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【インターンファイルvol.3】セネガルでの経験は想像以上に大きかった

côté のインターン生に取材するインタビュー企画「côté インターンファイル」。今回インタビューさせて頂いたのは、倉持さん。倉持さんのご活動内容や、インターンを通して得た気づきをお伺いしました。

セネガル出発前の空港にて

倉持さん
岡山県出身。
幼い頃からものづくりが好きで、大学では建築・都市デザインを専攻。
学部4年生を休学して、セネガル・ダカール côté で5ヶ月間のインターン業務を行う。


 インタビュー本文

côtéのインターンを決めた理由

当時大学3年生だった私は、文化の異なる地で、それぞれのバックグラウンドを持つ多様な人々と一緒に、家具に関する知識と能力を学びたいという思いから、1年間の留学を考えていました。
同時に、大学で建築について学ぶ中で、浮かび上がってくる環境問題や伝統が受け継がれにくくなっている現状などを目の当たりにして、ものづくりに対する違和感がありました。一方で、人のアイデアと手で完成した建築や家具を通して、ものをつくることにはこの上ない感動があると思っていました。

こうして、『ものづくりとは』という問いに対する今の自分の答えを探したいと思い始めました。

その時に、côtéを見つけました。直接、現地の職人さんと活動していること、長く受け継がれるものであること、それを日本人のオーナーが経営していることは興味が湧く他ありませんでした。

そして、当初の目的であった家具がメインではないインターンシップにはなるけれど、興味のあったアクセサリーやファッション、写真を学ぶことが出来る機会だと思いました。その後、色々な問題から、一度断念しそうになりました。しかし、この経験はきっと自分にとって大切なものになるという確信と、そこで学ぶことにものづくりの可能性を感じて、インターンシップを決めました。

côtéのインターン活動について

インターン活動は、主にpopup shop 2024の準備とSNSの運用でした。

まず、popup shop 2024は7月に開催予定だったので、4月中旬から約3ヶ月の間、そこに向けて準備を行いました。
アクセサリーや衣類の制作、アフリカ雑貨の買い付け、広報やその他業務が幅広くある中、一から自分たちの手で作り上げます。

そこで、右も左もわからなかった私は、オーナーである小林さんの活動をひたすら側で見させていただきました。朝から買い付けに、昼は編集を行い、そして職人さんのアトリエで夜まで打ち合わせをするという日々でした。特に、職人さんがつくる様子を目の前で見ることが出来たことは本当に貴重な経験でありました。

職人モハメッドのアトリエにて

できることとしたいこと、するべきことを日々考えながら、目の前の活動に専念していました。この期間は、セネガルでの新しい生活を経験しつつでもあったので、特に時間の流れが早いように感じました。

また、InstagramのStories、X( 旧Twitter )、noteなどのSNS運用についても、
同様です。私は、SNSを通して発信することが得意だとは言えません。
ですが、小林さんや6月に一緒に活動したインターン生の子から、伝わる内容の書き方と表現の仕方、それをどう伝えるのかを学び、試行錯誤をしていました。

妥協をしないで少しずつでも積み重ねることの大切さも、このインターンを通して学んだことの一つだと思います。

インターンを通しての人との出会い

そもそも、私の休学の目的の一つに、人との出会いの中で自分を知るという目的がありました。つまり、場所というよりも人を大切にしていました。当初、私は海外に行くこと自体ほぼ初めてであり、まさかセネガルになるとも思っていませんでした。振り返ってみると、ここに来てよかったと改めて感じます。


小林さん、和心・大和スタッフの皆さん、セネガルの地で出会った友達や日本人の皆さん、一緒に活動した職人さん、街で出会った明るい人たち、村で出会った温かい人たち、旅先で出会った面白い人たち。

和心スタッフの皆さんとの写真


何処をとっても人の豊かさが存在していて、自分の中で何が大切なのかを学ぶ日々でした。決して全てが楽しい経験ではなかったけれど、それを経験できることが自分にとっては楽しい人生になっていくと、身を持って感じています。

砂漠を駆け抜けた時の写真

セネガルでの経験

セネガルで暮らして改めて感じたのは、ものづくりのあり方です。

私は、インターンや日常生活を通して、手仕事で作り上げられたものを、たくさん見ることが出来ました。その度に、ものづくりの素晴らしさを純粋に感じました。さらに印象的だったのは、現地で暮らす人々の、自分に合うカタチでそれを使っていくという日常でした。

これは日本でも似ている点はありますが、やはり日常の文化はその土地ならではのものです。私にとっては、毎日が新鮮で心豊かなものでした。セネガルで経験した文化はとても魅力的であり、少なからずこれからも大切にしていきたい、私のものづくりの原点の一つだと思います。

今後は作り手として一歩ずつ活動していこうと考えています。自分のものづくりを通して、セネガルで出会った人たちに再びお会いできることを本当に楽しみにしています。


côtéは、2020年11月にセネガルにオープンしたセレクトショップです。
セネガル在住の職人さん手作りのオリジナルトゥアレグジュエリーや洋服を販売するほか、セネガルの首都ダカールにある店舗で、日本から輸入した雑貨の販売も行っています。

インターン募集

côtéでは、店舗運営・SNS運用・商品のデザイン・ルック撮影などを担当していただけるインターンを募集しています。詳しい募集内容はこちらをご覧ください。

各種SNSアカウント

SNSでは、セネガルでの日々の暮らしや商品の写真などを投稿しています。
Instagram:https://www.instagram.com/cote.dakar/
X:https://x.com/cote_dakar

côtéのオンラインストア

商品はオンラインストアからもご購入いただけます。商品の詳細や、côtéの商品に対するこだわりも、こちらのサイトにてご覧いただけます。

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