クック諸島
(48番) 2014年 6月
クック諸島へ行ってきました。
今回の参加者は男性6名、女性8名の計14名でした。
そのうち知っている人は3名でした。
どこの旅行会社も「最後の秘境」とか「最後の楽園」とか、盛んに宣伝をしているので、どんなジャングルが広がっているのだろうと思っていました。確かにジャングルに分け入っていくツアーもあるそうですが、かなり上級者向けでハードだそうです。
実際に来てみると一大観光地で拍子抜けです。
何で早く来なかったのか不思議なくらいでした。
1日目 6月20日
✈ 18:30 発 成田 ニュージーランド航空 (777-200)
6月21日 時差マイナス22時間 日付変更線を通過
08:15 着 オークランド
✈ 09:30 発 オークランド ニュージーランド航空 (767-3 00)
6月20日
15:20 着 ラロトンガ (主島であるラロトンガ島にある。首都 はアバルア)
主島である楕円形のラロトンガ島の周囲は約32kmですべてが白砂のビーチに囲まれている。人口は約13,900人。
ホテルへ
夕食:シーフード・チャウダー、シーフード(白身魚、イカ、ホタテ、ムール貝、エビ、カニ)の盛り合わせ、チーズケーキ
280室もある大型リゾートホテルだが、お風呂の設定温度が低くて風邪をひきそうになった。こちらは今冬なのに、その辺が考慮されていないのは
残念。
クック諸島は太平洋に点在する15の主要な島からなるサンゴ環礁と火山の国。
ニュージーランド自治国の一つであるが、2011年に日本は国家として承認をしている。
1595年にスペイン人航海家アルバロ・デ・メンダナが15の島々を発見。
その後、1773年にジェームス・クックにより調査が始まり、諸島の名前も彼に因んでつけられた。
あにはからんやGNPの70%が観光業。たまげた!😲
この国には信号機が1台もない。
2日目 6月21日
朝食後、ラロトンガ島の東側にあるムリビーチへ。
到着後、クルーズのスタッフによるマオリの音楽の演奏を楽しんだ。
その後、他の国の人達と一緒にグラスボートで30分ほどのクルーズに出発。
船底からは熱帯魚や珊瑚がたくさん見られた。
ハマサンゴ?(脳のような形)、シャコ貝(大きくて立派)、ネムリブカ、ウツボなど。
流石に世界有数の透明度を誇る海なので、ハッキリと見えたし、
「ニモ(クマノミ)が出てきてくれないかな」と独り言を言ったら、本当に出てきてくれた!
突然「カトリーヌ!」とガイドさんが言ったのは、アカウミガメで体調1mほどあって、真上から見ると亀ってこんなに大きいのだとビックリ!
英語圏なのにキャサリンではなくてカトリーヌと言ったのが面白い。
あと、2匹仲間がいたが、名前は忘れた。
ガイドさんによると、昨年は気温が18度まで下がり、「Freezing」だったとか。
その後、近くのラグーンにて希望者はシュノーケリングを楽しんだ。
自分は日焼けをすると、とんでもないことになるので泳ぐのは厳禁。
日焼けクリームを塗っていても真っ黒になり、皮膚にダメージを与えてあとが辛いのだ。
タヒチへ行った時がそうで、帰国後、自宅の鏡で自分の顔を見て「あなた、どなた?」と言いたくなったほど。
無人島に到着
バーベキューランチ:マグロのグリル、焼きバナナなど。
昼食後、ココナッツの木登りやココナッツの実の割り方の
デモンストレーション。
どこかの国でも見たことがあって、いずこの国も方法は同じ。
パレオの着付け体験もあった。パレオは何と170種類を超える着方があるそうだ。
15時ごろ、本土へ戻り市内観光
ムリ地区の入り江にある石碑
ニュージーランドの先住民であるマオリ族の出身地とも言われている「アヴァイキ」という島で未だにどこにあるか解明されていない伝説の島があるとか。
星を頼りにアヴァイキからやって来た祖先がここから7隻のカヌーでニュージーランドにたどり着いたと言われている。
マオリ王(酋長)の宮殿
部族や地区ごとにアリキと呼ばれる酋長が15島に24人いて、
1850年にイギリスの植民地化に反対をするために、自分たちの
アイデンティティーを結束させ対抗して王と名乗るようになった。
現在は第6代の王様でそこの王女の宮殿を見学。
ホテルへ
夕食:ポリネシアン・ダンス ショーを見ながらのビュッフェ
3日目 6月22日
午前は自由行動で午後はアイツタキ島へ。
✈ 12:30 発 ラロトンガ ラロトンガ航空 (Saab 340)
13:20 着 アイツタキ(クック諸島の中で6番目に大きな島)
アイツタキはラロトンガ島の北約260kmに位置し、外周には21の小さな島が点在する。
1778年にイギリスのウィリアム・ブライ航海長(後のバウンティ号の艦長)によって発見された。
分宿のホテルへ(14名全員が宿泊できるホテルはなかったのかも。説明なし)
その後自由行動
夕食:シーフードの盛り合わせ、ローストポーク、ほうれん草とクズウコンのフライ添え、チョコレートムース
4日目 6月23日
終日、島内観光
ブナライ文化センター
ココナッツの葉でお皿を編む。これもマーシャル諸島へ行った時に経験済みなので、手慣れたものだが、初めての人は四苦八苦されていた。
その後、自分が作ったお皿にパッションフルーツやスターフルーツなどを入れて食べた。
パッションフルーツは熟していれば、甘くて美味しいが、スターフルーツはいつ食べてもすっぱくて苦手。
教会 (クック諸島で一番古い)
マラエ
ポリネシア社会での宗教的な聖地でイギリス人が入ってくる前まで使われていた。
女子禁制の集会所や礼拝所などが残っている。
霊能力が強いと自負するある女性は「涙が出て仕方がない」と泣いていた。
昼食:バーベキュー
クルーズへ
30分後、南のラグーンに到着。
すぐに希望者は45分間のシュノーケリングで海へドボン。
船内にいると「ロウニンアジ」と呼ばれる大きなアジがたくさん泳いでいて、ガイドさんが近づいてきた1匹に「Hi, George!」と友達のように声をかけた。餌付けをしているようだ。
体長は1mほどもあり、あまりにもでかくて普段家で食べているマアジの開きをつい想像してしまう。それが何匹もいて餌を奪い合うものだから、大波がたって音さえもバシャ、バシャ、バシャーという感じで迫力満点だ。
成魚は2m、80kgにもなるそうだ。
他にもいろんな名前で呼んでいたが、忘れた。
他にはゼブラフィッシュなど。
その後、ワンフット島へ上陸
昼食:お刺身、バーベキュー
ワンフット島には悲しい伝説がある。
その昔、自然保護のための禁漁令を破り、追われた漁師の親子がいた。
ワンフット島に逃げ込んだ親子は先に子供を逃がして、その足跡の上を父親が歩いた。
父親は足跡が一つしかないことを根拠に単独犯を主張し、自身のみが死刑となった。
息子は助かった・・・ということで、ここはワンフット島と名付けられた。
ここには無人島ながら、郵便局があり、消印も足跡のスタンプを押してもらえる。
帰りは別の無人島に立ち寄り「ジュベルアリ水上飛行機基地」を見学。
ホテルへ
夕食:自由食
5日目 6月24日
朝食後、空港へ行くまで自由行動の予定だったが、突然、出発時間が変更になり2時間半も早まった。これまでほとんどが遅れることを経験しているので、早まるなんて珍しい。
✈ 09:10 発 アイツタキ ラロトンガ航空 (Saab 340)
10:00 着 ラロトンガ
ポリネシアン文化センター
マラエ、裁判所、昔の住居など。
✈ 13:55 発 ラロトンガ ニュージーランド航空 (A320)
待合室では「2014 サッカー ワー ルドカップ」
日本対コロンビア戦をやっていた。
6日目 6月25日
16:30 着 オークランド
ここでトラブル発生
ある親子連れがクック諸島で貰った花の首飾りを持っていたのだ。その親子は頑として罰金を払う事を拒否した。理由は知らなかったから。旅行会社が教えてくれなかったと主張していた。「はあ?よくそんな子供じみたことが言えますね・・・」と心の中で思った。
植物が持ち込めないのは常識だし、ニュージーランドやオーストラリアが特に厳しい事は知っていたはず。それに「検疫」という言葉は知らないのだろうか。あまりにも恥ずかしい出来事だった。
添乗員さんも係官に必死になって訴え続けていたが、そんな我が儘通るわけがない。
あまりにも時間がかかるので、「私は先に外に出ていますよ」と他の人達と一緒にガイドさんのもとへ。
結局、1時間も押し問答を繰り返し、添乗員さんが代わりに罰金を支払ったようだ。
恐らく、あれは自己負担ではないだろうか。添乗員さんはその後、この会社を辞めたようだ。
ホテルへ
夕食:スープ、ラム肉かサーモンのチョイス、プラリネのパフェ
7日目 6月26日
✈ 08:15 発 オークランド ニュージーランド航空(767-30 0)
16:50 着 成田
今回は超ド級の綺麗な海を見ることができて目が洗われたような気がします。
写真は旅行会社さんのパンフレットを引用させて頂きました。
お礼申し上げます。