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日本語の教え方:中級以上こそ基礎練習を!

日本語の中級レベルとは

日本語は中級に入ってからが道が長い、停滞が起こりやすい言語だと言われています。それは、語彙の多さ、文法の機能の細分化、接続の制限の多さ、など気を付けなければいけないことが急に増えるのが一因とも言えるでしょう。

そういう現実にも関わらず、中級以上になると講義式の授業になることがほとんどです。漢字や語彙などに注力しなければならず、その過程でアウトプット練習がおろそかになりやすい。また試験対策など知識量や理解度を測るチャレンジをするので、会話力の向上はないがしろにされがちです。

学生からのリクエストで気が付いた

講師側も、このような初級とは明らかに異なった授業の組み立てに異論を挟まなくなるのですが、あるとき学生にこう言われました。「私は、活用が弱いんです…」、だから「新出語彙があるたびに、実は活用の練習もしておきたいんです」と。

たしかに、中級以降の文型は、活用形との結びつきが強いもの、活用形とのセットで覚えるべきものがたくさんあります。能力試験にしても、出題されるべくは結局そういう所です(言語知識が問われている)。

練習のさせ方

ということで、中級以上の学生のクラスでも(こそ?!)、活用練習を含むパターンプラクティスをできるだけ取り入れるべきではないか。

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