「BARで美味しいお酒を飲んでほしい」プロレスBARのマスターがBARとは何か?を解説します。
プロレスBARカウント2.99のマスターがご紹介する
#プロレスバーテンダーが教えるBARのルール
今回は「BARとは何?」をお送りいたします。
当たり前の話ですが、それぞれのBARがあり、それぞれのバーテンダーがいらっしゃいます。これから語っていくのは、バーテンダー歴12年の私が感じたことや現時点で考えていることになります(あくまで個人的な見解)。比較事例として他業種・他店を出すことがありますが、決して批判しているわけではないので、そのあたりをご理解の上で読み進めていただけるとありがたいです。
そもそもBARとは?
Wikipediaによると...
バー(英:bar)とは酒の味を楽しむことを目的とした、最低限の接客をしているだけの酒場、飲酒店のことである。イギリスではこのスタイルの酒場をパブと称する。類似呼称にパブがある。日本で正しく「バー」の看板を掲げる場合は、カウンターでバーテンダーなどによるカクテルや水割りなど幅広い酒類を提供する店舗であること。最低限しか接客がなく純粋に酒の愉しみを提供する目的の酒場であることから深夜営業が認められている。酒類を提供しつつ接待などのサービスや娯楽を供する店にも「バー」を名称に用いる場合が散見されるが、日本の風俗営業法では接待や接客がある場合は正統なバーではないとみなされ原則として夜0時以降の営業は認められない。
私なりに説明するのであれば、BARとは「お酒に特化したお店」「お酒が美味しいお店」でしょうか。色々なタイプのBARがありますが、「BAR」を名乗る以上は「お酒」については最低限の腕とこだわりを持っていてほしい、と私は思っています。
居酒屋とBARの違い
一概には言えませんが、例えば…
(居酒屋)
「フード(おつまみ)が前提にあって、そこに合うお酒を合わせる」イメージ。
ビールや日本酒をはじめ、そのまま飲めるお酒が中心。カクテルを置くお店もあるが作りやすいもの(簡易的なカクテル)が多い。
(BAR)
「お酒が前提にあって、そこにフード(おつまみ)を合わせる」イメージ。
BARはやはりカクテルが王道、バーテンダーの作り方によって種類は無限大。お酒への造詣が深く、美味しいお酒・美味しい飲み方を追求。
最近では、創作居酒屋などお酒も美味しい居酒屋さんも増えていますが「フードがメインなのか?」「お酒がメインなのか?」で、お店を選んでみるのもよいのかもしれません。(BARのフードやおつまみもこだわりがあって美味しいのですが、それはまた別の機会に。)
テーブルチャージとは?BARの料金体系は?
簡単に言えば「場所代、お席代」となりますが、私はお店の装飾や雰囲気もチャージ要素に含まれると考えています。視点を変えると「お店のこだわり料金・サービス料金」とも言えます。
中には、ノーチャージのお店もありますが、それはそれでそのお店の方針。気軽に入りやすいお店として「ノーチャージ」にする。その選択肢も「こだわり」だと解釈できます。
立ち飲みの場合は?となりますが、そこはそのお店それぞれのさじ加減でしょう。ちなみに、海外でもさまざまな形態があります。スタンディングならノーチャージのお店もあれば、席料をとるお店もあります。テーブルチャージの概念がない国もありますが、その場合はチップ制やサービス税が加算されます。ですので、BARというものは、ドリンクやフード以外にも料金が発生すると考えた方が妥当だと思います。
こだわり(チャージ料金)を明確にすることによってできるもの。
それは、そのお店の「敷居」に繋がります。
例えば、ホテルのBAR。
チャージは2000円ぐらいします。
チャージが高いお店ほどお客様に品位が求められます(ドレスコードもしかり)。
もちろん、チャージ相応のサービスはあることでしょう。
それを高いと思うか?
妥当と思うか?
安いと思うか?
お店側とお客様側の価値が一致すること。
結果、一定レベルの客質が保たれる(不特定多数の入場を制限)ことができるのです。
私は、普通のBARであれば「テーブルチャージ500円は標準」だと考えます。
・テーブルチャージ(500円)→場所代、お席代
・ドリンク、フード(700〜800円)→その料金の価値に値するもの
これがBARの料金体系になります。
ちなみに、そこに接客が伴うのか?
ここで先ほどご紹介したWikipedia。
日本で正しく「バー」の看板を掲げる場合は、カウンターでバーテンダーなどによるカクテルや水割りなど幅広い酒類を提供する店舗であること。最低限しか接客がなく純粋に酒の愉しみを提供する目的の酒場であることから深夜営業が認められている。
そう、接客は最低限なのです。とはいえ、接客レベルはお店それぞれ。「接客をチャージ料金やドリンク代の一部」として、料金に転化するお店もあるでしょう。そのあたりはお店の雰囲気を見て判断しましょう。
お店の雰囲気を楽しんでいただき、ドリンクやフードを楽しんでいただく。これが最初のステップです。
ちなみに、もっとBARを楽しみたい場合は、どうすればいいのか?この辺りは「飲み上級者編」で触れてみたいと思います。
「プロレスBARカウント2.99」の魅力
最後に、当店の魅力を紹介させてください。
まずは、動画。
2021年3月17日、コロナ禍に蝶野正洋選手のYouTubeに出演させていただきました!(40分ぐらいから)
お店の雰囲気はこちらでつかめるかと思います。興味のある方は蝶野選手と私のトークを引き続きお楽しみください。
まとめていきますと…
①プロレス全開のお店!
プロレスを楽しむ!観る!語る!お店。
マスターは、プロレスファン歴35年のベテランファン。もちろん今のプロレスもしっかりと追いかけてますし、タイミングがあればプロレス観戦にも出掛けております。お店は、2010年11月から旗揚げし、来店レスラー500人以上、イベント250本以上。GK金沢克彦さんに「プロレスファン西の聖地」と名付けていただいた業界屈指のプロレスBARです。
と聞くと「マニアじゃないと、詳しくないと、またいだらダメですか?」と、よく聞かれますが答えは「NO」。ファン歴は全然関係ありません。「プロレスを好きな気持ち」これだけで充分です。当店のお客様はライトなファンが多いですし、女性のお客様も多いです(ちなみに当店はナンパ禁止)。ですので、気軽にお越しいただいてプロレスを楽しんでいただければと思います。
よかったら当店のサイトを覗いてみてください。
当店サイト→https://home.tsuku2.jp/storeDetail.php?scd=0000060436
②お酒も美味しい!
マスターは元々オーセンティック(本格的な)BARの出身ですので、お酒(カクテル)作りには自信があります。とはいえ、奇をてらうわけではなく、スタンダードなカクテルを提供しております。シェイカーを使うカクテルは最近扱っていませんが、近々復活できればいいなと考えております。
スタンダードなカクテルである「ハイボール」や「ジントニック」は、たくさんのお客様から支持されており、ありがたいことに「299で飲んだら他では飲めない」とおっしゃっていただけます。(「生ビール」も人気です。コロナ禍でビールサーバーを外していましたが、最近ついに復活しました。)
当店のBARのドリンク代は、平均800円。
高いと感じられる方もいらっしゃると思いますが、是非味わっていただきたいです。
ということで、
・プロレスに特化している
・お酒、カクテルがかなり美味い
これが当店のストロングポイントです。
結果、自宅では体験できない場所を提供すること、それが「外食の価値」「外飲みの価値」ではないかと。特にここからの数年は「外食は特別なもの」になる可能性があります。安くて美味しくない居酒屋の390円ジントニック( このレベルは家でも作れます) or これが本物!ガチで美味しい800円ジントニック。どちらを飲みたいですか?
また別の機会で触れますが、スーパーやコンビニでもハイボールをはじめ、缶のお酒が流行っています。ハッキリ言いますが、これは「別物」です。こういう味だ、これは飲めない、と思われるのはものすごく悲しいです。できれば、BARのカクテルを飲んで欲しい。手軽にご自宅でお酒が楽しめる時代ではありますが、本物の味を是非知っていただきたい。これは世のバーテンダーの願いではないでしょうか?
ちなみに、お酒弱い方や苦手な方は「薄めで!」と遠慮なく言ってください。薄めお酒でもに挑戦しようとする姿は恥ずかしいことでありませんし、バーテンダーは頑張ってくれるはずですよ。
皆様がBARの扉を開けてくれることをお待ちしております。
(お店情報)
プロレスBARカウント2.99
大阪市中央区千日前1-7-7 サンプラザビル3階
06-6213-2998
平日→18:30〜24:00
土日祝→16:00〜24:00
*定休日→毎週火曜、隔週月曜
最新情報は当店Twitterにてご確認ください。
→ https://twitter.com/count299/
オフィシャルサイト
→ https://tsuku2.jp/count299
プロレスBARカウント2.99
マスターコウジ
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