CAFE Carlyle、憧れの響である。
ウディ・アレンの映画"A Rainy Day in New York"をご覧になった方は、映画の中でこのカフェ・カーライルが印象的に登場したのを覚えていらっしゃるかもしれない。私はニューヨークに行ったことがないので何にも知らないのだけれど、アールデコ建築の高級ホテル「The Carlyle」に何とも言えない憧れを感じている。
高級すぎて、泊まってみたいとか、行ってみたいとか、そういう憧れではなくて、もっとミーハーな気持ちの憧れであ
Bill Evansと言えばピアノトリオの名作が多数あるジャズピアニストである。若い頃にはマイルス・デイヴィスのバンドでピアノを弾いたりもしていたのでジャズの愛好家で彼の録音を聴いたことがないという方のほうが珍しいかもしれない。
私自身もビル・エヴァンスという名前を聞くと、何か特別な思いすらする。彼のピアノの録音を初めて聴いたのは高校時代だっただろうか。おそらくワルツフォーデビーで、一曲目の「My Foolish Heart」のテーマを聴いただけで何か大切な宝石のようなもの
今日、帰り道にレコード屋に寄ってJohn Coltrane and Johnny Hartmanのレコードを買った。言わずと知れた、ジャズの名盤である。
しかし、このアルバムを素直にジャズの名盤と呼んでいいのだろうか。当代きっての前衛ジャズの旗手たちが集まり、しっとりとしたバラードを奏でる。それも、ジョニーハートマンの歌伴として。
リリースされた当時のジャズファンはどう思ったのだろう。きっとおったまげたに違いない。そして、このメンバーでこのようなアルバムは許せない!!と憤
Red Garlandというピアニストの名前を知ったのは今から二十数年前、まだ私が大学1年生の頃だったと思う。ジャズ研の部員だった私は同級生の部員にCDを一枚かした。それは、高校生の頃に購入したジャズのアルバムだったのだけれど、自分自身もよく聴いていたわりに、そのピアニストが何者なのかはよく知らなかった。
Alfa Jazzというおそらく日本のレーベルが企画しリリースしていたRed Garlandのライブ盤だった。スタンダード曲ばかりをピアノトリオで演奏したアルバムだった。