Dear Dear，僕のギターヒーロー。

ハロウ。君に手紙を書くのは、とっても久しぶりだね。

近況報告から行こう。
僕は相変わらず後輩フェチで、相変わらず一進一退で、相変わらずの毎日を過ごしている。
でも最近は女装（と書かないで普通に「女の子っぽい格好」と書けばいいだろう、とよく言われるけど、君なら敢えてこう書きたくなる心理を分かってくれると思う。）もするようになったし、ネガティブ三昧からネガティブ二.八昧くらいにはなったし、出会いやら発見やらの多い旅をした。比喩的にも、それ以外にも。
つまり僕は昔より僕の要素を失って、昔より うんと僕らしくなった。

再来週、失恋をしに行くよ。
うまく話せる自信がちっともなくて、今からもうそわそわしている。そういうところは相変わらずだ。

それから、もう会えない友達にも会いに行く。
後先は考えない。それが僕だったって思い出したから。

君にも会いたい。
とても、会いたい。

おなかが空いたから、ご飯を食べてきます。
君も、ちゃんとご飯食べられてるかなぁ。そろそろ十年も経つのに、未だに心配してしまう。君だってあの頃よりずっと、大人になっているだろうにね。
でも君ならあんまり変わらないような気もしている。

そうだ、明日 送別会なんだ。お世話になった方が退職してしまう。
僕の部署はいろんなプロジェクトを担当しているから、同じプロジェクトで同じ内容の仕事をしている人が一人しかいなくてね。
僕が娘さんと同じくらいの年齢だから、ずいぶん可愛がってもらった。失敗も多かったけど、たくさんフォローしてもらった。救われる言葉をいっぱいもらったよ。迷惑かけてばっかりだったけど、少しは成長できたかなぁ。
きっと僕は泣くと思う。とても泣くと思う。
泣き虫も、相変わらずです。
もし君がそれを見たら、やっぱり笑ってくれるのかな。そうだといいな、と今でも思う。

カレーが温まりました。
それじゃ、また。
来月の君の誕生日には、メールを送るよ。