![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/73036769/rectangle_large_type_2_8b0b445472cc35b383463251409a924e.jpg?width=1200)
イヤイヤ期はなぜ起こる?
こんにちは、ことりです!
今回は心理学を勉強していた時に「なるほど!そうやったんか!」と感じた事を書きたいと思います。
分かっちゃいるけど…
仕事で1歳児さんと関わる事が多い私。1歳児さんは、初めは言葉も出なくて泣いてばかり…。
「この子が話し始めると、どんなお話を聞かせてくれるんやろう^ ^」
「どんなことを思ったり、感じているんかな。早く言葉が聴きたいな〜^ ^」
そう思いながら日々子ども達と関わっています。
そして月日が流れ、少しづつ話せる言葉も増えて来た頃。
それは、無情にもやってくる…。
「イヤぁぁぁーーーー〜!!」
そう。イヤイヤ期。
まだ発語も少ないのに、誰が教えたのか「イヤ」「しない」だけははっきりと流暢に話すのである。
「これはイヤー!」「あれはしない‼︎」「とりあえずイヤーーーー!」
\\\「ぎゃぁぁぁぁぁぁーーー!」///
『イヤイヤ期は自我の芽生え。成長の証ですよ⭐︎キラキラ』
分かっちゃいるけど、親でなくてもイヤイヤ期の子ども達と関わるのは大変なのです。
イヤイヤ期はなぜ起こる?
人間の赤ちゃんは生理的早産と言う状態で生まれてきます。
早産と言うことは、そう、不完全なのです。
不完全な状態にも関わらずこの世に誕生した赤ちゃんは、まず生き抜く為に行動をしなければなりません。手を使ったり、歩けるようになったり…。脳の中で「行動をしたい」と言うアクセル機能を発達させます。
ブルルン…!
「じぶんで出来る事が増えて来たでぇ!」
「人の指図は受けへんでぇ〜!」
「走り出した自我の芽生えは止められへんでぇぇ〜!」
\\\ブルブルぶるるるん…!///
そう、あれは泣き叫ぶ声ではなく、自我のエンジン音だったのです。
ブレーキ機能のないアクセル全開のエンジン。
毎日が大騒ぎな訳です。
しかし人体は凄いのです。
ノーブレーキはあまりにも危険です。
後先考えずに動き回っていたら、自らを危険に晒す事になります。
3歳頃には脳のブレーキ機能が急発達します。
そこでようやく、親や周りの大人の指示がきけるようになるのです。
このアクセルとブレーキの発達に時差があるために、イヤイヤ期が発生するのです。
アクセル全開期との付き合い方
どれだけ激しいイヤイヤ期の子どももいつかは落ち着きます。
私の経験上でもそうでした。
「何をこの子はこんなに怒ってるの。意味が分からない!」
と思う事があったとして。
でも、きっと本人もまだブレーキ機能が出来上がっていないので、気持ちだけが高ぶってしまい、どうして良いのか分からない状態になっているのだと思います。
誰だってパニックになりますよね。
だから育児書でよく見られる「気持ちを受け取ってあげること」が大切。
「これがやりたかったんだね」「これが不快だったんだね」そして、「こっちはどう?」と選択肢を渡してあげる。
子どもはアクセルを踏みつつ、意識の方向を変える。だからパニックにならない。
なるほど、こう言う理屈だったのか。
そうすれば、そのうちにブレーキ機能も発達してきて自然とイヤイヤ期も抜けていく。
「今はブレーキが無い状態」
と、思うだけで、少し気持ちが楽になる。
うん。理屈ではそう。
でもやっぱり、親だって感情のある人間。
受け止められる日もあれば、そうでない日もあります。
「あぁー、もうダメだ!アクセル踏まれっぱなし、耐えられない!」
と感じたら、家族、友達、周りの大人を頼りましょう^ ^
私もアクセル全開期の子ども達と日々接しています。
保護者の方と共に、この大嵐の時期を一緒に共有していければ、寄り添っていければと思っています^ ^