本を読む際には、学んだことをメモした方がいい
読書目的が自分自身の見識を広めるためであれば必要。
本を読む際、スピードにとらわれてはいけないし
読み終わることにフォーカスしてもいけない。
目的が見識を広めることなのに、
早く読むことばかりに意識が行けば学びはほとんどなくなる。
だからたとえ本が進むのが遅いからと焦らない。
そもそも新しい情報を吸収して自分で使えるようにするのは時間がかかる。
外国語やスポーツがいい例だと思う。
どちらも繰り返しをし、自分の身にする必要がある。
これは情報と同じだと思う。
本で得た情報は大抵以下のステータスのどれかになると思う。
・聞いたことがある状態
・知っている状態
・使える状態
この三個の状態は別物で、下に行けば行くほど有用性が高い。
本を読みきるだけだと多くの場合が一つ目だけの状態で終わってしまうことが多いと思う。
これは難しい本を読みきったときに起こりがちだと思う。
読み切ってしばらくしてしまうと、何を書いてあったかも忘れてしまう。
僕も、マルコムXやヒュンダイ創業者鄭周永の本を読んだりしたが
その詳細の内容は忘れてしまった。
詳細内容に学びが詰まっていることが多い
本の中であった具体的な出来事に自分の見識を広げるヒントが隠されている
パターンも多いように思う。
例えば、僕はマルコムXの本を読んで、
アメリカで起こっていた白人による黒人への差別は、
イスラエルでは一切起こっていないことを学んだ。
彼らはイスラム教という宗教でつながっていて、肌の色が気になることはなかった。
血液型や性別、身長のような人の個体差の一要素と捉えられていたみたいだ。
彼らにはむしろ言語の違いのほうが気になりやすいらしい。
こういうことを学ぶと社会における差別はその文脈に異存するということがわかる。
もし、これから先職場や友人、もしくは社会全体で派閥争いがあったときに僕はこの知識を当て嵌めて理解しようとするかもしれない。
というように、学びを自分の中でも使えるようにすると
普段の生活で見聞きすることにその学びを使えるようになる。
これが僕の考える見識が広がるということだと思う。
ゲームにも似ている。
ゲームで火を燃やす呪文を覚えたとする。
そして、木を切る方法も学んだとする。
それを組み合わせれば薪を作ることができる。
このように、自分の中で使える技を増やすというのが僕の考える、見識を広めるということ
脳内で親和性の高い情報に落とし込むことが大切
読書をする際、新しい情報を得る際は脳内の中で親和性の高い状態にすることが大切だと思う。
方法は色々ある。
外国語のように繰り返して覚え込む方法もあるし、
自分だったらどうするかを考える方法もある。
セミナーで得た新しい情報だったら自分の会社でどう使うかを考えるとか。
僕がすすめるのは、タイトルに有る通り本で学んだことをメモすることだ。
本では学んだことを必要に応じて書いておく
目的は2つ
・学んだことを使える状態にする
・あとで見返せるようにする
学んだことを使える状態にする
これは
「知っているだけの情報」を「使える情報」に変化させる作業だ。
先述したとおり、本をただ読むだけでは、「情報を知っている状態」
で止まってしまう。
その状態だとせっかく使える場面ができても、その情報を活かすという発想が出てこなくなる。
自分の言葉で何を学んだか、そして特に自分はその情報をどう使えそうと思ったかまでを書いておくと、その情報は脳内で限りなく親和性が高くなる。
そして、情報が脳から取り出していつでも使える状態になる。
あとで見返せるようにする
エビングハウスの忘却曲線があるが、あのように学んだことは日に日に忘れてしまう。
仮にそれが脳に溶け込んでいても
使わない日が重なれば重なるほど、せっかく得た情報は脳内から出ていってしまう。
しかし、自分が学んだことを簡潔に書いたものがあればあとはそれを読み返せばよいだけになる。
そしてそれは自分の思考回路で書かれた自分ならではの文体になる上、
かいた時の記憶が残っているので、
他人の情報よりも読みやすい。
そして一度学んだことなので脳への入り方が半端じゃなく速い。
まとめ
自分が学んだことを自分がわかるように、そして学びたいことや目的に応じて情報を適宜加えれば
ただ読むよりも学びが最大化されると思う。
お金があれば、電子版も紙版もあるのが理想かもしれない。
やはり本を読むときは紙のほうがあたまに入りやすい。
しかし、仕事をしながらそれを参照したい場合はKindleの電子版で目次と本文を参照しながら読むのがいい。
ネットで記事を漁るように調べられてあれはすごく便利だ。
あと、ツールを知るのではなく
目的を持つのが大事。
そのためには疑問を持ち続けること。
その疑問を解消しようとすること。
一言で言えばめんどくさいをそのままにしない。
楽するためにそれを探し続ける。
その習慣をつけるのは、性格によっては全く難しくない。
むしろ、楽しく感じると思う。
そして、そういう人が紹介したようなことをやるのに向いていると思う。
その心さえあればあとはどんどん自分で何かないか、効率化を探求し続けるはず
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