離島で「ワーケーション」を試してみた
3月末にどうしても行きたかった沖縄県多良間島。
年度末の超多忙な時期に、今後のことも考えて、「ワーケーション」にもチャレンジしておきたいと思って、今回離島で「ワーケーション」を体験してきました。
旅行しながら仕事以外に「ワーケーション」を試したかった本当の理由
サラリーマンをしながら複業で共働き育児の課題を解決することを目標に活動してます。
現代の子育ての課題解決には、社会の多様性、いろんな考え方を許容する環境が必要と考えおり、特にワークスタイルの多様性が生まれないと、決められた環境の中で、どうにも調整できない環境で追い込まれてしまうことが、大きな課題だと思っています。いくつかの選択肢がある中から、それぞれが自分にあった選択肢を選ぶことができれば、状況に応じて臨機応変に対応ができ、子育てと仕事の両立において精神的な負担は軽減できます。
そう思いながら、自分自身はワークスタイルの多様性を試したことがこれまでなかったので、子どもの春休みの旅行を理由に、「ワーケーション」という考え方を自ら体験し、ワークスタイルの多様性を考えるきっかけになりました。
(出産、育児に関する提案をするために多良間島を訪問したレポート)
http://cosolab.com/2022/04/08/newsletter20220401/
「ワーケーション」についての感想
日頃、在宅ワークが中心のワークスタイルに変わり、リモートで仕事をすることに抵抗はなくなりましたが、就業規則では自宅以外での仕事が認められていないため、今回は有給休暇ということで、「ワーケーション」を試しました。訪問したのは、沖縄県の宮古島と多良間島。
前半は家族と一緒に宮古島で過ごし、後半は多良間島に移動し、仕事中心の滞在です。
結論としては、ワーケーションはできる!です。
これは比較的な大きな宮古島だけでなく、第二離島と言われる多良間島でも光ファイバーが敷設されているので、パソコンを使って仕事をすることができることがわかりました。
1)ワーケーション施設の利用
宮古島に宮古島ICT交流センターというコワーキングスペースがあります。
旅行者や出張者が時間単位、一日単位での利用も可能で、Wi-Fi環境が整備されていて、パソコンを持っていき、仕事ができます。元々役所だったところで、ークスペースは議会場を改装し、提供されていています。利用者は私1人で広いスペースを貸切状態だったので、リモート会議も年度末の業務処理作業もストレスなく、行うことができました。ほんと快適でした。
ただ1点きになったことは、近くにコンビニも食堂もないため、お昼ご飯をどうするかという問題が起きました。宮古島自体、あまり食べるところがないため、事前に食べるものを持ち込めば、一日中仕事が快適にできるところです。
宮古島ICT交流センター
https://iic-miyakojima.jimdofree.com/
2)ホテルの部屋で
離島ではやはり公衆回線を使って、カフェとかでパソコンで仕事をするにはちょっと通信状態が悪く、なかなか難しいところがありました。Wi-Fi環境があるホテルの部屋だと、全く問題なく仕事ができました。
ただホテルの部屋のデスクは仕事をするためのものでないため、スペースの問題があり、ちょっと窮屈な感じで、長時間仕事をするには辛いかです。あと意外と周りの声、日中は客室清掃をしている人たちの音がするので、集中できませんでした。ホテルの部屋で仕事をするならば、コワーキングスペースで仕事をする方が集中できるので、おすすめです。
3)第2離島で
宮古島のような大きな島だと通信環境も整備されているので、仕事はできるだろうなぁと楽観視していましたが、第2離島は年度末の業務処理が通信環境の問題で滞る可能性があるのではと不安に思いながら、第二離島でもチャレンジしました。今回宿泊したゲストハウスにはWi-Fi環境があり、そのWi-Fi環境を利用することで何の問題もなく、仕事ができました。多良間村も2−3年前に光ファイバーが全島に敷設されたようで、東京にいるかのようにパソコンを使って、オンライン会議や業務処理を行うことができました。日本全国どこでも仕事ができることを身をもって体験することができました。
4)家族との時間、仕事の時間
自宅を離れて仕事ができるかを検証しても、ワーケーションの本質ではありません。大事なワークとライフのバランスですが、旅行中は家事というタスクがないため、仕事がひと段落すると、気持ちは旅先でリラックスでき、家族との時間を楽しむことができました。
今回は年度末のタスクが立て込む時期で、事前に事務的な処理だけを行えるように準備してきたが、提案や企画活動などを中心にした仕事で有効かどうかはまた別の機会に試したいと思います。
旅先で頭がリフレッシュされるので、集中できるような気がします。
「ワーケーション」という新しいワークスタイルが広がるには
冷静に考えると、25年ほど前からモバイルPCを持って、外出先で仕事をするということは当たり前になっていたし、海外旅行や海外出張に行った先でもメールでやりとりすることで仕事をしていたので、「ワーケーション」というのは新しいワークスタイルというより、メンタルの変革を迫られていることだと気づきました。
仕事はオフィスでなければできないから、自宅でもできるに変わり、さらに「ワーケーション」では日頃の生活空間ではない非日常の空間でも仕事をする。仕事をする環境において、新しい選択肢が増えたのだと。
「ワーケーション」のことについて書きながら、最後は私自身の考え方、意識の壁の問題だったという結論で面白くないオチとなり、すいません。
ぜひ機会あれば、みなさんのワークスタイルの意識の壁を超えて、ワーケーションという考え方を体験し、新しいワークスタイル、ライフスタイルを考えて頂ければと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?