"Four to the Floor" - Starsailor; 単調な人生の尊さ【和訳】
友達からStarsailorというバンドを教えてもらった。
「Four to the Floor」という曲を聴いて、とてもきれいで素敵な曲だったのですぐに他の曲も聴いてみた。
しばらく筋トレ中や散歩中のおともにYouTubeのプレイリストで流していて、すっかりお気に入りになった。
という話をTwitterでつぶやいたら、大学時代に仲良くしてくれていたUKロック好きの別のお友達が反応してくれた。ベストアルバムを持っているとのこと。
Starsailorがイギリスのバンドだと知って、もしかしたら彼女も知ってるかな、と思っていたので「さすが!」とつい声に出てしまった。なんだか気持ちが通じたようで嬉しい。
大学のイギリス文化ゼミで仲良くなった彼女。わたしが当時聴いていたマイナーなイギリスのバンドの名前を出すと、彼女もことごとく知っていたので、驚くとともにとても嬉しかったことを憶えている。
一緒にMUSEのライブに行ったり卒業後もサマソニで会ったりして、大切な思い出がたくさん。
そんな彼女とまたこの新たに知ったバンドを通して繋がれたことも嬉しかった。
新たに知ったと言いつつも、随分前の曲。その友達曰くサマソニで来日したこともあるようだけど、それも2003年。遠い昔だ。
最近は曲のリリースはなさそうだけど、ライブ映像などは近年のものが出てくるので、まだまだ活動していそうな感じ。
どの曲も美しくてエモーショナルで素敵だけど、やはり最初に教えてもらったこの「Four to the Floor」が一番お気に入りかもしれない。
聴けば聴くほど歌詞の内容が気になるので、和訳してみた。
Four to the Floor
With hand on heart you right from the start
You taught me to take my part
No cross to bear, no reason to care, my life was all up in air
胸に手を当ててみると 最初から君は正しかった
君は僕に役割を担うことを教えてくれた
耐える試練もなく 気にかける理由もなかった僕の人生は
すっかり宙に浮いていた
Four to the floor, I was sure, never seeing clear
I could have it all, whenever you are near
平穏な人生 僕は確信していた はっきりと見えないのに
君がそばにいるときはいつも すべてを手にすることができた
The iron hand did not understand the plight of the common man
冷酷な支配者は庶民の状況を理解していなかった
Four to the floor I was sure, never seeing clear
I could have it all whenever you are near
平穏な人生を確信していた はっきりと見えないのに
君がそばにいるときはいつでも すべてを手にすることができた
Four to the floor I was sure, that you would be my girl
We'd rent a little world, have a little girl
僕は確信していた 君が僕のものになることを
小さな家を借りて 小さな女の子がいる暮らしを
Four to the floor I was sure, never seeing clear
I could have it all if only you were here
平穏な人生を確信していた はっきり見えないのに
君がここにいれば 僕はすべてを手にできたのに
Four to the floor I was sure that you would be my girl
We'd rent a little world, have a little girl
僕は確信していた 君が僕のものになることを
小さな家を借りて 小さな女の子がいる暮らしを
Four to the floor I was sure never seeing clear
I could have it all whenever you are near
平穏な暮らしを確信していた はっきり見えないのに
君がそばにいるときはいつでも
僕はすべてを手にすることができた
©️2003 Starsailor
難しかった……
まずタイトルからしてわからなかった。
four to the floor、調べたら、音楽でいう4分の4拍子のこと。
(four on the floorとも言うらしい)
4分の4拍子、単調なリズム、転じて「規則正しい」「平凡な」という意味かと。
そして歌詞1行目から躓く。
単語自体はそんなに難しくないのだ。ただ、シンプルすぎていろんな解釈ができるので、何について歌った歌詞なのかがわからない。
特に2番の歌詞……急に支配者とか庶民とか出てきて「???」となってしまった。何かの比喩なのか。支配者・権力者によって平凡な生活を奪われて大切な人と引き離されてしまった人々の歌なのだろうか。
ただ、失ってから気付く大切な存在とか、後悔とか、そういうものがテーマだろうということは解った。
たまにあるよね。全部が比喩表現みたいになっている歌詞。
翻訳ソフトにかけても意味の通る訳が出てこない。単語1個ずつ調べてみたり、熟語になっていないか調べてみたりして、想像力が試されるタイプの歌詞だった。(そして想像力がないのでGoogle先生にだいぶ助けてもらった)
SimplePlanの和訳を連続でやってきて、わたし結構いけるじゃん!と思っていたけれど、あれは随分分かりやすい英語だったんだなぁ。精進します。