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ガラパゴス諸島(エクアドル)

(77番)  2014年   9月

ガラパゴス諸島へ行ってきました。
今回の参加者は男性3名、女性11名の計14名でした。

ここへ行くにはホテルに宿泊しながら、日帰りで島々を巡るコースと船舶にずっと宿泊しながら島々を巡るコースがありますが、船に弱い私は迷わずホテル泊の方を選びました。

1日目 9月5日
✈ 15:55 発 成田: デルタ航空(747-400)
  15:11 着 アトランタ

✈ 18:41 発 アトランタ: デルタ航空(757-200)
  22:00 着 キト(エクアドルの首都で標高は2,850m))
時差マイナス14時間

🛏 キト泊

2日目 9月6日
午前中は1978年に世界遺産に登録された・キト旧市街の観光

{キトの説明}
キトはもともとインカ帝国の第二の首都であった。1533年にスペイン人のフランシスコ・ピサロがこの街を征服し、植民地支配の拠点とした。
同時に新世界への布教に乗り出した様々な修道会の拠点ともなった。
現在のキトの旧市街はその時代の土台の上に建設がされている。

サンフランシスコ教会(1535年設立の南米最古の最も威厳のある教会)
ラ・コンパニア教会(1605年から160年かけて建てられた。別名【黄金の教会】といわれる内装が美しい)

ラ・コンパニア教会

エル・サグラリオ教会(1741年に建設された。外壁は白で中はグリーンを基調としている)
独立広場(1830年8月に独立をした記念碑が建っており、広場の西側には大統領府が建っている)
大聖堂(1572年の建設。エクアドルの初代大統領フアン・ホセ・フローレスとキトをスペイン軍から解放したアントニオ・ホセ・デ・スクレの棺が納められている)

🚌 雲霧林ミンドへ(市内から2時間)
ここは植物や野生動物が住むには適した気候のお陰で独特の生態系を保っている場所。
ハチドリ、風琴鳥、キツツキ、ヤマウズラ、珍しい蝶、170以上の野生の欄などの他、アナナス、ヘリコニア、シダなどが育っている。

ハチドリ

昼食はレストランにて

インティニャン赤道博物館(0⁰、0‘、0“の場所。インカ時代には原住民は太陽を神と崇めていたため、各国の太陽のモニュメントが飾られている。
ウガンダでは赤道の記念碑が立っていただけだったが、ここはまるで公園のように広い。
ウガンダでも行った水がどちらに周るかの実験をした。
【コロンブスの卵】ではないが、卵が立てられたら、証明書が貰えるそうだ)

赤道訪問の証明書

夕食はホテルにて

🛏 キト泊

3日目 9月7日
✈ 07:20 発 キト:アヴィアンカ航空(A320)
  09:45 着 バルトラ島
時差マイナス15時間

ガラパゴス諸島の地図

{ガラパゴス諸島の説明}
エクアドル本土の西約1,000kmに位置する。19の主な島々と40余りの小島から成る火山群島。1978年に世界自然遺産に登録をされた。
「ガラパゴス」とはスペイン語で「亀」の意味。

入島税として現金100ドルが必要。

フェリーとバスを乗り継ぎ、サンタ・クルス島にあるガラパゴス最大の町プエルト・アヨラのホテルへ

途中の高原にあるツインクレーターで野生のガラパゴス・ゾウガメの見学。
バスの中から彼らが草の上をのそのそと歩いているのが見えてきた時には嬉しくて仕方がなかった。
昨年、セイシェルで見たアルダブラ・ゾウガメと大きさは同じくらい。
ガイドさんから「1m以内には近づいてはならぬ」とお達しがあったにも拘らず、近づいて行き、「シャーツ」と威嚇をされる人がいた。それも何度もやるので、情けないったらありゃしない。一回怒られたら、普通、学びやしないか?
😠私から言わせれば、その人はここに来る資格のない人だ。

ガラパゴス・ゾウガメ
ガラパゴス・ゾウガメ

ラバトンネルにも立ち寄った。
要は溶岩のトンネルで、中に入ると溶岩そのものでここは火山の島であることを認識させられる。

昼食はホテルにて

チャールズ・ダーウィン研究所
1859年にチャールズ・ダーウィンの(種の起源)が出版されてから、
100年目となる年にブリュッセルに本部を置く「チャールズ・ダーウィン財団」が、その翌年には研究所がガラパゴス諸島に設立された。

私は以前より、ここにいるガラパゴス・ゾウガメの「ロンサム・ジョージ」に会いたいと思っていたが、2012年の6月に100歳で亡くなった。
亡くなった時は日本でもニュースに取り上げられたので、記憶にある方も多いと思う。
もっと早く行くことを決心していればと残念だが、ここではガラパゴス・ゾウガメの保護と繁殖に力を入れているために、他のゾウガメたちにはたくさん会えたし、赤ちゃんゾウガメは超がつくほど可愛かった。

柵の中を歩いているとフィンチがたくさん近寄ってきて、柵の上に止まり、興味深そうに私を見上げてくる。あんな小さな鳥が人間を怖がらずに近づいてきてくれるという事は本当に嬉しくて感激しまくり。😃
ガラパゴス・フィンチはダーウィンの「進化論」を決定づけた鳥で、ここにはフィンチは13種類もいる。
フィンチの幅広、細長、尖っている、先が丸いなどのくちばしの種類の多さから生物は環境に適応して変化してきたとダーウィンが考えるきっかけとなった。例えば、細長いくちばしを持っているフィンチは、木の幹の中にいる虫を捕まえるためにそのように進化したと。

フィンチの種類

空高く飛んでいた鳥がいたので、「ひょっとしてグンカンドリ?」とガイドさんに聞くとあれは「ノスリ」と言った。「は?そんな言葉あるの?」と内心思ったが、外国人から知らない日本語を聞くと妙な感じだ。
鷹の種類で食物連鎖の頂点を誇り、トカゲ、ネズミ、鳩とアシカやオットセイも食べる。

夕食はホテルにて

🛏 サンタ・クルス島泊

4日目 9月8日
🚌 イタバカ海峡へ、その後クルーズ船に乗り約1時間でサンタフェ島

尚、島の上陸方法として下記の二つがある。
1.ウェット・ランディング(砂浜の上にゴムボートが接岸し、脚は膝まで水にぬれる下船方法)
2.ドライ・ランディング(ゴムボートから岩や桟橋の上へ下船する方法)
ここは1番だった。

このようなゴムボートで上陸をする

この島はサンタフェ・リクイグアナとウチワサボテンで有名な場所。
上陸すると白い砂浜にはアシカがたくさんいた。水際にはよく見るとサメが二匹速いスピードで泳いでいた。
どうもアシカの赤ちゃんを狙っていたのだとか。
アシカはかなり昔、カルフォルニアから移ってきたと考えられる。
オスは大きいもので250kgを超える。

ガラパゴス・アシカ

約1時間半、動物を探して散策をした。
リクイグアナは想像よりも小さくてビックリ!
怪獣のようなイメージだったので、20~30cmほどの彼らは本当に可愛い。
大きな葉っぱのウチワサボテンはあちこちで見られたし、リクイグアナが美味しそうにもぐもぐ食べている様子を見ることもできた。
こんもりとしたウチワサボテンの下でお昼寝をしているリクイグアナもいてここなら安心だ。ノスリに狙われづらいし。

ガラパゴス・リクイグアナ

昼食は船内にて

午後はほとんどの方が、泳がれたり、シュノーケリングをしたりされた。
炎天下の中、皆さんの荷物のそばでじっとしているとアシカが3頭ほど何の躊躇もなく近づいてきて、荷物をクンクンとさせて臭いをかぎ始めた。
一応、私の方もチラッと見たのだが、全く関心がないようだった。
私はじっと動かずに彼らの動きを見ていたが、動物の方から近寄ってきてくれることは滅多にない事なのでニコニコ😃としながら眺めていた。
しばらく探検したら満足したのか、去っていった。

帰りの船の中から、マンタが高くジャンプしたのが見えてラッキー!
三角形の真っ白いお腹が見えて、迫力満点だった。
他の人達は下の部屋でくつろいでいて、2階の操舵室にいたのはキャプテンと私だけ。「見た?」と目をまん丸くしてスペイン語で言っているようだった。キャッホー!
背中についた虫を払い落とすのが目的だそうだ。

マンタ

夕食はホテルにて

🛏 サンタ・クルス島2連泊

5日目 9月9日
🚌 イタバカ海峡へ、その後クルーズ船に乗り約2時間でバルトロメ島

私は大体、1時間超で船に酔う。ま、時と場合にもよるが。
本日も酔ってしまい、到着時にはフラフラ・・・😵
本日は2番の方法で下船。

ここは約30万年前のマグマ活動によって形成された島。
上陸してまず、標高115mの山頂まで整備された木道や階段約350段を歩いていった。ドロドロの溶岩がそのまま固まった荒々しい風景が広がっている。しかし、総面積が1.2kmの小さな島なので、そこからのパノラマが絶景。日影がないので、超暑い!しかし、新鮮な空気を吸っているうちに元気を取り戻した。

バルトロメ島

昼食は船内にて

午後は西側にある尖塔状の岩であるピナクル・ロックで再度シュノーケリング

私は2000年にタヒチに行って以来、日焼けも怖いので、又してもパスし、辺りを散策。
ガラパゴス・ペンギンが一羽だけ、泳いでいたのが見えた。
何故、一羽だけなのだろうか。物凄いスピードだったので、ひょっとしたら、何かに追いかけられていたのかもしれない。陸に上がってきたので、災難は免れたようだ。

ガラパゴス・ペンギン

あと、真っ黒なウミイグアナが泳いできて陸に上がり、鼻から塩水を吹き出して辺りをウロウロとしていた。小さくてもやっぱり、その姿格好は怪獣だぁ。

ウミイグアナ

夕食はホテルにて

🛏 サンタ・クルス島3連泊

6日目 9月10日
🚌 イタバカ海峡へ、その後クルーズ船に乗り約1時間でノースセイモア島

ノースセイモア島

ここは海鳥たちの楽園として有名で、見られた鳥たちは:
1 赤目カモメ(唯一、夜行性で暗視能力にたけており、その名の通り目が赤い。体長は約60cm)
2 アオアシカツオドリ(その名の通り、足が青い。その青色は本当に綺麗だ。
オスはその足を上げてステップを踏み、目の前にいるメスに求愛行動をする。我々がそっと近寄っていくと【見ていてね】と言わんばかりにダンスを始めて実際にその様子を見ることができて感激!そのオスはショーマンだったのかも・・・)

アオアシカツオドリ
アオアシカツオドリ

3 グンカンドリ(体長は約1m。オスの体は真っ黒なのに喉袋は真っ赤。これは空を飛んでいるメスに対して求愛行動をするために、大きく膨らませる。少しずつ空気を入れながら大きくしていく様子が見られたので、良かった。海鳥なのに泳げないが、飛ぶのは大得意。ここは彼らの群生地で物凄くたくさんいた)

グンカンドリ
グンカンドリ

4 リクイグアナ(黄色、茶色や緑色のもいるし、それらがミックスされた色のもいる。
ウチワサボテンの葉っぱが大好物のようで、ムシャムシャと美味しそうに食べていた。
彼らは決して海に潜ることはないとか。結構大きな個体もいた)

リクイグアナ

5 ウミイグアナ(30分から1時間ほど海中に潜って海藻を食べる。やっぱり彼らは黒っぽい色をしている)

ウミイグアナ

これこれ! これらの動物や鳥が見たかったのでテンション マックス!

昼食は船内にて

午後はクルーズ船にてサンタ・クルス島に戻る。
ラス・バシャス・ビーチにて再度シュノーケリング
第二次世界大戦後にアメリカ軍が残していった大きな輸送船バチャスが
浜にあることから、名づけられた。
泳がれた方は数種類のトロピカルフィッシュが見られたようだ。

荷物を浜辺に置きっぱなしにして、全員で最後の散策に出かけた。
その時、あまりにも水際だったので、水位が大丈夫かなと心配だったが、ガイドさんも何も言わないので、そのまま歩き始めた。

途中の浜辺で小さなエイが2,3匹とサメが泳いでいたのを見えた。
湖にはフラミンゴが2羽いた。

帰ってきたら、他の国の観光客の人から、「波にさらわれそうだったので、荷物を奥の方に移動したよ」と言われた。やっぱりね。海水は満ちてくるのが普通だ。

バスでホテルに戻る。
ホテルの近くに魚市場のような場所があって、魚をさばいている人達がいる。
ビックリするのは、数羽のペリカンがいつも「お零れちょうだい」とたむろしていること。
彼らとおばちゃん達の攻防が見ていて微笑ましかった。

隙あらばと狙うペリカン達

夕食はレストランにて

🛏 サンタ・クルス島4連泊

7日目 9月11日
✈ 10:10 バルトラ島: アヴィアンカ航空(A320)
  14:35 着 キト

✈ 23:30 発 キト:デルタ航空(757-200)

8日目 9月12日
  05:46 着 アトランタ

スカイチームのプラチナ・カードあるので、「Skyclub」にて出発まで休憩。
シャワールームがあり、アメニティも揃っている。
朝食としてバナナ、リンゴ、オレンジ、オートミール、ベーグル、カップケーキ、コーヒー、紅茶、ヨーグルト、ゆで卵などが用意されていた。
時間がたつとちゃんと昼用の食事に変わった。

✈ 13:46 発 アトランタ: デルタ航空(747-400)

9日目 9月13日
  16:50 着 成田
帰りはテニス全米オープンの「錦織圭さん」と一緒の便だったらしく、出口には多くの報道陣と出迎えのファンがいた。優勝は逃したが、世界第2位とはすばらしい!日本人ではトップだとか。

結び
今回は会いたかった動物達に会う事が出来て本当に幸せです。
写真は一部、Y社さんのサイトから引用させて頂きました。

しかしながら、ここで、少々残念なお話を・・・
迷いましたが、注意喚起の意味を込めて記載します。
実は今回の旅行中に相部屋の人にお金を盗まれました。
確証はあり、お風呂に入った時に盗まれたのです。
別の機会に、お風呂に入ろうとした時に相部屋の人から、「申し訳ないけど、貴重品はお風呂場の中に持って入ってね」と言われたことがあって、その時ピンときました。
恐らくその方も被害にあわれたことがあるのでしょう。お互いの為にそう言ってくれたのだと思います。

この相部屋に関してはブランド品を盗まれた話も聞いたことがあって、その時は、そのAと相部屋になった人がそれぞれ被害にあい、3人目で確証になったらしい。皆同じAと同室になっているから。
お金に関しては、オブラートに包んだ話し方をする人が多く、これまではハッキリと言いたくないのだなと受け取っていました。
まさか、わが身にふりかかるなんて予想だにしなかったので残念です。

周りの人に話すとそれは旅行会社に言った方がいいとの事で、取りあえず、報告だけはしておきましたが、梨の礫です。別に責任を取って弁償してもらいたいわけではないのですが。
長い間旅行をしているといろんなことを経験しますね。つくづく・・・
今後、相部屋を取る予定の人は数々の実話があるので気を付けましょう。

一番いいのは、一人部屋料金をもっと下げることだと思います。
海外のほとんどのホテルでは一部屋でいくらと決まっており、日本のように一人いくらではないはずだから。

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