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ギタリストにとって大切なカートの話
ギタリストの皆様、こんにちは。
スタジオ練習やライブ会場に行く際にみなさんはどれぐらい機材を持って行くでしょうか。
ギタリストの機材は楽器の大きさの割に嵩張るとよく言われております。
ギター一本だけ背負ってライブに行くという、「ギターを抱えた渡り鳥」のようなスタイルのギタリストは、ほぼ絶滅危惧種というのが今日のギタリスト事情だと聞いております。
多くのギタリストは、ギター一本以外に、エフェクターボード(それも大きめのマルチが入っていたりするもの)を持って歩いたり、人によってはスペアのギターを持って行ったり、アンプやアンプヘッドを持ち歩くという方もいるのではないでしょうか。
わたしは、エフェクターは使い方がわからないという理由で持って行きませんが、ライブ本番となると、どうしても心配で荷物が多くなってしまいます。前なんてスペアのギターを持って行ったり致しました。そのスペアのギターもお金に困った際に売ってしまいましたが、とても美しいテレキャスターでした。普段練習に持って行っていないから、ブラックボディーに傷もほとんどついておらずゴールドパーツが輝いているデッドストックコンディションに近い1980年(私の生まれ年)のテレキャスターでした。
スペアのギターを手放してしまってからは、ライブに持っていけるような立派なテレキャスターが手元に一本になってしまいましたので、それだけを使っております。最近はそのテレキャスターも勿体無いのでなかなか練習にも持って行ってはおりませんが、代わりに自分で組み上げたパーツキャスター(テレキャスタータイプ)を持って歩いております。
それで、ずいぶんと荷物は少なくなり、ギター一本、シールド(スペアのシールドも一本)、替えの弦、楽譜のバインダー、カポとピック、チューナー、を持ち歩いております。
わたしのようなアマチュアでライブを行ったりしている人はそんなので用はたりますが、プロの方が仕事に行く時なんかはさぞ大変でしょう。どんな音を要求されるか、どんな音が必要になるかわからない時とかはどうしているのでしょう。ミニバン一杯に機材を積んで出かけるのでしょうか。ギターも一本ではたりないかもしれません。
そうでない方も、エフェクターボードぐらいは持って歩きますから、どうしても機材が多くなるのではないでしょうか。
そんな時に重宝するのがカートです。カートがあれば、それにギターとエフェクターボードをくくりつけて歩けるので、バスに乗ったりするときはちょっと難儀しますが、肩の荷物は軽くなるのではないでしょうか。
カートを使われている方いらっしゃいますか?
実は、私もカートを結構な頻度で使うのです。
先程申し上げた通り、ギターの時はギグバッグに詰め込んで持っていけますが、どうしてもスティールギターの時はそうは行きません。
スティールギターには、ギグバッグというものが存在しませんので、どうしてもハードケースに入れる必要があります。特にペダルスティールギターは重くて嵩張るハードケースに入れて持ち運ぶしかないので、カートは必需品です。
私のカントリーミュージックの師匠のような人は、ホームセンターで売っているような簡易なカートに30キロ以上あるペダルスティールギターを載せて持って歩いておりますが、カートもなかなか年季が入っていて、楽器のケースと同じぐらいカッコ良く見えます。
私自身は、スティールギターでライブをするような機会には恵まれておりませんので、それほどペダルスティールギターを持ち歩くことはないのですが、ペダルスティールギターのメンテナンスの為に工場に持って行く時の為にカートを使っております。そのカートには「Magna Cart」と、おそらくその商品名が書かれているのですが、この「Magna Cart」というネーミング、おそらくマグナカルタ(Magna Carta)からとっているのでしょうね。なかなか洒落が効いた方が名付けているなぁと感心しております。
この「Magna Cart」がめちゃくちゃ重宝する。ホームセンターで売っているものよりも値段が張るだけあります。30キロぐらいのアンプだってこれ一台で運ぶことができます。ペダルスティールギタープレーヤーのマストアイテムでしょう。
今日、昼にリサイクルショップに用があり、立ち寄りましたら、丁度店のものを表に運び出している最中だったのですが、冷蔵庫やら洗濯機やらをこの「Magna Cart」を使って運び出しておりました。「Magna Cart」は楽器運搬以外にも使われている信頼のブランドなんですね。
ちょっと、薄っぺらい商品紹介のようになってしまいましたが、今日はカートについての話でした。