『ネイティブが教えるイギリス英語フレーズ1000』を実際に読んでみた!
こんな方におすすめ!
先述したように『ネイティブが教えるイギリス英語フレーズ1000』では、英語を一から勉強したい方向けではなく、イギリス英語で使うフレーズをたくさん覚えたいという方にぴったりの本です。
ただし、文法や単語を重点的に勉強するような本ではないので英語をしっかり勉強したい方にとってはひょっとすると少し物足りないかもしれません。
そのため、本書は
l 英語をしっかり勉強する前に手軽にどんなフレーズがあるのか知りたい
l 留学先や仕事先で使ってみたい
l 映画で出てくるような日常的なイギリス英語のフレーズが知りたい
という方におすすめの本なので、手軽にイギリス英語にふれたい方はぜひ、ご覧ください。
本書の3つの特徴
本書の主な3つの特徴は以下の通りです。
l 様々なシーンで使える4つのセクション
l 中学英語レベルの短い簡単フレーズ
l イギリス英語ならではの単語やスラングを収録
実際に詳しく見ていきましょう。
様々なシーンで使える4つのセクション
フレーズは場面別に下記の10シーン(Unit)に分かれています。
l Unit1 家
l Unit2 交通機関
l Unit3 語学学校
l Unit4 レストラン
l Unit5 カフェ
l Unit6 パブ
l Unit7 ショッピング
l Unit8 ランチタイム
l Unit9 レジャー
l Unit10 旅行
さらに、各Unitは下記のセクションごとに分かれており、それぞれのUnitを想定したフレーズが豊富に用意されています。
l 定番表現
l つぶやき表現
l 会話表現
l ダイアローグ
各セクションで取り上げられているフレーズは実際に現地で利用されている表現が多いので「この文はこう使えばいいのか」と想像しながらイギリス英語にふれることが可能です。
例えば、つぶやき表現で取り上げられている「#teaforthewin」は、Xでも使用されているほどポピュラーなハッシュタグ。
このように実際に調べてみるとよりリアルなつぶやき表現を知れるので、生のイギリス英語を体験できるでしょう。
中学英語レベルの短い簡単フレーズ
各Unitにあるフレーズは一文で簡潔に表現されてあるものばかりです。
さらに、フレーズで使用している文法は中学英語で行うレベルであるため、イギリス英語初心者の方でもスッと入ってくるような文が書かれています。
ただし、中学英語では主にアメリカ英語で習うのが常でしょう。
そう考えると、これからイギリス英語を勉強していこうという方にとっては、難しい本に感じるかもしれません。
しかし、本著では下記のようにイギリス英語独自の表現がされてある部分には「アメリカ英語ではこう使う」という風に書かれています。
そのため、元々覚えている英語と関連付けをしながら勉強できるので、はじめてイギリス英語に触れる方でもスッとイメージできるような表現に感じるでしょう。
イギリス英語ならではの単語やスラングを網羅
先述したように、イギリス英語では独自の単語などが使用されており、今から勉強をはじめようという方にとってはややハードルが高いものというイメージがあるかもしれません。
しかし、本著ではイギリス英語ならではの単語やアメリカ英語との違いを解説しているだけでなく、イギリス文化について触れている部分もあります。
このように簡単な文法で表現されているフレーズばかりなので、日常会話に落とし込みやすく感じるでしょう。
YouTubeでイギリス英語を聞き流し!
また本書はスマホ・タブレットやPCで勉強できるように電子書籍版と音声版が無料でダウンロードでき、またYouTubeで音声を聞き流しすることもできます。
「どうしても忙しくて本を読む時間がとれない、けれど移動時間やながら勉強したい」。そんな方はぜひ、利用してみてはいかがでしょうか。
電子書籍やYouTubeを併用すれば、書籍を持ち運ぶことが難しいシーンやスキマ時間でも効率よくフレーズを理解できるのでおすすめです。
おすすめの使い方
下記では、本を利用したおすすめの使い方を紹介していきたいと思います。
l ユニットごとにフレーズを理解する
l ユニット末尾の復習テストを利用する
l 音声版や電子書籍版を利用する
l SNSでハッシュタグ検索をする
ぜひ、どういう風に勉強に取り入れたらいいのか分からない方は参考にしてみてください。
ユニットごとにフレーズを理解する
本書では、各Unit内にあるセクションは以下のように区分けされています。
l 定番表現…そのシーンで繰り返し習慣的に行う行動やそのときにする質問など、その場面で使える定番表現
l つぶやき表現…ひとりごと英語の練習やSNS投稿する際に使える文やフレーズ
l 会話表現…そのシーンでのやり取りとして想定される短い会話を一問一答形式でまとめたものとミニ解説
l ダイアローグ…表現を使いこなすための応用編として会話形式のストーリー
セルフチェック…復習としてその章に出てきた表現を使ったクイズ
まずは、各シーンで想定される定番表現を理解し、このフレーズはどういった場面で使うのか応用も兼ねて読み進めていくとよいでしょう。
ちなみに、各フレーズにはそれぞれ単語や文法、日本語訳などが解説されているので、わからない点は例文解説を読み進めながら行ってみてください。
ユニット末尾の復習テストを使ってみよう
各ユニットをダイアローグまで進めたら、ユニット末尾にあるセルフチェックを行ってみましょう。
セルフチェックでは、定番表現だけでなくつぶやき・会話表現・ダイアローグからまんべんなく出題されています。ここで全問正解できるようになれば、しっかりフレーズを理解できていると言えるでしょう。
スキマ時間に音声版や電子版を使い分けよう
本書にはそれぞれのシーンごとに音声ファイル番号が振り分けられています。
音声ファイルはmp3形式となっており、パソコンでダウンロードしてスマホに取り込むことで利用できます。
また、ストリーミング再生になりますが、通信環境によってはスマホで直接音声版を利用することも可能です。
電子書籍版は専用サイトからアクセスし、付属のクーポンコードを利用することで無料ダウンロードできます。
電子書籍版は本書そのままが表示されるため紙媒体のものと違和感なく利用が可能です。
そのため、スマホひとつで音声を聞きながらフレーズをスマホで閲覧できるので、スキマ時間にササっと勉強を進めることができるでしょう。
SNSを使ってハッシュタグ検索してみよう
SNSを利用している方に限定されるかもしれませんが、実際に出てきたハッシュタグを使って検索してみましょう。
実際に検索してみると、それに関連したつぶやきや投稿を見られるので、より生の英語に触れられるのではないかと思います。
また、フレーズに慣れてきたら自分でハッシュタグを使ってフレーズを投稿してみるのもよいでしょう。英語は言語なので実際に使わなければ身につくことは難しいですから。
まとめ
『ネイティブが教えるイギリス英語フレーズ1000』について特徴やおすすめの使い方について紹介していきました。
本書はイギリス英語にこれから触れたい、スキマ時間を活かして生の英語に触れたいという方におすすめの書籍です。
音声版や電子書籍版を無料でダウンロードできるので、スキマ時間に併用して使い効率よく勉強することが可能です。
イギリス英語ファンの方やネイティブの方が監修している書籍を探している方はぜひ、参考にしてみてください。
(下記のリンクで3章まで試し読みできます)
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