勝手決算:UZABASE/意識の権化newspicks運営会社の決算状況とは!
こんばんは。
今日はnewspicks運営会社のUZABASEのIR資料を見ていこうと思います。
まず見てもらえればわかりますが、「デザインが圧倒的にイケてる」のです。snowpeakもカッコいいですが、UZABASEもなかなかイケてる決算説明資料になっており、投資家、株主としっかりコミュニケーションを取っていこうという意思を感じます。すごい好感もてます。
20Q1の決算です。
サービスとしては
①SPEEDA 企業情報をBtoBで提供するプラットフォームの運営
②FORCAS BtoBマーケプラットフォーム。ABM(アカウントベースのマネジメント:結構広告会社では普通ですが、他事業会社は違うですかね)
③INITIAL SU(スタートアップ)の事業内容、資金調達状況を記事化しているメディア
④NEWS PICKS 意識高い人が読むで有名なオリジナルコンテンツ、動画のプラットフォーム
⑤QUARTZ WW向けの経済ニュースメディア
上記の5つ運営しているようです。
業績のハイライトはQ1は「まあまあ」だったような感じでしょうか。売りに関しては四半期等分だとするとややビハインドで、EBITDA(いーびっとでぃえー:減価償却前、税引き前、金利支払い前、とにかくまだ色々な数字を調整する前の大まかな会社の稼ぐ力の指標)は計画比では+の-4000万円。
そんなことより、うちの重要指標はARRだよ!ということのようです。ARRって聞きなれない言葉なわけですが、Annual Recurring Revenueということで年間の定額収益のようです。きっとサービスがサブスクだからですかね。収益見通しとしてはすごい計算しやすいですよね。ブレがないというか、ずらいというか。
Quartz事業に一体なにがあったんだ…というくらいの書きっぷりですが、それ以外は好調だぞ!ということです。まあコントロールしやすい国内事業は順調なんですが!ということでしょうか。
そんなにQuartzのこと悪く言わないで!というくらい見世物になってますが、EBITA見てもその他はOKのようです。いや、いったいQuartzだれなんだよと。
その他事業は置いておいて(あまり知らないので)、Newspicksです。
おそらく皆さんも気になるところではあるかなと思います。
最近では日経新聞取らずに、Newspicksとるような話もあるようで、それはそれで誰も狙わなかった市場を取りに行っているなと思います。
有料会員数の数は公表していないようですが、例のARRのマンスリー版は好調に推移しているようです。新コロの影響で特に3末の伸張が3倍ほどになったようです。たしかに地上波は普段リーマンを相手に番組を編成していないので、もう少しクオリティ高い情報が欲しい層が流れるのは常ですね。
上記の図でわかりますが、有料会員による収益と広告収益がトントンくらいです。新聞などと同様のマネタイズ方法です。
さて問題児のQuartz ですが、
海外事業はQ1からコロナ影響があるようで、大幅に売上を落としています。電通や博報堂の決算にもまだ表れていないコロナ影響がWWではすでに始まっているようです。事業を絞る動きもあるようで、40%の人員削減に踏み込むようです。
楽天のモバイル事業のように、他の3つで稼いだ利益がQuartzで吹き飛んで行ってしまってます。悲しみ。モバイルと異なるのは未来に対する投資という側面が薄めで事業をシュリンクさせている点です。こうなると、部分的に残すか売却してしまう話になるかもしれません。
よくよく短信など見たら買収した会社なんですね、70億円ほどのキャッシュがある会社ですが、毎年20億円血が出てたらそらきついですね。
キャッシュがきついから三菱地所相手に第三者割当増資(株あげるから、お金頂戴よ)を行っているようで、1億円ほどゲットしていますが、焼け石に水なのかな…TBSの時は20億円だったようで、ちょっとすくないですね。
TBS向けに経済番組とか作っていただいて、そのコンテンツ収益で稼いでいくとかしてほしいですね。がっちりマンデーの深夜版。
最後までありがとうございました。
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