自分が自分らしくいられるものはなんだ。
今まさに自分が壁にぶち当たっていることも、毎日壁にタックルしては心を痛めて向き合って、という時期にいることも自覚している。
私はここ1〜2年、育児をしなきゃ、良い母にならなきゃという思いにかまけて、仕事を緩めることを良しとしていた。
フリーランスとライターのアルバイトを両立している風を装っていたけど、一昨年生まれたばかりの息子を見ながら、主にやっていたのは、アルバイトのライターの方。
子どもを育てる人は想像がつくと思うが、子育てをしながら在宅で仕事をするのはそう簡単なことではない。
正直、赤ちゃんを見ながらあんだけ記事を書けた自分を褒めたい気持ちもあるけど、育児を理由にフリーランスの仕事を休んでしまってた。という事実は、私の頭にチクッと突き刺さっている。
ライターチームの雰囲気は抜群に良かった。
子育てをしているママライターたちが、同じく子育てを頑張っているママに向けて「どんな記事が毎日を明るくできるだろうか?」と共に考えることが出来る現場。
そして、ライターチームにはseoライターやブランド記事ライターなど色んなライターがいたのだけれど、私は自由記事ライター。
「自分で好きな記事を書いて良いですよ。」というなんとも恵まれた環境にいた。
在宅ワークで、slackでフレンドリーなコミュニケーションを取りながらチームで働く楽しさ。必要とされている嬉しさ。
フリーランスとして活動するより全然楽しかった。
元々「読むより見た方が早い。」と考えているので、文章で伝えるよりもイラストや図解に力を入れた記事をたくさんたくさん書いた。
それまで描いた事もなかった育児漫画を描き、ページトップに載るイラストを描かせてもらったり、自分がプライベートでカフェや旅行に行く度についでに飛び入りでお店や宿に許可をもらって記事にしたりしていた。
企業から依頼された商品レポ記事や、会社のプロモーション企画の記事なんかも書かせてもらった。
すごくやりがいのある仕事でたくさんの経験をさせてもらって、本当に感謝しかない。
でも、突然ライターチームが全員解散になってしまった。
コロナのせいだった。
出資していた親会社からの融資、数億円が半分に減らされてしまったのだ。
私たちが日々作っていたメディアは絶好調だった。
DAUはいつも目標を達成していたし、メディア単体で見れば広告収入とアフィリエイト収入でしっかり収益化していて赤はなかった。
記事を書けば書くほど利益が出るフェーズまできていたし、チームの団結力も良かったはずだ。
なのに突然全員切られてしまった。元々ECのためのメディアであって、ライターたちは全員アルバイトだったから。上からは「苦渋の選択だった」と言われた。
会社は赤字の部署を残して、黒字の部署を解散させてしまった。
その判断、馬鹿なんじゃないの?って正直思った。
なんだかやりきれなかった。ポッカリと穴が空いてしまった。
ずっと前しか見てなかったのに。これからが本当の成長期だったのに。
起きてしまった事を今更、どうこう言ってもしょうがない。
私は自分に向き合った。
「今が間違いなく、自分のターニングポイントだ。」
「ちゃんとフリーランスで一本立ちするようにっていう神様の思し召しなんだ。」
「私が本当にしたいことはなんだ?自分が自分らしくいられるものはなんだ?」
考えれば考えるほど、それは「イラストを描くこと」だった。
センスが問われることだし、運よく人の目に止まるかも分からない。
人に話せる大した実績やスキルもあるか分からない。いや、ないかもしれない。
でも、、、、やりたい。
私は、退職日までの間に、毎日イラストをアップするインスタグラムアカウントを作った。それから、毎日イラストを公開している。
そして、自分の興味を持った事を発信するメディアをWPで作った。
タイミングよく、息子は第4希望の認可保育園に入れたため、
6月頭から、2人の子どもたちを預けながら、フリーランス1本で働くことになった。
手探りすぎて、うまくいかないことばかりだ。
色んな情報に踊らされて、自分自身がブレる毎日。
こうすれば良いのに…と自分で思ってるのに、ちゃんと出来ない自分にアァーとため息をつく毎日。
でも、今月はようやく1本イラストの仕事を取ることが出来た。
noteにはたくさんの人がいる。色んな経験をしてる人がいる。
もっと皆とコミュニケーションを取らないのはもったいないな。と思うから、オフ会とかあれば見てみようかな。
文章の毎日更新は難しいけれど、イラストの更新は頑張ろう。
私の一番の理解者である夫、毎日新鮮な驚きと愛をくれる子どもたちと楽しく過ごしながら、自分を自分らしく表現できる暮らしを求めて。
この毎日はそのための修行なんだ。
そんな風に考えている。
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