「余裕のなさから一方的に連絡を絶ったシングルファーザー」
いらっしゃいませ。バーテンダーのtakumiです。
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本日はコトバー・サウダーデの第121夜をお届けいたします(→この企画のコンセプトはコチラの記事にて)
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本日の質問はコチラ。
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まずは「仕事が忙しくて~」の記事をご覧いただき、ありがとうございました。
婚約まで話が進んで音信不通になってしまったということで、悲しくて悔しくして言いようもない想いが募っていることと思います。
小学生の子供をふたり抱えるシングルファーザーで仕事に家事に忙殺されている事情はもちろん理解できますが、実家にまでご挨拶に行って籍を入れる話までしておいて、いくら忙しいといっても突然音信不通になるという彼の行為は非常納得のいかないものですよね。
もし金銭的にあなたが彼を援助していたことがあるようであれば結婚詐欺すら疑うレベルです。
そうでなくとも10月に籍を入れようという話があって音信不通ということですから、少なくとも半年以上連絡が取れない状況ということですよね。結婚の話が出ているくらいだからLINE以外にも住所や電話番号などお互いの個人情報を交換しているはず。そう考えるとそこから一切連絡がない時点で最後に彼から連絡が来た時にはすでに「もう関係を終わらせよう」という意思があったのだろうと推察してしまいます。
さて、ご覧いただいた「仕事が忙しく~」の記事でも書いたことになりますが、僕は基本的に「忙しい」を理由に恋人や家族を大切にできない人はその先もずっと大切にできないと考えています。
たしかに忙殺されて時間がとれないこともありますし、恋人や家族がどれくらいその人との時間をとりたいと考えているかによる部分もあるでしょう。
しかしそこをうまくやりくりしてバランスがとれないのであれば、少なくとも今回の場合、質問者さんとの間には適切な関係を築くのは難しかったということです。
そう考えると籍を入れる前に彼が限界をむかえた(?)こと、そしてそのことにあなたがいち早く気づいて忘れようとしたことは不幸中の幸いであると言えるかもしれません。
おっしゃるとおり、そんな忙しくて余裕がないのであれば彼女など作るべきではなかったでしょう。しかし一時期的にでも関係を深められたということは、その忙しさや余裕のなさというのは彼からすると「付き合ってみないとわからないものだった」のではないでしょうか？
僕は決して「彼のことを許してあげろ」というつもりはありません。
あなたの話を聞いている限り、彼の関係の終わらせ方はあまりにも不義理だし許しがたいものです。
だから彼のことを許したりする必要はないと思いますが、そこを責めたところで返ってくるものはありません。
彼が今後どんな人生を歩むのか、また同じことを繰り返すのか、それとも他の人とちゃっかり幸せになっているのか、はたまた誰とも付き合わずに独りで生きていくのか。どんな結果であってもあなたの幸せにとってもはや彼の人生は無関係なものになっているのです。
大切なのは今回の経験から、あなた自身が次に誰かと付き合うときに相手があなたとの時間をどのように考えてくれているかよく見極めること。そして逆に自分自身がどんな状況におちいったとしても相手のために「忙しい」を言い訳にしないようにすること。
今回は多少特殊なケースではあったと思いますが、この先出会った人との間にも「忙しさ」や「余裕のなさ」が立ちはだかることはあるかもしれません。
そんなときに自分はどういうスタンスでいるのか、相手はどんなスタンスをとるのか、そしてお互いにそのスタンスを受け入れられるのかを早い段階でハッキリさせておくことが「忙しさ」に振り回されない恋愛をするためには重要になるんじゃないかなと思うのです。
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それでは本日もご来店まことにありがとうございました。
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takumi
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