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こんにちは。心理カウンセラーのオギーです。
今日のテーマは自分の本音について。
例えば、あなたはこのような状況で自分の意思を伝えていますか?
パートナーと口論になり
「私(僕)は今のあなたの言葉が嫌だった!傷ついた!こう思うんだけど」
とか。
会社の会議でみんなと自分の意見が違うとき
「その案はこんな懸念があります。だから私(僕)はこうした方がいいと思います」
など。誰でも一度は経験があるかと思いますが
しっかりそれを伝えることができていますか?

そういっている僕はというと、こういうことを避けてきた人です。
本音を伝えるのがすごく怖いんです。
でも最近、その重要性と自分の勘違いだったことを今日のネタにしました。

お風呂で大号泣した僕

僕はお風呂で一人、号泣しました。奥さんは幸いにも寝ていたのでばれませんでしたが。
あることがきっかけで、なぜ自分は本音を伝えることにこんなに抵抗があるのか考えていました。
過去を振り返ってみたとき、強烈に苦しかった子供時代を思い出しました。

僕の父は不器用で子供と関わるのが「すごく」と言っていいほど下手くそでした。
小学生のときは「あんなことしたい」「ここに連れて行ってほしい」など
いろんな提案をしましたが、それをまともに実行してもらった記憶がありません。
否定されて終わるか、「まあええわ」で流されるか。
いつしか「本音なんて言ったってちっとも聞いてもらえない。言うだけ無駄」
そう思い込み、中学生になるころには父と心で会話することはなくなりました。

唯一の味方は母でしたが思春期に入ると対立するようになりました。
だんだん大人になるにつれ、自分でやりたいことや少し勝手な行動もし始めます。
そして、そんな僕を見て母はたびたびこう言いました。
「あなたのことが心配だからやめてほしい」
泣いて僕に訴えてくるのです。
あの時の自分の意思は認めてもらえない悲しさと泣かせた罪悪感が強烈に残っています。
「自分の心配ばっか押し付けて、じゃあ僕の気持ちは誰が受け取ってくれるんだよ!」
そんな風に思っていました。
そしていつしか本音は伝えてはいけないものだと認識するようになります。
「本音を言ったら寂しい思いをする」「本音を言ったら相手を傷つける」
僕の中でそうインプットされたのです。

これを読んでいるあなたは「いや、そんなバカな」と思う方も多いと思います。
でも、この強烈な自分にとっての思い出は矛盾だったりトンチンカンだからやっかいなんです。
このような幼いころの強烈な嫌な体験からできた自分だけの思い込みを
これを僕は「芯」と呼んでいます。

これが人には理解できないようなものばかりです。
僕だって他の人の芯を見ると「そんなバカな」と思います。
でも本人にとっては強烈な嫌な思い出なんです。

話がそれましたね。
そんなわけで僕は父と母から「本音は伝えてはいけない」というメッセージを受け取りました。
ダブルパンチだから相当です。
そしてあの嫌だった体験、本当はどうしてほしかったか、どんな気持ちだったかを思い出したら
涙が止まらなかったんです。あの時に戻ったようで、、、

本音を伝えずに生きていくとどうなるか

そして僕はかたくなに本音を隠し続け生きてきました。するとどうなるか。
「あーあ、こいつはわかってねえなー。勝手にやってろ」
「こんなやつ、もう知ーらね」
みたいに他者を批判して放置か、逃げ出すか、頭を使って別の角度からアプローチするか。
そんなことをずっと繰り返してきました。無意識で。
こんなんで人生うまくいくと思います?
で、最後どうなるか。
「あーあ、やっぱりこいつもわかってくれない」
と言いながら
いやいや本音言ってないのにわかるわけないやん。
と自分で書いててけっこう恥ずかしい(笑)

本音を言う事は悪いことじゃない

さあ、恥ずかしくなった僕。これで終わっては成長がありません。
ちゃんと本音を伝えなくてはいけません。
でも、本音を伝えて良いこともあることがわかってきました。
僕が唯一、本音を隠さず言えるところ。どこでしょうか?

このブログです!だって相手が見えないから批判も傷つけることも目の前で見ることないですから。
もしかしたら、不快な思いをさせているかもしれませんが少なくとも僕にはわかりません。
全部、本音で伝えてます。あなたの人生が少しでも好転し
今ハッピーな人はもっとハッピーになれるように。

そして、読者さんから嬉しいコメントがちょくちょくもらえるようになってきました。
これは本当にありがたいことです。普通ブログって相手の反応がわかりませんから。

ということはですよ。
本音を伝えたら相手が喜んだり、その人のためになるってわかり始めたのです。
「本音を言ってもわかってもらえない」→「共感される」
「本音を伝えたら相手を傷つける」→「相手のためになる」
こんなふうに僕の思い込みが少しずつ変わってきたのです。

長くなるので触れませんが実際に言葉に出してみることも始めました。
わかりあったり、自分の意見が通ることも増えてきました。
もちろん、まだ本音を言うのは勇気がいりますけどね。

あなたも僕のように本音を言うのが怖いかもしれません。
でも少しずつでいいから言うようにしましょ。
なかなか本人に伝えられない。
そういうときは自分の気持ちをノートに書きなぐるだけでもいい。
わかってもらえる人だけに聞いてもらうのもいい。
自分の中で消化するのではなく、まずは吐き出してみましょう。

今日は長くなってしまいましたね。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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