【OSAKA】ワークショップレポート/選べる鉢付き苔玉アレンジメント作り
日本各地のモノづくりを支える人たちと共に考えて作った コト や モノ を伝え、各地の工芸の職人や製造業の職人達の技術や想いを繋げるミチを作る”コトモノミチ”のワークショップレポートです。
今回は、2種類の鉢、合計4パターンからタイプをお選びいただけるワークショップです。
1種類目の鉢は美濃焼の鉢です。
園芸鉢シリーズ 匣庭(はこにわ)【美濃焼 3号鉢】から、
《あか重ね》の赤茶色と《なしじきん流し》の黄土色です。
「匣庭」は各産地の特徴を活かして作る園芸鉢のシリーズで、 日本最大の焼き物の産地として知られる岐阜県土岐市の美濃焼の窯元との協業で生まれました。主に蕎麦猪口を製造している窯元であることから、その形状を活かして小さな園芸鉢が出来上がりました。
ひとつひとつ丁寧に作り上げられており食器を製造する窯元ならではの商品に仕上がっています。
匣庭(はこにわ)美濃焼 3号鉢についてはこちら
2種類目の鉢は同じく園芸鉢シリーズ 匣庭(はこにわ)から【saisui】です。
《福福》と《間取藍花》の2柄をご用意いたしました。
saisuiは水耕栽培用の鉢ですが球根植物だけでなく、多肉植物・ハーブや野菜なども育てることが可能です。
和食器を作り続けてきた窯元の技術を活かし、陶器とガラスを組み合わせた水耕栽培の鉢です。
匣庭(はこにわ)saisuiについてはこちら
以上の計4パターンの鉢の中から事前に種類をお選びいただきワークショップのスタートです。
フラワー用吸水スポンジ〈オアシス〉を使った苔玉は、土の苔玉よりもお手入れが簡単で虫がつきにくい特徴があります。
苔玉の元となるオアシスから形を作っていきます。
オアシスはとても柔らかくカッターで簡単に削ることが出来ます。
角を削り丸の形にしていきます。
丸く形をつくったオアシスに苔を巻いていきます。
あらがじめ水に浸しておいた水分を吸った苔を、お団子を握るように巻きつけていきます。
オアシスが見えないように巻いていくのがポイントですが、後から修正もできるのでたっぷりと巻いていきます。
ある程度オアシスが隠れるほど苔を巻くことが出来たら、苔を固定するためにワイヤーを巻いていきます。
全体の苔を固定するように上下左右に巻いていき、オアシスの隠れていない部分を見つけたら苔を補いながらワイヤーを巻きます。
苔を固定できたらワイヤーの端を処理して、苔をからめたオアシスの玉
”苔玉”の完成です。
いよいよ多肉植物をアレンジしていきます。
最初に中心となる多肉植物を竹串を使って刺していきます。背の高い植物や大きめの植物から刺していくと全体のバランスが取りやすくなるそうです。
皆さま、今日集まった多肉植物たちを悩みながら楽しんでアレンジしておられました。
皆さんにお配りした多肉植物は数種・同量なのですが、生花を習われていた方や多肉植物がお好きな方、また初めてアレンジメントとして多肉植物に触れられる方も、それぞれ全く異なる場所と配置になり唯一無二の苔玉となっておられました。
集中しての製作中に、ふと顔を上げ他の方の苔玉を見て「かわいい!」と、お互いの苔玉を褒め合うという何とも幸せな空間になったのも、植物の自然のパワーかとお写真を撮りながら幸せのお裾分けをいただきました。
saisuiをお選びいただいた方には最後の仕上げが加わります。
水耕栽培用の鉢のため、苔玉の下部分に給水用の苔を付けておきます。
苔を垂らしておくだけでお水を自動で吸ってくれるので日々のお手入れがとても楽になります。
皆さまの苔玉アレンジメントが出来上がりました!
美濃焼の鉢のアレンジメントの日々のお手入れは、苔を乾燥させない事だそうです。
触ってしっとり苔がお水を吸っている状態をキープする事で、苔が長持ちしやすい良い環境になるとの事。また苔玉が自然の加湿器のように、多肉植物のアレンジメントが小さい森のようにお部屋を整えてくれます。
多肉植物が少なくなっても他の植物を刺したり、お花を1本刺しておくだけでも絵になるのが苔玉の魅力です。
美濃焼の鉢は土を入れる本来の使い方でもお楽しみいただけます。
只今お店でも苔玉アレンジメント付きのsaisuiを販売中です。
岐阜県土岐市の窯元と協業した園芸鉢のシリーズの匣庭【美濃焼 3号鉢】と
【saisui】をご覧にぜひお店にいらしてください。
”選べる鉢付き苔玉アレンジメント作り”のワークショップレポートでした。