【TOKYO】江戸友禅染めワークショップ
日本各地のモノづくりを支える人たちと共に考えて作った コト や モノ を伝え、各地の工芸の職人や製造業の職人達の技術や想いを繋げるミチを作る”コトモノミチ”のワークショップレポートです。
講師には、『江戸は元禄から続く舞台衣装染め専門』の「石山染交」加藤孝之さんをお招きしました。
今回は、セメントプロデュースデザインのデザイナー書き下ろしの夏らしいデザインのハンカチを江戸友禅の技法を使いながら自分の感性で染め上げて、最後の紙の額縁に入れて飾ります。
江戸友禅を体験できるように、濃い色の顔料と薄い色の顔料、それらを使ってオリジナルの色を混ぜて作ったり薄めたりして色を塗っていきます。
主線となる線は洗うと消えるので、そのことを踏まえて線の上を塗らないようにみなさん真剣です。
先に水を塗って、後から色を入れるとぼかしができたり、二色を塗って指で混ぜたり、柄を追加したり。
思い思いに色を塗っていきます。
「時間が足りないーーー!!」
と悲鳴が出るほど真剣です。
このワークショップの良いところは、お子様と一緒に楽しめること。
ご家族で参加してくださる方は、時に親子で次に何色を塗るのか相談しながら、それぞれが色塗りを楽しみました。
意外とご両親のほうが完成まで時間がかかってしまうのも面白いです。
友禅染めは、クロスした針金入りの木を四方に引っ掛けて、その枠を手で持ちながら塗るのですが、お子様の場合は椅子にテープで固定して塗りやすいようにしています。
椅子やテーブルには保護シートを貼り、床にはビニールシートを敷いているので絵具の飛び散りも安心です。
(でも、ひっくり返すような子もいなくてお店も安心)
完成すると、加藤さんとスタッフでドライヤーを使って乾かします。
この時にちょっとした汚れやシミなどがあると加藤さんができる範囲で消してくれます。
額に入れて完成!!
このまま飾ってもいいですし、中から取り出して洗って色を定着させてハンカチとしてご使用いただいても良いです。
みなさんしばらくは飾って楽しむ!と楽しそうにしていただけました。
次回は来年を予定している友禅染めワークショップ 。
この他にもコトモノミチでは毎月様々なワークショップ を行なっていますので、お楽しみに!
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