爬虫類を観に行ったら、ハムスターを飼っていた話
みなさん、好きな動物はなんですか。
私は、基本的に虫以外なら大体好きです。
我が家では、レオパードゲッコーという爬虫類を飼っていて、それはもう可愛いのです。
感情表現は、眠い、飯くれ、しかありませんが、それも愛おしささえ感じます。
可愛いが故に、二匹います。
ご飯はかつてはコオロギを飼う必要がありましたが、今はキョーリン様のおかげで、練り餌があります。本当にありがとうございます。
瞼があって、眠るときは目を閉じます。あくびもします。
ちょー可愛い。
色んなモルフ(柄のことです)がいて、今気になるのはジャングルです。
あんまりお家から出てきてくれないこともあるし、夜行性ですが、全然いい。可愛いので。
そして、レオパが好き、爬虫類が好き、という我々、エキゾチックアニマルの即売会に行くことにいたしました。
そこには、レオパはもちろん、他の爬虫類やフクロウやらなんやら、犬猫以外のニッチな動物がたくさん。まあ全部可愛い。
かっこいいモルフと思ったら、30万のレオパとかもいた。ンンンン、ガチ。
大きくなったら欲しい。
ツンツルテンな生き物が多い中、そこで出会ったのは、ふわふわの生き物。
キンクマハムスターです。
一匹500円。もう一ヶ月若いと600円。
30万の生き物を見た私の頭は、とち狂っていた。
小さい命。
ふわふわの命。
可愛い命。
……一緒に暮らしてみたい!
ふわふわの哺乳類と暮らしてみたい!
そう思った私は夫に直訴、売り子のお姉さんと話して、ちょうどいいサイズのケージを教えてもらう。
そして、夫の二匹いた方が可愛くない?の一言をお姉さんに伝え、そうですね〜って言ってもらう。いいか、まず言っておく、このお姉さん、ここでやばいことを言っている。ここで読むのをやめる人のためにも言う。
キンクマは絶対に、同じケージで二匹飼ってはいけない。
殺し合うので。
レオパの雄もそうだけど、縄張り意識の強い生き物、絶対一緒に飼うのだめ。殺し合うので。
でもね、このお姉さんね、今思うとほんと怒りを覚えるので、この記事を読んでいて欲しいんですけど、明らかに狭いケージを伝えた上に、それで多頭飼いできるよって言ったの。
あのさ、ほんとさ、あのさ、足元見られたなって思うんですよ。絶対まともな業者じゃなかった。
毎日タンスの角に小指ぶつけてね。お願いだから。
良い子の皆さんは真似しないで欲しいんですけど、命を衝動買いするのはね、良くないんですよ。ちゃんと調べてから飼ってね。大変なこととか色々あるから。もちろん色々背負う覚悟で買いましたけど、絶対調べてからの方がいいから。その後ちゃんと対処してるのでそれはこの後書くけど。
まあとりあえず、お姉さんへの怒りは置いといて、命を感じながらハムを運び、近くのペットショップで床材や餌や回し車やお家を購入。餌はキョーリンのひかりハムハム。私はキョーリン様を信仰しているので。実際に現在も美味しく食べてくれています。
そうして始まったハムたちの二人暮らし。
……秒で終わりました。
もうね、おうちに帰った頃には気づき始めたんです。
お家帰ってハムについて調べ始めて、まず知る。
数ヶ月で縄張り意識が強くなり、喧嘩になるという。
……当日中に軽い喧嘩が始まりました。
めでたく別居です。
二匹いるの可愛かったんですけどね……。
一瞬の煌めきでした。
あと、大きい個体で150gになるのに、提示されたケージ小さすぎる。
回し車も小さかった。
結局全て一新して、二匹別居生活。
結局1万くらいの贅沢ケージへ。ちなみに、その時買った木のお家は、のちに二匹ともおしっこでベチャベチャにして新しいものを買わされる。散々である。
あと、ツイッターやYouTubeで知らなかったことが見えてくる。
こいつら、うるせえ。
ガジガジしないために金網じゃなくて水槽系で、前開き型のケージなのに、隙間を見つけてガジガジガジガジ。ご飯をあげた後もガジガジガジガジ。
なんなん?????????
一番可愛いのは、寝起きと手から飯を食う時。
静かな時は可愛い。
いや、可愛いのよ。
でも、もうサイズが小さい命じゃないけど。まあまあでけえ。
ふわふわだし。
撫でるとちょっと逃げ腰だけど。
いや、正しく言えば、片方は逃げ腰で、片方は手乗りする。
私と夫で手分けして世話をしているが、夫の方の子が手乗りするんだ……どうして……。
まあそういう生き物だと思うことにする。
観賞用。
あと、一ヶ月で大掃除をするが、その直前がめっちゃ獣臭い。
大掃除前と後で全然違う。
とりあえず、この子たちが死んでしまったら、ハムスターを飼うかって言ったら、多分飼わない。命が短くて寂しいし、あと、うるさい。
リビング以外で飼うならいいかなって思うけど、頭の真上からどったんばったんしてるのは、なかなかに、なかなかですよ。
でもね、これだけ書いておいて、この子達のことは、憎らしいけれど、愛してはいる。
ちゃんと本も読んで、調べ上げて世話をしている。
二冊買って、夫と二人して熟読している。毎日異変がないかも見ている。
ふわふわに癒されている。
夜寝れない時に、走るのを見たり、ちょっと寄ってきたりするのが可愛かったりする。
せっかくうちに来てくれた子だから、大切に大切に、天寿を全うさせたい。
憎らしくてかわいい我が子たちの話である。
最期までうちの子は指を噛もうとするだろうし、撫でようとしてもちょっと逃げ腰だろうけれど、できる限り長く生きたらいいね。
できるだけケージは噛まないでね。マジで。
健やかに生き永らえて欲しいな、と思いながら、日々トイレに駆け込む音や、暴れ回る音を聞いています。
最後に可愛い子を載せて終わります。
ちなみにレオパもめちゃめちゃ可愛いので、爬虫類苦手じゃない方は、検索してみてね。よかったらしっかり調べて飼ったりもしてみてね。
でも、うるさくても可愛いから、それを許容できれば、ハムも是非飼ってみてね。
小さいもふの居る生活が人生に一度あって、良かったなって思ってます。
次はもうちょっと大きいもふと暮らしたい。犬とか。