シリコンバレー選抜 Day0
シリコンバレーへの挑戦(リベンジ)
岸田内閣におけるスタートアップ育成支援の一環として、5年間でシリコンバレーへ1000人派遣するという話から、2023年2月に開催された始動Next Innovatorアルムナイのイベントの中で、過去にシリコンバレー選抜にもれた人を対象に、新たにシリコンバレー派遣のプログラムが作ると発表されました。
この発表を受け、ビジネスプランをブラッシュアップし、プランを実行するための準備を進めてきました。そして、5月JETROからプログラムの募集要項が発表され、準備万端でエントリーし、今回採択されました。
このチャンスを頂けたことに感謝。
絶対楽しんでこようと、もう内示をもらった時から、楽しみで仕方ありません。
2020年に始動Next Innovator 6期(以下、始動)に参加した時は、正直準備不足でシリコンバレーに行っても、何を実現したいかを明確に言うことができず、時期早尚と感じていました。
始動に参加したことで自分が取り組むべき課題がクリアになり、「Just Do it!(まずやってみる)」と言うことで、始動アルムナイの堤さんと子育ての孤立を対話で防ぐ仕組み「coe(こえ)」を、クラウドファンディングで多くの方々の支援を頂き、立ち上げました。
実際に、課題当事者と向き合うことで、子育ての孤立や精神的な負担、家庭内の様々な課題がよりリアルになりました。一人では解決できないため、周りを巻き込み、どのように解決すべきか、どのように仕組み化して解決するかを、これまで考えてきました。
子育ての孤立を防ぐ仕組み「coe(こえ)」
https://www.miraikosodate.com/
そして、出産、育児における課題、さらには子どもたちの未来のためにどうすれば良いかを考える仲間が集まり、今夏から本格的に活動開始するというタイミングで、ソーシャルビジネスが進むシリコンバレーへ行くことが決まり、ビジネスモデルのブラッシュアップ、さらにはグローバル化を目指して、現地へ行きます。
Day0(2023/06/24)国内プログラム キックオフ
今回のプログラムの正式名称は、「グローバル起業家育成プログラム/グローバルイノベーター等育成プログラム(以下、Project-A)」です。
参加条件は、社会にインパクトを与えるイノベーションを起こしたい人であり、これまでに始動 Next Innovatorかスタートアップシティ・アクセラレーションプログラム(プレパレーションコース)を受講した実績がある人となります。選抜された30名が参加するプログラムはシリコンバレーで開催されるプログラムと帰国後に開催される国内プログラムで構成されており、年末に最終報告を行うことが計画されています。詳細は現時点ではほぼ不定。
Project -Aの目的は、マインド(Mind)を変えて、行動すること(Action)に重きが置かれ、人を巻き込み助け合うこと(Success)です。
つまり、課題解決に向けて動き、その成果を報告すること、さらに計画を立てて、計画通りに進捗するかが問われているように思うので、まさにこれから真剣勝負です。特に、私の場合、グローバル化できるかが、今の課題です。
JETRO 起業家育成支援シリコンバレー派遣プログラム(7月)
https://www.jetro.go.jp/events/ivd/306a588a8a70547c.html
1)Why you
今日のプログラムではマインドを変えて、行動することに対して、「Why you」と言う視点の重要性が強調されました。シンプルな問いではあるが、簡潔に答える準備ができているか自問すると、出来ていないことに気づきました。
今回の渡米にあたり、ピッチ資料は英語で作成する準備を進め、その過程でよりシンプル、より簡潔な言葉で表現することに取り組んでいましたが、なぜあなたが取り組むのかはまだ準備ができていません。
人を巻き込むために必要な共感を得るには、自分ごとである必要があり、限られた時間で面談し、一言で相手をつかむためにも、ピッチ以上に「Why you」を洗練させておく必要があります。
シリコンバレーに訪問するにあたり何が必要かとは、「Why you」だと。
思いある人たち全員の「Why you」をじっくり聞いてみたいと思ったりもします。なぜなら5分とかのピッチでは人物まではわからないので、どう支援したら良いか、助け合えば良いかがわからないから。
なので、滞在中、より多くの人たちとコミュニケーションをとりたいと思います。
2)シリコンバレー派遣経験者から
これまでにシリコンバレーに行ったメンバーから滞在中の過ごし方を聞いた。
基本的には、自分で必要な人にコンタクトし、目的を果たす。そのためにはLinkedinや友だち、知人のネットワークを活用し、地理的なことを考慮してアポを取る、極めてシンプル。
現地でつながったネットワークで更なる紹介を得て広げて行くことも重要であり、アポの組み方、大事ですね。
3)スタートアップの立ち上げ方
大企業からカーブアウトで起業された方と大企業と連携によるスイングバイでグローバル市場にチャレンジする方からレクチャーを頂きました。
今、自分が取り組んでいる課題は国内前提であるが、どうすればグローバルに展開できるかについて考える示唆をもらうことができた。まだアイデアであるが、グローバルを前提にビジネスモデルを考えるシリコンバーな人たちとの議論で、アイデアが実現可能か、さらには何を付加すれば成立するかを考えていきたい。
4)スタートアップの失敗から学ぶ
全ての事業がうまくいくとは限らないことは、自分も経験としてわかっています。今回登壇を頂いた方々は、プロダクトをローンチさせ、資金調達もした後に、事業をクローズさせた経験を持つ人たちであり、私よりも遥か先まで見た人たちであり、まず敬意しかありません。そもそもスタートアップでプロダクトローンチができずに苦しんでいるところが多く、その「死の谷」を超えたことがすごいと思います。さらに、外部からの資金調達を成功させて、解像度高く具体的な成長戦略を描くことができたこともすごいと思います。
ただその描いた計画が何らかの理由でうまくいかなかった。
こんな経験をクローズの場で聞けたことは非常に貴重な経験であり、この場で自らの経験をこれからチャレンジする人たちに向けて話して頂いたことに感謝しかありません。
失敗するには理由がある
市場や社会環境の変化において、ミッション、ビジョンがブレると、失敗するリスクが高まるのだろうと。その時、「Why you」、つまりあなたは何を成し遂げたいのかがブレないことも重要だと。
スタートアップは動きながらもリソースが限られているため、一点突破が求められますが、その見極めが重要であり、自分ではブレているかどうか見えなくなるため、協力者、メンターの存在は重要であり、私の活動を創業からずっと見てもらっている方々に、ブレていないかを点検するため、改めてコンタクトしようと思いました。
シリコンバレーでのオフィシャルなプログラムは発表されませんでしたが、自分でどんどん機会を創って行動すれば良いと言うことはわかりました。
出発まで2週間。
しっかり準備をして、シリコンバレーでは楽しむぞ!って感じです。
もうワクワクしかない。
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