南極の小惑星について
宇宙の起源って、どうやって知るの?
宇宙開発事業はここ数百年、徐々に進んでいますが、地球の研究は人間の歴史の分だけ記録がある。
今回はそこにフォーカスを当ててみたいと思います。
地球の始まりとは?
皆さんは、流星群や火球を見たことはありますか?
流星群や火球は、流れ星の中でも見応えのある現象です。
流れ星は、地球に落ちてくる隕石のことで、その隕石には地球や宇宙の起源を知るヒントが沢山あると言われています。宇宙を知るヒントは、宇宙に行かずとも地球上で得られるのです。
48億年前、太陽系ができたタイミングで、地球も生まれました。
質量の高い太陽の周りに、銀河中のガスや塵が集まり、惑星や衛星を形成し、今の太陽系が誕生したのが48億年前のことです。太陽、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、、、と、惑星がありますが、地球に落ちてくる隕石のほとんどは、火星と木星の間に、小惑星が浮遊している小惑星帯からきています。
地球の始まりのヒントは?
宇宙研究には、望遠鏡や光学の観点から宇宙へ直接アプローチする方法と、地球自体の研究と、もう一つ、地球に落ちてくる宇宙からのヒント・隕石があります。
小惑星は、惑星が形成される元となるもの。そのため、地球にくる隕石、小惑星は、宇宙開発の大きな手がかりなのです。
隕石や流れ星という言葉は、多くの人にとって夢やロマンのあるワクワクする言葉ではありますが、宇宙に行かずとも宇宙のことを知れる、地球の人間にとってとてつもない価値のあるものなのです。
ちなみに、なぜ小惑星帯が生まれたのか?について簡単に説明します。
太陽系が形成された当時は、ガスや塵・その他の物質で構成された惑星の核となるものと、その他の物質で太陽系は溢れていました。
その後、惑星が形成されますが、火星と木星の間では、重力が安定しませんでした。
太陽系の中で一番重力の強い惑星である木星の影響で、惑星形成に必要な核ができなかったため、小惑星という形で大小様々、多数の隕石が浮遊しています。
さて、世界で確認されている隕石は、どこで発見されることが多いでしょうか?
実は、世界で発見される隕石の約60%は、南極から発見されています!
南極開発について
実は、南極から見つかっている小惑星の数は、約45,000個以上もあります。この数は、世界中で見つかった隕石の約3分の2に相当します。南極は白銀の世界です。その上に落ちた隕石は黒っぽい色をしているため、とても目立ちます。そのため、南極は隕石の発見に適しているんです。
また、実は氷河は1日に1cm〜1mほど動いてるため、南極の大地の形状とも相まって、隕石が特定の場所に集中して集まることも、発見される隕石の数が多い要因となっています。
南極大陸の研究が、地球環境や南極開発だけではなく、宇宙の開発にもつながっているというのは夢のようですよね。
開発や研究の重要性
そもそも宇宙開発や宇宙研究は、次のビジネスチャンス。そして、地球上の誰にとってもロマン溢れること!それを、地球の中で一番未知の大陸である南極からアプローチしていける、ということはこれまたロマンがあります。
地球温暖化により、南極の氷河は少しづつ減っています。その結果、氷河の中にある隕石が氷河の奥深くに隠れてしまったり、氷河が溶けることで海に放出されてしまったり、時間が経てば経つほど地球上にある宇宙のヒントが見つけられなくなっているのもまた事実です。
だからこそ、少しでも早く、南極の開発や南極研究を進めていくことが重要視されています。地球上からアプローチすることで、これからさらに宇宙の謎が紐解かれていくのが楽しみですね!
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