作
アナグラム詩
46文字いろは歌
どんな風に制作しているのか
知りたいとのご要望をいただき、、
何も特別なことはありませんが
いろは歌ができるまでをご紹介します。
では、さっそく
あいうえお ~ わをんまで46枚
厚紙に一文字ずつ "いろは札" を作成
神経衰弱のようにランダムに広げる
そう、ランダムに広げる。並べない。
文字を俯瞰で見る感覚にするため
次に、何を詠みたいのかを決める
(どの文字を使いたいのかを優先的に決める)
私が一番最初に作成した
アナグラム詩いろは歌『季』を見本にすると
はる、なつ、あき、ふゆ
それ以外の札の中に
繋がりそうな言葉を作ってゆく
いろ、うみ、えん、さく、まちとおし
くっつきそうな部分を繋げてみる
この季節に詠んだため
"はるまちとおし" と繋げてみた
(なので、春夏秋冬の順番が夏からになる)
他にもいくつか言葉を作り
くっつきそうな部分と繋げてみる
とにかくこの繰り返し、、
なつをせに
かられぬあきのほ
いろそめて
まず、この部分が確定
残っている札がどこかへ入らないかと
試行錯誤し入れ替えをする
そんな言葉あったか?ってなったり
意味がわからなくなったり、、
とにかく調べる。漢字も調べる。
しかし、、
"よもや" に取り憑かれる(笑
ここはもう仕方がない、、
意味は繋がらない、、使うしかない、、。
よもや、よもや、、だ。
最後に残ったのは"へ"
本当は入れたくない、、リズム的に
ふゆうみわたり
ふゆうみへわたり
んー、、ま。アナグラム詩。
すべての文字を使いきること。大前提。
濁点を使わないのはこだわり
ひらがな46文字のみで詠む
なので”えんむすひ”になる。
ま。雰囲気ね、、ふんいき、、。。
初めて制作したわりに
上手にできたんじゃない?!きっと。
こんな感じで制作し始め、すっかり魅了され
平安歌人の如く恋歌を作成するまでに至る
ちなみに私の場合は
"何を詠みたいのか" がとても大切で
意味を繋ぐポイントはここにある
せっかくなので、、
恋歌シリーズ何を詠みたかったのかをご紹介
恋歌の軸となる最初に確定させた言葉たち
(タイトルはこだわりの漢字一文字)
『廻』 あえぬつらさに ゆめをはせ
『月』 あふことの たえてしなくは(ば)
『重』 ひとめをくらむ こいのみちかな
『嘘』 ちるとてわすれん よはのつき
『魂』 いとしかるらむ たまのをよ
すでにお気付きかとは思いますが、、
この時点で連歌になっています。
現代語に訳して繋げると、、
『輪廻』逢いたいのに逢えないつらさに
『月夜』いっそ出逢わなければ、
こんなに苦しくなかったのに
『八重』人目をはばかる恋の道
『夜半』儚く散ってしまったとしても
決して忘れることはないと
夜中の月を見上げる
『魂緒』私の命さえも愛おしい
こんな感じ。
すっかり長くなってしまいましたが、、
何かのお役に立つことがあれば嬉しいです♡
#アナグラム歌会 参加は1月31日まで。ぜひ!!
ありがとう
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