見出し画像

自身の経験が入居者さま同士のつながりを深めたいきっかけに。

※上部の写真はイニシア南浦和根岸共用部スカイパークにて入居者とstation協議の様子(2024年2月撮影)

新築マンションの入居者さま同士をつなぐ
アプリケーション「station」を導入した
「イニシア南浦和根岸」の取り組み。
アプリケーションを通じて、
どんなことを実践したのか社員にインタビューしました。


―今回はどのような取り組みを行われたのでしょうか?

弊社の分譲マンション「イニシア南浦和根岸」で、
入居者さま向けのコミュニケーションアプリ
「station」を導入いたしました。

「station」は入居者さま向けのアプリケーションで、
アプリのユーザーが自由に「チケット」という
掲示板機能を用いてタイムラインに投稿をしたり、
個別のメッセージをやり取りすることが出来ます。

また、
オンラインのアプリケーション上の繋がりだけではなく、
stationを活用したオフラインでのイベント開催も行っております。

「防災まち歩きツアー」というイベントでは、
参加者さまを3グループに分け、
自由に街を歩いていただき、
災害時危険だと思うスポットや、
街にあるおススメの飲食店やスポットを
stationに投稿していただきました。
 
導入以降、stationアプリ上で
入居者さまが企画する「入居者懇親会」の告知や、
お子さまがいらっしゃる家庭で
節分の豆まきへの参加を募る投稿
などが見られ、
stationを入口として活用したコミュニケーションが行われています。
 

―なぜ、このような取り組みをしようと考えたのでしょうか?


私は宮城県の出身で小学校4年生の時に
東日本大震災-3.11を経験しました。

当時私の住んでいた街は、3歩歩けば知り合い、
恋人と手を繋いで歩こうものなら、
数日後には野球部のママさん会の話題に。。。

そんな密すぎるご近所付き合いに
煩わしさを感じておりました。
 
しかし、
3.11のときです。

発電機のあるお家に集まってテレビで情報を得たり、
隣に住んでいる足が悪いお年寄りの分も
給水所へ水を汲みに行ったり、
薪焚きのお風呂のあるお家でお風呂に入らせてもらったり、
時に助け、時に助けられました。

ご近所の繋がりがあったからこそ
被災生活を乗り越えることができました。
 
これは、普段から
近所とのコミュニケーションがあったから
こそ
出来たことだと思うのです。

例えば、
「2件隣の◯◯さんは耳が聞こえないから、
ラジオで情報を得ることができないんじゃないか。
会いに行って情報を伝えにいかなければならない!」

と行動したとき。
 
この行動には

・2件隣の人の名前を知っていること
・耳が聞こえない人であることを理解していること
・会いに行ける関係が出来上がっていること

が必要になります。
日常でコミュニケーションをとっていたからこそ
有事の際にとっさに行動に移すことが出来るんです。
 
1度も、挨拶すらしたことのない関係性で、
何かが起きた際に連携はバッチリ!!
なんてことはかなり難しいのではないでしょうか・・・。
 
それから、マンションでは、
災害時は自宅避難が基本なんです。

避難所の収容量や、避難所での感染症拡大など、
さまざまな状況を鑑みると大きな地震が起きても
倒壊しにくいマンションは
自宅避難の方が安全であると判断されるため、
行政も推奨しているんです。
 
今まで、INITIAの新築マンションでは
防災備品を全物件に導入したり、
物件ごとにオリジナルマンション防災マニュアルを作成する
取り組みを行うなど、防災に関する取り組みを行っていました。
 
実際に何か災害が起きた時、
その様な備えも非常に重要ですが、同様に、
それを活かす日常のコミュニケーションも重要なのだと考えました。
 

―この取り組みへの想いはどのようなものでしょうか?


 
この取り組みを通し、
お客様さまの日常の暮らしをより充実したものにしていただきながら、
有事の際にも皆さまで助け合うことが出来る、
そんな関係が作られれば良いな
と思っています!

お客様の暮らしの充実・安全・安心を考える
コスモスイニシアだからこそ、出来る取り組みだと思っています。
 

—取り組んだ感想を教えてください。



実際に、入居者さまと接して、
ご自身の「暮らし」をよくしようと、
積極的に取り組みに参加してくださる様子に感動しました。
 
現在私は販売をメイン業務で担当しています。
お客様が実際に入居後も「暮らし」や
マンションならではの「繋がり」を楽しんでいる姿を
実際に見ることが出来て、
今やっているお仕事の価値を実感することが出来ました。
 
自信をもって、
INITIAの新築マンションの魅力を
お客様にお伝えしていきたい!
と思っています。
 
 

【station株式会社】
stationは、場/街づくりにおける様々な課題に対し、
ブランディング、コミュニティデザインから自社プロダクトの提供、
施設運営など、デザインとテクノロジーを組み合わせた
最適なソリューションを提供しています。

https://www.station.space/

<担当者の紹介>
・大寺ちひろ
入社1年目。
分譲事業部分譲部で新築マンションの販売を担当。
学生時代は、被災地の仮設住宅におけるコミュニティ形成支援や、
葛飾区で防災のラジオ番組のMC等を務め、
防災やコミュニティに関わる活動を行っていた。
 
・後藤瑠那
入社3年目。
分譲事業部分譲部において新築マンションの販売、
商品企画を行った後、新卒採用チームで
コスモスイニシアの未来を担う、学生への採用活動をしている。
 
・田脇みさき
入社9年目。
住まいの総合ギャラリーイニシアラウンジ三田で
価値創造に向けたチームマネジメントを行っている。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?