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エリーの配信後記#08「studio-L 山崎亮さん」

※ この記事は2020/06/06にアシスタント草野のnoteアカウントで投稿した内容を転載しています。

すごい回でした。

山崎さんがファシリテートを持ち、山崎さんが聞きたいことを聞くという構図で始終お送りした今回。トークテーマそのものはもちろんだけど、それ以上に「山崎亮さん」という等身大の個人の人間っぽさが醍醐味な、そんな回だったように思います。

40分くらいに、瀧内さんがグイっとこれからのコミュニティデザインについて聞くけど、ずわーーーーっと喋って、時間コントロールして、自分の聞きたいこともキチンと聞くという部分とか「欲しいものをちゃんととりに行く人」って本当にエネルギッシュだなと感じました。

なんだか、こういうのもコトトバらしいなぁと。ノーテーマ、ノー打ち合わせ、ノー結論だからこその、その人本人がリアルに切り取られるというか。配信内でも言ったけど、「編集されない人間味」が見れる場所ってそんなにないので、コトトバってそういう価値もあるのもなぁ。

アシスタント、もう一度気合い入れるという裏テーマもありましたが、単純に楽しくやれました。やってる人たちが楽しんでるって、いろんな企画通じてめっちゃんこ大切だよね◎

▼YouTubeアーカイブ:コトトバ#08「studio-L 山崎亮さん」

ゲスト紹介の文(これを読んだよ

さてコトトバ、本日のゲストは
地域をデザインする活動を展開するコミュニティーデザイナーであり、studio-Lの代表である、「山崎亮(やまざきりょう)」さんです。

大阪府立大学 大学院および東京大学 大学院修了(しゅうりょう)後、建築・ランドスケープ設計事務所を経て(へて)、
2005年に「studio-L」を設立されました。

「地元住民同士が額をつきあわせ、地域の歴史や宝物を掘り起こすことで、
地域の課題を解決するコミュニティデザイン」を掲げ、
まちづくりのワークショップ、住民参加型の総合計画づくり、
市民参加型のパークマネジメントなどに関するプロジェクトを多く手掛けていらっしゃいます。

本もたくさん出されていて、
『コミュニティデザインの源流』、『縮充(しゅくじゅう)する日本』、
『ケアするまちをデザインする』などを出版されています。

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山崎さんの気になる発信ですが。

5月8日、朝日新聞デジタル「アンドエム」のニューノーマル白書に
「ローカルからユニバーサルへ」withコロナ時代の「地方創生」を見据える
という記事があります。

額をつきあわせ、ワークショップをするという「実際に会う」ことを主軸にされてきた山崎さんですが、コロナ禍でその動きができなくなる中
むしろ、オンラインだからこそ距離の壁が消え、ワークショップのハンデが消える。さらに、今まで変えられなかったことが、続々と変えられる兆しとなって現れている。と前向きに事態を捉えていらっしゃいます。

また必要なこととして、オンライン化によって全国の地域が並立するため、情報発信力がコミュニティデザイナーに求められることや、オンライン・リテラシー養育を公共事業として丁寧に進める必要があることに触れています。

これからの時代の流れに対しては、
「過疎」や「過密」ではなく、「適切に疎」という「適疎」。
そして自分にあった「適疎な場所」を見つける時代がやってくる。
また、いままで現実的に捉えられていなかった、近くで作られたものを消費する「近産近消(きんさんきんしょう)」、友人が作ったものを消費する「友産友消(ともさんともしょう)」も、重要視される社会もやってくるのではないか、とお話されています。

緊急事態宣言が解除されたり、いろいろと社会が次のフェーズに移行しようとする中、一極集中や経済効率優先の仕組みを見直す議論や、地域に根ざした暮らし方や、働き方を選ぼうとする動きをこれからも維持されることを願っていらっしゃる、そんな内容の記事でした。

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