挑戦することの勇気ときっかけをくれた人
これまで、恐らく人並みには、いろんな事に挑戦してきました。
ただ、そこに”勇気”を持って挑戦してきたかというと、ちょっと違うような気がしていて。
学生の頃は勇気なんてなくても、やりたいことの思いが先行して、挑戦していくことがほとんどでした。
つまりは何も考えずに、行動!というような感じなのかな。
猪突猛進。でしたね。
最近、新たに挑戦したい事が出来たのですが、なかなかにも一歩が踏み出せず、今までとは全く違う感覚に陥っていて、ちょっとしっくりこない自分がいました。
きっと歳を重ねて、社会経験をして、沢山の情報や知識が増えて、余計ではないけれど、いろんな事が頭の中で交差して考える事が多くなったからかもしれません。
それでも覚悟を持って、勇気を持って、挑戦してみようと決めた時に、”勇気”を持つことの意味を感じたんです。
本当はこんな事がしたいと思いながらも、全く違うことをしていたり。
先のことを考えずに、ただただ依頼される仕事を引き受けて、変わりのない日々を過ごしたり。
特にコロナになってからは、より一層そんな思いを抱えながら過ごしていました。
やる気に満ち溢れ、なんでも挑戦してきた自分は一体どこへ消えたのだろうと、自分でも自分が不安になるほどに。
大学を卒業してから、どこかに就職するでもなく、そもそもダンサーになるのが夢だったので、就職するという考えはどこにもなかったんです。
けれども結果、オーディションを受けては落ち、しまいにはダンスを仕事にするということが自分にとって合わないのではないかと思うようになってしまいました。
踊ることは好きだから、踊りを嫌いになりたくなくて、ダンスは趣味として愛していこうと決めてから、今の舞台制作という世界に入り込みました。
その選択が私に合っていたのか、気がつけば7年も舞台制作を続けています。
この7年間の内でも挑戦することもいくつかありました。その反面、諦めることもありました。
それでもやりたいことはやってきたつもりです。
そして今、ただただ変わりのない毎日を過ごすレールから抜け出したくて、新しい環境に飛び込んでみたくて、その方向へと舵をとり始めました。
それはフリーランスではなく、組織に所属するという方向へと。
組織に所属することを避けてきた私にとっては、かなりの挑戦です。
経験したことのない就活を、31歳になって経験しています。笑
“勇気”を持って挑戦する。
それは、この後から始まります。
実は、就職へと舵をとった私ですが、一番希望していた企業に入る事が叶わずだったんです。
適性検査や2度の面接、全てにおいて緊張していたし、受かりたい気持ちが膨らんで、その分もの凄く能力と体力を使いました。
その反面、落ちた時の悲しさと悔しさは大きかったです。
ただ、少しホッとした自分もいた事に驚きました。
フリーランスから抜け出して、企業に入って挑戦したかったはずなのに、へこんだ次には「やりたいことができる!」なんて思っちゃったんです。
企業に入りたい一心で全くそんなこと考えてもいなかったし、もう既に諦めていたことでもあったので、また”やりたいこと”が出てくるなんて思いもしませんでした。
なので、どうしてもすぐには次の就職先を探したり決めたりすることが出来ず、モヤモヤした日が続きました。
“やりたいこと”を諦めて、就職しようと決めたはずなのに、その”やりたいこと”が諦める前よりも大きくなっていました。
一番入りたかったところに落ちてしまったのなら、”やりたいこと”をやれないまま就活するんではなく、”やりたいこと”をやりきってから就活したらいんじゃないかと。
そんな単純なことを考えたら、急に肩の荷が降りたような、抱え込んでいたモヤモヤから解放されたような気がしたんです。今まで忘れていた思い立ったら行動する自分が蘇ったような嬉しさも。
それと同時に、覚悟を持って、勇気を持って挑もうと。
”やりたいこと”をノートに書き出して、何が今自分に出来るのか、いつ実現できるのかを整理したら、いろんな理由をつけて諦めていた事がやれるんじゃないかと思えたんです。
就職する前に私が一番やりたいことはたった一つで、だからこそやろうと、やってみようと勇気を持って挑戦する覚悟ができました。
これまでやりたい気持ちを見てみぬふりをしてきた事がなかったからこそ、今回の就活で一社落ちた時に、自分が思っている以上にやりたい事があったんだと気づけました。
なんでも頭で考えて結論をつけるんではなくて、小さなことでもいいから一歩踏み出せば、新たな気付きや変化が生まれるんじゃないだろうか。
“夢”とか”やりたいこと”って、誰しも一度は考えたことはあるのかなと思うけれど、それが叶うかどうか、叶えられるかどうかはまた別で、”夢”や”やりたいこと”があるだけで素敵なことだと思うんです。
コロナになってから、身近だった人と遠縁になったり、叶えたかった夢ややりたいことを「どうせすぐには出来ない」と理由をつけて考えないようにしたり。
時には、コロナの大変な中でも諦めず夢を追いかけ、叶えている友人すらに嫉妬することも。
嫉妬したとこで何のメリットにもならないし、むしろ自分を傷つけるだけの感情でしかなくて、自分がやりきれていない事に腹立たしくなりました。
でもそれは、自分が勝手に夢ややりたいことから目を背けていたからで、その夢とやりたいことと向き合う勇気もなかったから。
再びその”夢”と”やりたいこと”を考えられるようになったのは、YouTubeやnoteでも発信されているnaoさんを見つけて(出会って)からでした。
(リンク付け失礼します)
同い年ということもあり、留学、ダンス、猫、など共通点もあり、勝手に親近感を抱いてるんですが、naoさんの考え方や垣間見れるラフさがとても好きなんです。
naoさんの言葉には温もりがあって、熱血!みたいなパワフルなものではないけれど、そこには確かに強い思いがあって、本当にどん底に落っこちていた私はnaoさんの言葉と温かい動画にもの凄く助けられました。
(いつかご本人に直接届けたいな・・・)
naoさんへの思いは尽きないので、この辺に留めますが。笑
挑戦することへの勇気が湧くのって、こういったきっかけがあってなんじゃないかなと思えたんです。あるいは、タイミング。
誰しもが必ずしも夢を叶えられるとは限らないし、叶えたくても叶わない状況にあるかもしれない。
私も今は厳しいかもしれないけど、いつかは叶えたい夢ややりたいことはまだまだ沢山あります。それがおばあちゃんになったとしても、生きているうちはやれるだけのことをやりたい。経験したいと思うんです。
叶える、叶えないが全てではないから、”夢”や”やりたいこと”に目を背け、蓋をして、誰かに嫉妬したりするくらいなら、いつかできることを信じて、そのきっかけやタイミングを待ってみたらいいのかな。
少なくとも、31歳の今の私はそう思う。