
規模としては小さめだが、水量が多くて綺麗。
フランス軍が体制に反対をするカメルーン人を滝に投げ込んだ場所で、巡礼地となっている。
近くのホテルで昼食:野菜スープ、チキンライス、フルーツサラダ
15時半ごろバフット到着
フォン族の王宮
王様の奥様が案内してくださった。38人いる奥さんの一人だとか。
広場 →儀式で使う石碑 →王の墓石 →生贄の石 →王の妻たちの家38人分の部屋 →中庭 →迎賓館
王宮 →応接間 →王と呪術師が儀式を行う神殿(600年前に建てられ、1885年に改築)
民族ダンス
年に一度12月に祖先を偲んで行う祭りの踊りと
戦いの前の踊りの2種類の見学
素朴な楽器も味があり、とても楽しかった。
この段階で「このツアーに参加して良かった」と初めて思えた。
ここで、ガイドさんを紹介しましょう。
現在、26歳で、兄弟は23人。お父さんは7人奥さんがいる。
働きながら大学に通っている。
バメンダのホテル到着
夕食:トマトサラダ、ビーフ、フルーツ
7日目 11月18日
バンジョンを経由して首都ヤウンデまで移動日。
バメンダとヤウンデの間の道路は整備されていて綺麗。今の大統領がバメンダ出身なので、関係があるかも・・・との事。
バンジュンのホテルにて昼食:野菜スープ、フライドチキン、ポテト、スイカとパパイヤ
ヤウンデのホテル到着と同時に又しても断水が判明・・・やれやれ
夕食:ビュッフェ
ここで参加メンバーを少し紹介。
ある人はカメルーンが2回目の訪問で、今回の訪問地は都会だと言っている。はあ?これで?😥
子供さんを実のお母さんに預けて旅を続けており、これまでも手配旅行などで随分とマニアックな旅行をしてきたようだ。
また、ある人はグレーの望遠レンズを首から二本もぶら下げていて、首が痛くならないか心配になるほど。1本の長さは4,50cmほどもある。
確かに他のメンバーの人達を見ても秘境好きと言うか、変わり者ぞろい・・・あくまでも尊敬の念を抱いている。
後記:旅行の終了後に各自の感想を書いた用紙が残っており、自分は「早く皆さんに追いつかねば」と書いておりますが、まだまだひょっこです。
Nご夫妻はとっても感じの良い方達で、この後、モンゴルとクック諸島へ行った時にお会いしました。
8日目 11月19日
夕刻までヤウンデ市内観光、その後マルーアへ向かう。
郵便局 →その前の代書屋さん(文字の読み書きができない人の為)
→スーパー(コーヒー、紅茶、チョコレートが人気)
昼食:トマトサラダ、パスタ、パパイヤとパイナップル
フランス銀行 →独立大通り →ビジネス街 →中央市場 →役所街(外務省、内務省、教育科学省、婦人省など)
ンシマレン空港到着
一日の発着はたったの12便。世界でも有数の寂しい空港らしく、我々日本人の貸し切り状態だった。
✈ 17:15 発 ヤウンデ: カメルーン航空(737-200)
18:25 着 ガルーア(北部にある国際空港)
これまでとはガラリと雰囲気が変わり、同じ国とは思えないほど。
北部はイスラム教徒が多いせいかもしれない。まずもって服装が違う。
18:45 バス2台に分乗してマルーアまで移動。又しても道路事情が悪くて最後部に座ったせいか、揺れに揺れて体もボロボロ・・・
22:30 マルーアのホテル到着
夕食: 野菜サラダ、ポーク、フルーツ
9日目 11月20日
マンダラ山系地帯にあり、ノーベル文学賞受賞作家アンドレ・ジイドが「世界一の奇観」と評したルムスキへ向かう。
表紙の写真がルムスキ。
モコン村で写真ストップ(民家、バオバブの木、脱穀の様子)
モコロ村にて市場を散策
ルムスキ郊外からカプスキー山を望んで写真ストップ
ここはナイジェリアとの国境に近く、火山活動によってできた鋭く尖った形をした山々が点々と散らばっている。カメルーンの紹介と言えば、ここの風景が出てくるほど。
簡易宿泊所にて昼食:キャベツと人参のサラダ、チキンのピーナツソース、フルーツ
民族ダンスの鑑賞(ナイジェリアン ダンスで結婚式に行う)
ルムスキ村の見学(民家、米の脱穀風景、綿糸つむぎの様子など)
簡易宿泊所に戻り夕食:野菜スープ、ビーフ、フルーツ
10日目 11月21日
トゥールーとピクミンディフへ向かう。
途中、バオバブと民家の写真ストップ
トゥールー
木曜市の見学
マルーアに戻り、レストランにて昼食:ビュッフェ
ピクミンディフ
フラニ族の騎馬団による「ファンタジア ショー」の見学
博物館の見学後、マルーアへ戻る。
ホテル着
夕食:素麺他(自分は食べず)
11日目 11月22日
午前中はマルーア市内観光
✈ 14:15 発 マルーア: カメルーン航空(737-200)
16:50 着 ンガウンデレ
✈ 17:35 発 ンガウンデレ: カメルーン航空(737-200)
18:20 着 ドゥアラ
✈ 23:40 発 ドゥアラ: エールフランス航空(A340-300)
12日目 11月23日
06:20 着 パリ
✈ 10:40 発 パリ:オーストリア航空 (A321)
12:50 着 ウィーン:シェンゲン協定国を出国
✈ 13:50 発 ウィーン:オーストリア航空 (A340-300)
13日目 11月24日
09:25 着 成田
写真はメンバーの方に送っていただいたものです。
お礼申し上げます。