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「なんにも用事がないけれど、汽車に乗って大阪へ行って来ようと思う」は、内田百閒「第一阿房列車 特別阿房列車」の有名な一節です。 わたしも内田百閒さんに倣って、「なんにも用事がないけれど、バスに乗って都内の何処かへ行って来ようと思う」 そう思いついて何処へどう行くか考えてみる。まずお金の心配はいらない。大阪のように遠くはないし、都バスにはお得な一日乗車券がある。それを使えば千円でおつりが来るので、画料の前借り ーしたことは無いけれど、出来るのだろうか?ー などしなくてもい