#10 真我の目覚め(エニアグラム)-ニート息子とのこじらせた関係を修復したくて外車一台分つぎ込んだ話-
確か、リアは日本にいるよ。
リア?
エイトスターダイヤモンド「I」を四谷に迎えに行く日。
丁度開催されていたイベントの講師は山川紘矢さんだった。
スピリチュアル業界の重鎮。
シャーリー・マクレーン著「アウト・オン・エア・リム」を翻訳した方。
和やかな語り口は人を惹きつけてやまない。
素敵な、知的なおじい様(失礼(-_-;)。
そして、どんな質問にも答える。
「将来の夢が描けません。どーしたら?」
「おお。いいね。悩むのもOK。」
「?」
「起こってることは全てOK!」
きっとそうなんだろう・・・。
って納得してしまう何かが山川さんにはあった。
そして、奥様に感謝しているところが、とても、素敵にみえた。
そんな山川さんとひょんなことでご一緒できることになった。
末席でお話をお聞きしていたら、リアの話になった。
「アウト・オン・エア・リム」の翻訳をする発端となった女性がリア。
今はアルーナ・バイヤースとして日本にいるという。
これも何かのご縁と思い。
すぐネットでアルーナのコーチングを受ける。
親子の問題は難しい。
うっ。それは・・。
と、思いつつ。
学んでみようと思ったのはエイトスターの力が発揮されたのかもしれない。
「真我の目覚め」
毎週火曜日、三か月くらいはあったかと思う。
受講生がふたりだったので、ほとんど個人授業のような形だった。
通訳の方も交えて、毎回楽しみな講義であった。
アルーナはが得意とするのはエニアグラム。
アルーナはドン・リチャード・リソ , ラス・ハドソンの本を元にしながら 個々の性格を紐解いていく。
自ら紐解けてこそ、自分自身の姿が現れてくる。
自分がどんな状況でどういう反応をするか?
その時どんな風な考え方が元になっているか?
何度も考えなおし、アルーナとセッションしていく。
なるほど。だから、こんな時にこんな風に行動してしまうのか。
ひとつひとつ皮をむくように自分の性格が露わになるのは楽しかった。
終盤、真我の目覚めへ。
今スピリチュアル界で「目覚め」は普通に使われるようになった。
ちょっと前はインドなどでグルに教えを乞わなければならなかった はず。
簡単に覚醒者になれるのか?
どんな状態を覚醒というのか勉強不足で断定はできないが。
アルーナに導かれた心象風景は
静かで、光に満ち、白い空間に自分は存在しない。
こんな、感じだったと思う。
「準備ができていたのですね。」
アルーナ曰く。常に自分に問うてこそ覚醒者。
歩いている時、何か頭に浮かんできたら「これはだれの考え?」と問う。
覚醒者だから、どうした?
と、いうことはない。
ただ、全ては愛なのかもしれない。と、理解できたような気がした。
気がした。としか言えないのは確信がないからでなく、恥ずかしいから。
息子との関係も変化していない。
けれど、自分とは何か?が少しわかっただけで、視野が広がった気がした。
スピリチュアルにアレルギーのある人が初めて聴くと、
大丈夫か?
と、なりそうだ。
ま、そんな世界もあるさ。
と、いうことでもいいと思う。
アニメの中には覚醒者なんてごろごろしてるのだから。