こたろう🏚️プロダクション
脚本/小説のアイディアメモ集 三行でストーリーを要約したもの
オムニバス形式の意味がわかると怖い話です。
様々なジャンルの短編小説集です。
オムニバス形式の怖い話の短編集
――ぼくはすくえなかった 光も届かない漆黒の海の中を白い巨体のくじらが尾鰭をバタつかせ、慌てるように潜っている。 慌てる白いくじらに対して、海の中は静かだ。 ーこのこはきぼう。あのくにをかいこくするのにひつようだ 白いくじらは泳ぎ続けると漆黒の海の中にポツンポツンと光り輝く玉が現れる。 光り輝いているのは大きな海月達。どこかへ導くように発光する海月達は列になって漂っている。 ――もうすぐだ 白いくじらは発光する海月達の列を道しるべに更に潜っていく。 長い海月達の列は漆黒の
■あらすじ 腕力はゴリラ並みで、圧が強すぎるのが玉に瑕、久瀬剛高校に入学した女の子のむーちゃんは、同じ高校の一つ上の先輩の葛谷とばったりと出会い、一目惚れをする。むーちゃんは葛谷のことをどうしても手中に収めたく、葛谷の都合は考えず、自慢の圧で、どんな場所でも追いかけ追い詰め、求愛する。ある種の自然災害であるが、むーちゃんに取っては真面目に恋を楽しんでいる。そんな無茶苦茶なむーちゃんの恋の行方はどうなるのか。 ■第1話「出会い」 第2話「お昼ごはん」 第3話「放課後」
登場人物葛谷先輩(17) 久瀬剛高校二年生 むーちゃん(16) 久瀬剛高校一年生 パンジーちゃん(16) 久瀬剛高校一年生。むーちゃんの友人 天の声・N(ナレーション) 取巻き女A 取巻き女B 飼育員 第三話「放課後」○久瀬剛高校・敷地側裏門前(昼) 葛谷「よし、行くぞ」 葛谷、校舎の影に隠れている取巻女AとBに手で合図を出す。 取巻女AとB、校舎の影からすっと出てくる。 取巻女A「葛谷、流石だね」 取巻女B「この裏門は新入生にはまだ知られてないわ」 取巻
登場人物葛谷先輩(17) 久瀬剛高校二年生 むーちゃん(16) 久瀬剛高校一年生 パンジーちゃん(16) 久瀬剛高校一年生。むーちゃんの友人 天の声・N(ナレーション) 取巻き女A 取巻き女B 飼育員 第二話「お昼ごはん」○久瀬剛高校・1-G組教室(朝) むー、扉を開け、見回す。 パンジー(16)、手には食べかけのバナナを持って席に座っている。 パンジーの机の上にバナナの房が置かれている。 むー、パンジーの席へ走って向かう。 むー「パンジーちゃ~ん、
登場人物葛谷先輩(17) 久瀬剛高校二年生 むーちゃん(16) 久瀬剛高校一年生 パンジーちゃん(16) 久瀬剛高校一年生。むーちゃんの友人 天の声・N(ナレーション) 取巻き女A 取巻き女B 飼育員 第一話「出会い」○久瀬剛高校近くの道路(朝) むー「遅刻、遅刻」 むー(16)、食パン一斤を腕に抱えて、パンをちぎりながら食べて、走 る。 むー「喉乾いたわ」 むー、懐からりんごを取り出し、左手で握りつぶし、手から零れたり んごの果汁を口に流し込む。
■タイトル「すれちがい恋通信」 ■三行ストーリー 街を歩いていると、知らない人から「好きです」とLINEが来た。 無視続けたが、街を歩く度に来たが、ある日、「祐也です、会いたい」と相手が亡くなった彼氏とわかる。
食肉工場で食品廃材の処理している男性がいる。 その日も工場の裏で廃材を捨てようとしたら、髪の長い小汚い女性が立っていた。顔は髪で隠れて見えない。 男性はそれを無視をして、廃材を捨てたが、女性が豹変して、捨てた廃材を素手をゴミ袋に詰め込んだ。 男性は気味が悪くなり、工場に戻る。そして、次の日もその次の日も女性がおり、廃材をゴミ袋に詰め込んだ。 別の日、その日は珍しく廃材はなしだった。だが、男性は女性のことが気になり、工場裏に行った。 残念なことに女性はいつものように立っていた
出社のため駅まで路地を歩いていると、目の前から白いTシャツの男性が歩いてくる。 この当たりに住んでいる人かな、見知らぬ人が歩いているのは珍しくないが、白いTシャツが目についた。 そして、僕はその男性とすれ違った。 残業で遅くなった。 暗い路地を歩いていると、目の前から今朝すれ違った男性が歩いてきた。 仕事帰りかな、ふと僕はシャツを見ると赤色になっていた。着替えたのかな。 僕はその男性とすれ違った。すると、すれ違いにざまに血生臭い匂いがした。
「今日はK子、ツイテイルネ」 「そうなんだよ。彼氏からのネックレスを先週無くしたのだけど、昨日見つけたんだよ」 「どこで拾ったの?」 「帰り道の歩道橋の上に落ちていたんだよ。いつも通るのに気づかないものだね」 「そう…ご愁傷様だね」 「ん?」 ― 一週間後 「今日も学校に来れたんだね」 「そんなの当たり前じゃない。でも最近身体が重く感じるんだよね…」 ― 更に一週間後 「今日も学校に来れたんだね」 「うん…でも、体調が悪いのから保健室行ってくるよ…」 「保健室行っても、意
■タイトル「あなたにホリック」 ■三行ストーリー 恋愛そっちのけ、ワーカーホリックの弁護士の公子。 痴漢冤罪の光を助けると、懐かれる。 実は光の父を救えなかった罪滅ぼしで隠れて見守っていたが、段々と恋心が芽生える。
■タイトル「デジャヴでデンジャラスな恋」 ■三行ストーリー 死んだはずの恋人似の女性と付き合い出した僕。 容姿、性格、何もかも似ている。 絶望の淵にいた僕がその女性に救われた。 だが、女性にはある秘密が。それは殺人鬼であると。
■タイトル「流れ星を掴んで」 ■三行ストーリー 「星見島の伝説で、流れ星を掴むと、恋が成就するんだって」 星見島にやってきた冒険家の昴に私が突然語った。 私は光り輝く夜に手を伸ばし、流星群の一つを掴もうとする。
■タイトル「恋の賞味期限日」 ■三行ストーリー カップ麺に「賞味期限12.24」。 牡丹はイブの日に失恋し泥酔した男と賞味期限がイブのカップ麺を共に啜ったことを思い出す。 男との語らいで、恋に永遠はないと知った。
「あっ、賞味期限、イヴの日だ」 今日は朝から何も食べていないことに気づき、深夜1時に家にストックされているカップヌードルを食べようとして、手に取って、ふとカップ麺の底を見ると、「賞味期限 22.12.24」と書かれてやがる。 くそっ「イヴ」と「賞味期限」の言葉を思い浮かべると、あのことを思い出すわ。 「恋の賞味期限は一般的におおよそ二年と言われている」 なんともクリスマスシーズンには相応しいことを、胡散臭い教授がテレビの向こう側で素っ頓狂な声で饒舌に話している。 ほんと、深夜
※「嘘つきな69番目の欠片・オモテ編」を読んでいない方は上記のページに飛んでいただければと存じます。 公園の隅にあるベンチに丸くなって座る。この場所が定位置だ。 この場所は公園全体を見回せれるから、気に入ってる。 隣には、目が死んでいて白髪交じりの人間の男が足組んで、新聞を読みながら座っている。 「最悪”69番”が覚醒するようなことがあれば、むこうとこちらの世界を結ぶ門を閉じるとする。いいよな、”10番”?」 「ボスの判断に任せる」 男こと”1番”は新聞から目を離さず、答え