エリーの配信後記#10「gift_ 後藤寿和さん池田史子さん」
※ この記事は2020/06/21にアシスタント草野のnoteアカウントで投稿した内容を転載しています。
今回の回は、聖書を見直すように、聞き直したい回。
内と外はお互いに影響しあっているから、時に思いもよらないようなことが外から入ってくるけど、それを「むしろ今までがキセキだったのかもね」とやわらかく受け止め、「これからどうしていこっか」とワクワク楽しむ。その様子を、さらに外から見ていて、こっちも楽しみになる。なんだか、リアルタイムで進んでいく映画を見ているような気持ちになる。そんなお二人。
日々おこることに、振り回されず、思考して、話し合い、自分たちが表現したいことをちゃんと表現する。席を空けるためのばってんが、さみしい。じゃあ、と、本をおいたり、植物をおいたり(文化と自然)。そうやって、文字とはまた違う言語で、自分たちを表現する。身の回りの、ひとつひとつのすべてが作品なんだなぁ。
gift_lab GARAGEが、あと1ヶ月ほどでなくなってしまうので、無くなる前に訪れよう。
▶YouTubeアーカイブ:コトトバ#10「gift_ 後藤寿和さん池田史子さん」
ゲスト紹介
さて、本日のゲストは「gift_(ぎふと)」の
「後藤 寿和(ごとう としかず)」さん
「池田 史子(いけだ ふみこ)」さんのお二人です。
「gift_(ぎふと)」は2005年にお二人で立ち上げたデザインユニット。
空間・インテリアのデザインを軸としながら、
物理的にハコ・モノを作るだけでなく、
企画制作、運営なども含めたすべてを「場と状況のデザイン」と捉え、
多面的な視点で、新しい価値を生み出されています。
このデザインワークに加え、カフェ 兼 宿屋 も兼業され、拠点も2つ。
ひとつは、東京の清澄白河(きよすみしらかわ)に、
デザイン事務所と、ギャラリーやイベントスペースにもなるカフェ
「gift_lab GARAGE(ギフト ラボ ガレージ)」を。
さらに、新潟県十日町市(とおかまちし)の松代(まつだい)町に、
一軒家の宿とカフェ「山ノ家(やまのいえ)」を持ち
この2つをどちらも、「おかえり」と言われ「ただいま」と思える、
メインの拠点として活動されています。
2016年春からは自由大学にて、講義「未来を耕すダブルローカル」がスタート。
先日4月30日には、書籍「ダブルローカル 複数の視点・なりわい・場をもつこと」を出版など、多方面で活躍をされているお二人です。
ちなみに、後藤さんはコトトバの名付け親でもあり、今回ひとつの区切りとなる10回目はギフトのお二人を、とコトトバのスタート時から瀧内が考えていました。
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今日はお二人と話す上で「ダブルローカル」という言葉を少し掘り下げてからスタートしたいと思います。
冒頭にもお伝えしたとおり、東京の東側に位置する清澄白河(きよすみしらかわ)、新潟県の松代(まつだい)。それぞれで、2つの生業をされています。
この2つの生業は、誰かに任せているからできるという話ではなくて、どちらもガッツリお二人が回しています。
収入や支出はもちろん、日々の掃除とかそういうことまで含めて、成り立たせたり、またそこで暮らすからこそのご近所づきあいや地域交流をしたり。
その地ならではの良さも、難しさも全部、地元の人と同じように受け止め、働き、生きていく、そういうことをちゃんとする。
お二人のおっしゃる「ダブルローカル」は、
「2つの拠点を持つ」ということを越えて、それぞれの拠点で「生業」をもち働き、地域の交流の中で暮らす。
その結果、どちらがいい、悪いじゃない、スイッチを切り替えるように違う視点を持てる「2つの人生」を持つことができた、
と現段階では表していらっしゃいます。
と…今回まとめさせてもらったのですが「現段階」というのはちょっと正しくなくて、2019年7月のアルプスブックキャンプでのトークを参考にさせていただいていて。もうそこからほぼ1年たつので、また変化もあるのかなと感じています。
私のメモ
キャッチしてからの行動も、必要なことを自分たちで考え、自分たちの軸で動いているから、結果的に早く対応できる。
今この状況がなにを自分に与えてくれるんだろうと、ワクワクする
小屋。自分たちのサードプレイス
自分もカフェや宿屋の要素のひとつ
スイッチを強制的に切り替える。外から来たもので、強制的に切り替えさせられることもあると思うけど、自発的に強制的に切り替えることもできるなぁ
何を耕せるのか この地に楔をうつ