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グローバル化が原因なのか

今、世の中は問題に満ち溢れている。その問題の一因に『グローバル化』が挙げられることが多い。まるでグローバル化が諸悪の根源かのような言い方をする識者もいる。自国ファーストの流れは必然であると。Brexitやトランプ大統領の誕生はその先鋭的現象であると。

だが、本当にそうだろうか。私は、グローバル化は今起こっていることの『原因』ではなく、『結果』であると思う。では、今起こっていることとは何か? 一言で言うなら『経済合理性の追求』であろう。

『少しでも安く』という市場の要求に応えるための手段が、たまたま調達や生産を海外に委託することであったはずで、その結果がグローバル化を引き起こしたのだと思う。

そう言うと、『経済合理性の追求=資本主義』と捉え、資本主義が諸悪の根源だ、我々は社会主義に移行すべきだ!!などと大々的に唱える識者がいることに驚かされるが・・・(^_^;)。

私は、世界は諸問題を抱えているが、全体としてよい方向に向かっていると考えている。一直線に改善しているとはとても言えないが、螺旋階段を上るように少しずつ上向いていると。

資本主義が我々の生活をどれだけ豊かにしてくれたことか。
もちろん一方で格差や環境など、諸問題を引き起こしたことも間違いない。だからと言って社会主義に移行すべきだというのはあまりにも短絡的ではないか。我々の目指すべきは『よりよい資本主義』だと思う。

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