税金が政府財源ではない理由
通貨を供給する側と通貨を使う側の視点は、宇宙から地球を見るのと、地球から宇宙を見るのと同じように逆転します。
ですので、使う側からの経験しかない人、家計からしか経済を見ていない人には、理解は難しいでしょう。
まさに、天動説の間違いに気づくのに何百年もかかったのと同じです。
私たちが納める税金も元々は国が発行した通貨ですから、その出所は国で、税金は払うのではなく、国に返しているだけで、税金で国政を行っているというわけではありません。
通貨の原理は商品やサービスの代替ですので、商品やサービスの量に見合うだけの量を流通させるのが国の役割です。
どちらかが多くなりすぎないように印刷する量と回収するための税金を加減して、経済を安定化させるのが国の役割ですが、現在はデフレでお金の量が少ない状況です。
また、企業の内部留保や低賃金の労働者は、商品を供給する能力に相当するので、商品やサービスの量を多くする可能性を持っています。 つまり、その分のお金が市中に流れていないので、物価は上昇してインフレ気味ですが、実態は極端なデフレと言っても良いでしょう。
国(特に財務省)が「借金で・・」というのは、国の政策をお金でコントロールしやすくするためで、例えば、地方財政を圧迫して核のゴミを受け入れやすくしたり、米軍基地を受け入れやすくするために補助金を支出するのがこれに当たります。
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