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Johnny Winterのあのサウンドが!

私はカントリーミュージックが好きで、いつもカントリーミュージックについてばかり書いているのだけれど、時々は違うことも書こうかと思い今日はJohnny Winterの機材について書こうかと思います。
とは言っても、機材紹介というよりも、どちらかというと私なりのJohnny Winterへの憧れについて書こうかと思います。

Johnny Winterというギタリストを知ったのは、私が中学2年生のころだったかと思います。エレキギターを始めたばかりの私は、中学の寮の先輩に色々なギタリストを教えてもらい、その中でコピーできるものは頑張ってコピーしようとしていました。

しかし、スーパーギタリストのフレーズはコピーしようにもコピーできるものではありません。当たり前ですが、ギターを初めて弾くようになって半年で、プロのギタリストのソロなんかをコピーするのは無理です。それは今でも無理なことは無理なのですが、中学生の頃はクラプトンなんかをコピーしようともがいておりました。

そのようなタイミングで、高校3年生の先輩に教わったのがジョニー・ウィンターでした。初めは”Second Winter”というアルバムだったかと思います。その中に入っているJohnny B Goodeを聴かせてもらいました。それまで聴いていたビートルズなんかとは全然違った音楽に驚いたのを覚えています。

ジョニー・ウィンターはまさにロックンロールそのもので、そこにその頃聴き始めたブルースの要素が強く入っていて、それでいて聴いていて素直にカッコよく、この音楽はなんなんだろうと感じたのを覚えています。

そのアルバムと、Stevie Ray Vaughanのアルバムを聴いた日から、ソロのコピーはとりあえず諦めました。逆立ちしても絶対にコピーできないオーラがそれらのアルバムにはありました。いまだに、ジョニー・ウィンターのギターソロはコピーしようとしたことも楽譜を見たこともありません。本当は弾けるようになりたいのだけれど。

そして、その時聴いたジョニー・ウィンターのCDで彼がかき鳴らしているギターの音にも驚きました。歪んでいるギターソロというものをじっくり聴いたことがなかったためですが、ディストーションとはこのように使うのだというお手本のようなものがそのアルバムには入っておりました。

それから約30年が経ち、私は今日44歳になりました。44歳になった今も彼のアルバムを聴いております。

彼のギターサウンドの特徴の一つに、フェイザーをかけたサウンドというのがあります。特に60年代終わりから80年代までのライブ版を聴いていると、随分ギターサウンドがシュワシュワなっているのがわかります。

物の本によると、MXRのPhase 90を使っているだとか、その後にはBossのChorusを使っているとか色々と書いてありますが、そりゃJohnny Winterが使えばそれらの機材を使ってああいう音が出せるかもしれませんが、なかなか再現できないものです。

私自身も、彼のコピーをしようとしたことはほとんどありませんが、彼のようなサウンドを出したいと常日頃考えておりました。そしたら、店のスタッフが教えてくれたのです。あれはMusic Manのアンプにビルトインされているフェイザーの音ではないだろうかと。そして80年代のあの歪みもMusic Manのアンプの歪みであるのだということを。

もちろん、60年代や70年代中盤まではMusic Manなんかはありませんから、Fenderのアンプやらマーシャルのアンプなんかを使っていたのでしょうけれど、80年代以降はこのMusic ManにHondoのLazerをプラグインして鳴らしているようです。

ミーハーな私は、HondoのLazerも所有しております。これは5年ほど前に中古で手に入れたのですが、小型軽量なことから気に入ってしまい、バンドの練習の際にもメインで使っておりました。そのあと、もう一台HondoのLazerを手に入れ、トラブルがなければ家ではテレキャスターとLazerばかりを弾いています。

そして、この度ついにMusic Manのアンプも手に入れました。丁度店の試奏用のアンプの調子が悪かったので、それを言い訳にMusic Manのフェイザー付きのアンプを買いました。今日早速店に持ってきて、設置しました。本当は自宅に置いておきたいところなのですが、あくまでも私用ではなく備品で購入したものなので店で使います。

早速、Lazerをプラグインして鳴らしてみました。

ああ、あのJohnny Winterの音が出る!!
あのシュワンシュワンして、歪んだあの音が出ます。

カントリーを弾いているときはほとんどアンプを歪ませることはないのですが、このアンプならクリーンも歪みも出せ流ので重宝します。ゲインボリュームを5ぐらいにセッティングして、ギターのボリュームを上げると歪み、ギターのボリュームを絞るとクリーンが出せ、かつフットスイッチでフェイザーのオン・オフもできて、便利なアンプです。

案外、フェンダーのようなクリーンも出せなくはないというところに、さすがレオ・フェンダーの設立したMusic Manブランドらしさが垣間見れます。今まで、アンプはPeaveyかFenderの古いアンプと心に決めていたのですが、世の中にこんな名作アンプがまだ存在していたとは。

Johnny Winterのサウンドを追い求めている方、ファイヤーバードも必需品ですが、Music Manのアンプも一台は持っていて損はありません。

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