予言とのお付き合い方法
こんにちは、cotです。
Xでポストしたり、youtubeで毎週金曜日に備蓄や心構えなどについてライブを行っている者です
今回はこちらのポストについての追加見解
多くの方が
*月*日に世界の終末や経済の崩壊、戦争や災害など、
何か大きな出来事が起こるという
「日付指定の予言や予測」を聞いたことがあるかと思います。
最近でしたら2025年7月などでしょうか。
予言や予測は、神秘的現象としてのものや
科学的根拠に基づくものなど、様々な形態がありますが
どのようなものであっても、必ずしも当たるとは限りません。
実際、日付指定の予言や予測が外れることが多いのは
皆さんも経験済みではありませんか?
そうだとしても、
なぜ人は懲りずに日付指定の予言や予測に影響されるのでしょうか?
ここには、
アンカリング効果
最初に提示された条件や数字が脳にすり込まれ、
それが基準となることで意思決定をしてしまう心理現象。
の影響があると思われます。
その心理に至った背景には、次のような要因が考えられます。
不確実性の回避:
人は、未来に対する不確実性や不安を感じると
それを回避したり、解消したりしようとする傾向があります。
日付指定の予言や予測は、未来に起こる可能性のある事象を具体的に提示することで、
不確実性を減らす効果があります。
また、予言や予測が当たると信じることで、不安を和らげることもできます。
希望の維持:
人は、自分にとって都合の良いことや望ましいことが起こると期待したり、
願ったりする傾向があります。
日付指定の予言や予測は、自分にとってプラスの効果をもたらすと思われるものであれば、
それを信じたり、応援したりすることで、希望を維持する効果があります。
逆に、自分にとってマイナスの効果をもたらすと思われるものであれば、
それを否定したり、批判したりすることで、
希望を守ろうとすることもあります。
( これは認知バイアスと呼ぶ方が近いかも)
社会的証明:
人は大小はどうあれ社会を作って暮らす生き物なので、
気にしないつもりでも、
それなりに周囲の人々の行動や意見に影響されやすいものです。
日付指定の予言や予測は、多くの人が信じたり、話題にしたりすることで、それが正しいことだと思われやすくなります。
また、周囲の人々と同じ行動や意見をとることで、
安心感や所属感を得ることができます。
これらの心理は、人間の本能や感情に訴えるもので、
合理的な判断を妨げになり得ます。
日付指定の予言や予測に惹かれること自体は悪いことではありませんが、
それに盲信することに問題があります。
予言や予測が外れたときの失望や後悔、
それらに基づいて行動をとったときのリスクや責任などは
盲信する人ほど予言者を責め立てる傾向にあります。
そして、その日付に注視するあまり
他の事に気を配るのがおろそかになったりします。
これではすべき備えもできず、なんとも残念です。
ではどのようにすれば、
日付指定の予言や予測に影響されすぎないで済むのでしょう?
その対策には、以下が考えられます。
心理的背景と対極にあります。
情報の検証:
日付指定の予言や予測に出会ったときは、
その情報の出所や根拠、信憑性や正確性などを検証することが重要です。
インターネットやメディアには、誤った情報や偏った情報、
意図的に操作された情報などが溢れていることが大前提。
これはテレビや新聞雑誌に限ったことではありません。
さもリアルに撮影したように見せかける合成や、
意図的に明らかに違う訳の字幕を付けた動画は
SNS上に嫌と言うほど溢れています。
そのため、情報を鵜呑みにせず、自発的に複数の信頼できる情報源を調べ、
自分の考えの根拠とすることが必要です。
※ここで自分の外にソースを求めない姿勢が大事ですね。
自分の判断の再考:
日付指定の予言や予測に対して、
自分が予言や予測を信じたり、否定したりする理由は何かを考えることで、
どのような感情や反応を持っているかを自覚し
判断に影響を与えている心理的要因 ある程度見えてきます。
また、一旦そうやって立ち止まることで
自分の判断が合理的であるかどうか、
偏りがないかを客観的に確認することができます。
他者の視点の尊重:
日付指定の予言や予測に対して、
自分と異なる行動や意見をとる人々がいて当たり前です。
人は、自分の行動や意見が正しいと思い込んだり、
他者の行動や意見を否定したりすることがあります。
が、予言や予測は、必ずしもただ一つの正解とは限りません。
他者の行動や意見に対して、
正したり反論、論破することなく
理解しようとしたり、尊重したりすることが必要です。
日付指定の予言や予測は、人間の心理に訴えるものであり、
それに惹かれることは自然なことです。
しかし、それに影響されすぎると、さまざまな問題が起こります。
「情報の検証」「自分の判断の再考」「他者の視点の尊重」
という三つの対策をとることで、
日付指定の予言や予測とうまく付き合っていくことができます。
予言は生活に適度な緊張感を与えるスパイス、
くらいに上手に付き合いたいものです。
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