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アラフィフ女、二度目の骨折だってよ!2
コロナ渦での入院生活
初診の病院を後にして、その日は自宅に戻ったのですが、足首の骨折で足を床に着くことができないため、
左足と両腕だけで20キロ以上増えた身体を支えるのは本当に辛く、小康状態だった五十肩がたちまち悪化してしまうほどの苦痛でした。
翌日、
「どこでもいいので空いてる病院に入院させてください」と、
別の総合病院に懇願し、系列の老人保健施設併設の整形外科に入院させてもらえることになりました。
たった一日でしたが、自宅での松葉杖生活が辛すぎて、病院での車イス生活は本当に救われました。
そして入院生活はとても快適でした。
涼しい個室の中で移動はすべて車イス。
トイレもシャワーも車イスで入れるし、食事は上げ膳据え膳。
ただ、コロナ渦で面会は家族でさえも許されず、もちろん外出も差し入れもすべてNG!
たまに息子に洗濯物を届けてもらう時に、こっそりと洗濯物の下にパン屋の菓子パンを隠して入れてもらったりするくらいしか楽しみはありませんでした。
入院中は当然ながら生ものは一切食べることができなかったので、
退院したその足で回転寿司に行った時の寿司の美味しさは、今でもいい思い出です(^^;)
病院食で4キロ減量しましたが、退院して1ケ月もするとあっという間に戻っていました。。。
骨折をして気付いたこと
バツイチで息子と二人暮らしの私は、これまで出掛ける時はほとんどソロで活動していました。
神社やいわゆるパワースポットを巡ったり、車で遠出することが好きだったので、
一人なら思い立った時に行けるし、誰かと行くことは考えもしませんでした。
ただ、出先でもしものことがあった時は、一人では本当に困ることを痛感したので、
とくに神社や、山や滝などに行く時は、さすがにもう一人では行かないようになりました。
今回の左足の骨折は他県でやらかしたのですが、もちろん友人と一緒だったので病院まで送ってもらったり、肩を貸してもらえたりと、
前回と思えば難なく病院までたどり着き、無事に家に戻ることができました。
今回は入院はさせてもらえずに自宅療養なので、家では普段通りご飯を作ったり洗濯をしたりと、家事をしなければなりません。
ただ前回と違い、松葉杖の使い方を熟知しているのと、脇の下の痛みを軽減するお助けアイテムや膝当てを使いながら、なんとか自宅でも生活できています。
一番厄介なのは買い物で、松葉杖では買い物カゴが持てないので、お店の車イスを借りて買い物をするのですが、
もたもたしていると必ずと言っていいほど年配の女性が声を掛けてくださり、介助をしてくださいます。
私なんかよりも車イスの扱いも抜群に上手いので、世代的にもきっと介護をご経験されていらっしゃるんだろうなぁと思います。
男性は全般的に「邪魔くさい」と言わんばかりな態度や、
ひどい人だとチッと舌打ちされたり、私は車イスで申し訳なさげにレジに並びます。
そんな人に限って車イス用の駐車場に停めていたり、自分の利益以外のことにはまったく無関心な人がわりと多いことに、残念ですが気付いてしまいました。
健康だと気付けないことってたくさんあるのですが、
「人の優しさや思い遣り」に触れて心が震えたり、
「自分本位」や「無関心」な人の多さに辟易したりと、
経験してみないと見えない大切なものに気付くことができて本当に良かったなと思います。
いや、そう思いたいです(^^;)
そして私は助けが必要そうな人には、
躊躇せずに声を掛けられる人になりたい
そう固く心に誓いました。
長文をお読みくださり、ありがとうございました(*^^*)