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記憶めぐり

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2年目

何となく仲良くなった2人はその次の年の夏、

2人で花火を見に行くことになった。

あなたが誘ってきた花火は人生で1番だった。

そして今日4年ぶりに来てみた。

あの時、君が見つけた特等席はきっと今も

私たち二人だけのものじゃないかな。

4年前、来年も来ようね。って言ってくれた

君の顔を今でも覚えている。

2人で浴衣は着ないでおこうと約束したが

結局当日来てみれば2人とも浴衣だった。

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2日目

君と次の年花火を見た場所にやってきた。

あの時のことはしっかりと覚えている。

浴衣を着た君がすごく綺麗だったこと。

花火を見る君がすごく美しかったこと。

でも、もうこんなこと今になって

口に出すことは出来ない。

2人とも照れてまともに話せず、

切り出した言葉は

来年も花火一緒に見ようねという少し告白

混じりの言葉だった。

あの時の君の嬉しそうな顔には負けた。

でも、あれ以来花

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「1日目」

出会った場所に行ってみよう。

そう決めた僕らはあの頃ふたりが出会った場所へ

向かうことにした。

僕らといっても全て君が決めた予定だ。

君は今どういう気持ちだろうか。

あの頃は幸せだったな〜とか考えているのだろう

僕は態度に出すことが出来なかっただけで

6年間ずっと幸せだった。

君との人生が終わるなんて、すごく嫌なのに

また今日も態度に出せないでいる。

少し話は戻るが、僕らが出会

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プロローグ

「ねぇねぇ、来週さ世界が終わるらしいよ。」

「あー、そうなんだ。」

1週間後、太陽による異常な熱により人類が

終わるらしい。

それを伝えた君にはいつも通りの返事しか

かえってこなかった。

出会ったのは6年前。高校1年生の時だった。

月日が経っていくうちに君とはあまり喋ることは

減っていた。

せっかくだから1週間で何かをしたい。

「あのさ、せっかくだから私たちの6年分を

6日間

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