「イースターってなに?」~英語多読のための読書ガイド [絵本]~
絵本編 ~2024年04月号~
執筆:柴田 里実 (金城学院大学准教授)
イースターってなに?
春はキリスト教で最も重要な「復活祭(イースター)」があります。
暦によって毎年、日付が異なり、さらに、西方教会か東方教会かによっても異なります。
今年は、3月31日、または5月5日。
「復活祭」をテーマにした絵本は数多く出版されています。
多読の魅力のひとつは、楽しみながら知識も身につけられることです。
絵本を楽しみながら、イースターについて学び、イースターを感じてみてはいかがでしょうか。
(1)『Pete the Cat: Big Easter Adventure』
ブルーの猫のPeteが、陽気に人生を楽しむ姿が描かれたPete the Catシリーズは、いつも最後に何か教訓を与えてくれる大人気のシリーズです。
もちろん、「復活祭」をテーマにした作品もいくつかあります。
Big Easter Adventureでは、イースターの朝に、Peteが謎のメッセージを発見します。
卵を探さないといけなくなったPeteは、なぜかうさぎに扮して、卵探しに出かけます。
でも、さすがPete! 最後にはやっぱり素敵な教訓を与えてくれます。
(2)『Happy Easter, Curious George』
いつでもどこでも、ワクワク、ドキドキのおさるのジョージは、1941年にCurious Georgeが出版されてから、80年以上も愛されています。
イラストはクラシックなものと、アニメ化でおなじみとなったバージョンがあります。
ぜひ好みのシリーズを見つけてどんどん読んでみてほしいです。
Happy Easterでは、イースターを子供たちがどんな風に楽しむのかがわかります。
Georgeは興味津々です。
ぜひ、Georgeと一緒に楽しんでみてください。
(3)『It’s Not Easy Being a Bunny』
うさぎのP. J. Funnybunnyは、うさぎでいることにうんざり。
「もう、うさぎなんてやめてやる!」と家出をします。
そこからビーバーやスカンクなどいろいろな動物になってみようと、試しに生活してみます。
結局、どの動物になることを選ぶのでしょうか。
最後のオチにほっこりさせられます。
この「うさぎのP. J.」も、シリーズで読むことができます。
イースターにちなんで、うさぎの絵本も楽しんでみてはいかがでしょうか。
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