祖母の「昔からそう言うねん」シリーズ② ことわざ編「敷居を跨げば七人の敵あり」
祖母から「昔からそう言うねん」と、さまざまなことを教えてもらったシリーズ第二弾。
「男の人はな、一歩外に出たら7人の敵がいるって言うんやで」
この後に必ず「昔からそう言うねん」。
これは「敷居を跨げば七人の敵あり」とか「男子家を出ずれば七人の敵あり」といったことわざ。
性格や見た目など関係なく、世間に出ると何もしていなくても敵がいる、敵対視してくる人が少なくとも7人はいるといった意味だと祖母は言っていた。
世間に出ると、なーんにもしていなくても嫌われたり、同じことをしていても良いという人、悪いと言う人がいると。
実際、大人になることを待たずとも、学校の中や近所付き合いの中でもいろんな人がいた。
あの人はどうして私のことが嫌ってくるのだろう
あいさつするくらいなのに、どうして無視するのだろう
人間関係の難しさは、子供から大人になったからといって、簡単になるわけでも、割り切れるわけでもなく、永遠のテーマだ。
いつだって悩ましくても、祖母のよく言っていた
「男の人はな、一歩外に出たら7人の敵がいるって言うんやで
昔からそう言うねん」
を思い出すと、悩んでてもしょうがないかと思えてくる。
いい大人になった今でも、時々思い出すことわざ。
・・・でも、おばあちゃん。
わたし、女やねんけど。
女性が社会に出ていく時代に合わせてくれたんだろうと思っている。