なんかわくわくする。なんで?どうして?そんなことなのか。
通勤途中、4車線の道を渡る。
信号のタイミングが合うと、結構長い間青である横断歩道なので、100m位手前で青だと、突然加速する。逆に、赤だと、結構待つことになる。
ちなみに乗り物は自転車だ。
正面に今、ホームセンターが作られている。
信号待ちだと自動的に、工事現場をぼーっと眺めることもあったり、信号が青でビューンと走っていても、必ず視界に入ってくる景色だった。
そして1日たつと、色々と様子が変わっている。
スロープ状の駐車場へ進むコンクリートの道が出来上がったり、先日は建物にガラスが入った。
最近、よく建設現場周りを囲っている白い金属の塀が取り除かれ、下がオレンジ色と黒の斜線模様で上部が網のフェンスになっていて、中がよく見えるようになっていた。
そのあと、駐車場に置いてある角筒状の大きい室外機がたくさん並んでいた。壁面にはピッタリと接着されたビニール膜があるようで、この前はそれをかごつきクレーンに乗った人がむいていた。
ある日の朝、建物の手前の平面の地面に、本当に色々な種類の、いわゆる『働く車』が勢ぞろいしていた。
人を乗せるかご付きのクレーン車、ローラー車、シャベルカー、ブルドーザー、コンクリートを注入する長いつなぎめのある(関節のような動きができそうな)ホースのついた車両や、トラック、ダンプカー、軽トラ、ハイエース、あまり見かけないなんだろうよくわからない車、など、それはそれはバラエティに富んでいて、横の歩道を自転車で進みながら、なんだかわくわくする自分を感じてしまった。
特に、工事現場や建設現場が好きなわけでもなく、働く車に目がないわけでもなく、おじさん達に見惚れる性質があるわけでもなく、いったいこの気持ちは何なんだろうと思った。
整然と並んでいるきれいさがあったわけでもなく、、、。
その先の会社までの道のりの間も、考えていた。
その後も、ふとあれは何だったんだろうと思ったりしていた。
様々な種類の車がそろって、ひとつのものを生み出す感じが、なんかわくわくする。自分のなかで、好きで、やりたいことなんではないかと思った。
車は人に置きかえられる。
色々な人が、自分の得意なことや能力を発揮して、みんなで作り上げるみたいなことに参加できたり、見ることができることを想像すると、とても気持ちが上がる自分がいることがわかった。
わたし、そういうことがしたいんだ、そういうことが喜ぶんだと気づいた。
そういえば、年1回行われる会社の振り返りシートに、自分の取り組んだことみたいなことを書く際に、『環境づくり』と書いていた自分を思い出した。
誰に頼まれたわけでもないのに、自ら取り組んでいたことだった。
同じ仕事をするのなら、気持ちよくしたい。これが信念にある。
言葉もわたしにとっては大切なもので、なんて伝えようかな?と考えたり、本当にどうでもいい話をしてみたり、している。それは、自分自身も楽にやっていることではあるが、関係性をつくるためにもやっていることでもある。
わたしは、やっぱりそういうことをやりたいんだな~と改めて思った。
『働く車』たちに気づかされ、感謝している。
自分のことがわかると、どうしていきたいのかもわかってくる。
自分の取り扱い説明書の1項目になった気がする。
これをし続ければ、自分のことがより理解できて、進みやすくなっていく気がする。
よし、自分の取り扱い説明書づくりに励んでいこうと思う。
様々な人が能力を発揮して、ひとつのことをつくりあげる場面に出会えた時、わたしのこころはものすごく動き、湧き上がるような気持ちになるんだろうなと思う。
それが、わたしの喜びなんだな~。
と、叶った場面を想像してちょっと浸ってみた。やっぱり、こころの奥のほうが嬉しい感じがする。
今、わたしの顔、にんまりしている。
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