私がカウンセリングで大切にしてること
こんにちは。
臨床心理士・公認心理師の塩むすびです。
最近、「この方にとってカウンセリングって何の意味があるんだろう?」って改めて考えることがあります。
私のカウンセリングの場合、
いつも病気や悩みについて話しているわけではなく、
・日々のできごとを話して終わること
・最近の恋愛事情を語って終わること
・愚痴を言い続けて終わること
というのもあったりします。
・・・これを聞いてどのように思われるでしょうか?
一見するとただの雑談ですし、
実際に「今日は雑談になっちゃいましたね〜」
とおっしゃるクライエントの方もいます(笑)
でも、話足りないことがあったかを尋ねてもそれ以上話題が出てくるわけではなく、それはそれですっきりしたお顔をされていたりもするのです。
一見雑談をしにきているように見えても、
カウンセリングを続けたいとおっしゃる方や、
カウンセリングがないと不安定になる方が多いのです。
・・・カウンセリングの意味ってなんでしょうか?
なんだかこの頃カウンセリングの記事を書きながら、
「形式的なことを書いてるなあ自分。」
と思いまして、
もうちょっと肌感覚的なものをお伝えしたいとも思うようになりました。
少し解説をさせていただくと、
一見雑談にみえる会話でも、私の方は実はものすごく
頭をフル回転させていたりもします。
私には、良くも悪くも
「どんなカウンセリングにも意味を持たせたい」
と思ってしまうくせがあります。
なので雑談でも、
さりげなく以前のできごとと今のできごとを比較してもらって変化や成長を感じる機会にしていただいたり、
楽しい話は思い切り一緒に楽しんですっきりする時間にしてもらったり、
愚痴は共感しながら、その方が次のことを考えやすくなるような言葉をはさんだり、
落ち込んでいる時間は口をはさまずただ温かく見守ったり・・・
といったことを意識しています。
これは私個人のやり方で、そうでないカウンセラーもたくさんいらっしゃると思います。
私としては相手の方に、
「特に何をしたというわけでもないけど、気持ちが楽になった」と感じていただきたいなと思っているんです。
こうやって言葉にすると色々意味が出てきちゃうのですが、実際にはそういうはっきりとしたものだけではなくてどちらかといえば、
カウンセラーとクライエントさんとの温かな関係性
の方を一番大切にしているんだと思います。
カウンセリングで何を話すか、何をやるか以上に、
相手の方と心がちゃんと通じ合っていること自体に意味があるんじゃないかと思っています。
そして、一緒に考えたり、気持ちを共有していくことがカウンセリングの大切な時間だと考えています。
成長することや解決することを目指すというよりは、
こうした繋がりそのものを大切にするのが
カウンセリングの特徴なのかもしれません。
カウンセリングが・・・
・安心できる場
・自己肯定感を保つ場
・生きるために必要な心のエネルギーをチャージする場
こうした場所になってほしいなあと思います。
まとまらない文章なのですが、
あえてまとまらないままで失礼いたします。
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