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自分の尊厳は自分で守る


先日の「あなたに失礼なことをいう人が出てくる仕組み」の記事に繋がることを書きます。

人によっては、耳が痛くなる内容かもしれません。
ですがこれは、自分を生きる上でとても重要なことだと感じています。
自分にパワーを取り戻したい、自分の人生を生きたいと本気で思っている人は、最後まで読んでみてください。


明らかに嫌味、失礼なことを言ってくる人

色んな人と関わっていると、少なからずこういう人が現れます。
さり気無く嫌味をいう人、明らかにモラルに反したことを言ってくる人。

・独身のままでいいの?
・子供はどうするの?
・休職したらあなたの居場所はなくなりますよ
・結婚についてはどう思っているの?
・それでよく生きてこれたね
・お前を選んだ嫁(夫)は変わり者だな
・あなたは間違っている

他にも色々ありますが、これらはハラスメントに該当する言葉に当てはまります。
場合によっては訴えることが出来る言葉です。

これらに該当しないけど、後でよく考えたら嫌味だった、という場合も含め、あなたに対して尊厳を傷つけるようなことを言ってくる人が「頻繁に」現れる場合…どうしたら良いのか。何で出てくるのか?を書いていきます。


あなたがしている勘違いー「言われた言葉をそのまま鵜呑みにする」ー

どうして、「失礼なことをいう相手」と「失礼なことを言われる自分」という立場になるのでしょうか。

「自分はいつも言われる側」
それは本当ですか?

「だって、言われたことが図星で言い返す言葉も出ない」
本当に?

その人は、あなたの何を理解しているのでしょう?
あなたがこれまでどれだけ試行錯誤して、どれだけのことを経験して、どれだけのことを感じて味わって生きてきたか?それを理解している人でしょうか?

あなたの生き方がどう映ろうが、その人はあなたの内側のことなど何も知りません。

そんな、昨日今日会った人に言われた言葉は、そもそも「自分の中に入れる」必要すらない、ということを知ってください。

あなたの尊厳を傷付ける言葉や、失礼な言葉、嫌味を受け取る必要は一切ない

これが真実です。
例え、あなたのことをよく知る人だったとしても、「失礼なこと」を言われたら突っぱねて良いんです。

これを「プロテクト」といいます。

※「〜した方がいいよ」というアドバイスに関しても、あなたが「勇気づけられる」「背中を押される」感覚になるのであれば受け取ってください。そうでなければ、一切受け取る必要はありません。

「プロテクト」というと、
・バリアを張る
・ピンク色の膜を張ってネガティブが入らないようにする

という見えない視点からイメージで張るバリアを連想させますが、ここに書くのは、それよりももっと効果的かつ具体的なプロテクト法です。


失礼なことを言われたら怒る、はっきり言う

以前の私のように、自分にパワーがない状態でいる場合、人の言葉(負のエネルギー)を何でも自分の中に入れてしまう癖がついています。

・お前には女としての価値がない
・お前には人として最も大事なものが欠けている
・お前は俺がいないと生きていけない
↑の言葉に紐づく「否定」のエネルギー

こういう、明らかに尊厳を傷付けるような言葉やエネルギーを、「そうかもしれない」と自分の中に入れてしまいます。

実際に言い返す、言い返さないは関係ないです。
この言葉に対して「うっ…」と反応したり「図星」だと感じることが、自分の中に入れてしまっている状態、です。


失礼なことを言われたら、「それは私に対して凄く失礼です。やめてください」とはっきり言う。相手は「だってそうだろう?俺が悪いのか?」など言ってきます。でもそこで、「それはあなたの感想ですよね?私という存在を否定している思考ですよ。それが失礼なのでやめてください」と言う。

ちょっとひろゆきが入りましたが(笑)でもその通りです。
「お前には価値がない」というのも、その人の価値観で言っている言葉に過ぎず、明らかに愛のない言葉です。


しかし実際に言い返すのは、怖いし勇気が入ります。
なので、ハードルを下げます。

まずはイメージワークでやります。イメージの中でその人を目の前に立たせ、その人に向かって言いたかった言葉を言います。

ここで重要なのは、「自分の気持ち、思ったことを口に出す」ことに慣れること。
私たちは自分が思っている以上に、思っていることを口にするのが下手くそです。「自分の気持ちを正直に伝える」「思ったことを口に出す」ことを無意識に抑圧している場合が多いです。

なので自分の気持ちをそのまま口に出します。

・失礼なことを言われて嫌な気持ちになった
・その嫌味で気分が悪くなった。
・嫌だ、やめてくれ
・うるさい黙れ!
・お前何なの?


こういう言葉が、スムーズに出るようにします。
(スムーズに出るようにしたところで、普段いきなり出てしまうことはまずありませんのでご安心ください)

ちなみに、パワハラモラハラや失礼なことを言う人の方がパワーがあるように感じるのは、自分の意見を否定なく言っているからです。

あなたは本当に被害者なの?ー加害者意識に立つー

ここからは耳が痛くなります(笑)


「上司にこう言われた」「失礼なことを言われた」「モラハラされた」
実際、そうなのでしょう。

ですが、その上司の下で働いているのも、モラハラをする男と一緒にいるのも、全て今のあなたがその人を選んでいるから一緒にいる、ということを理解すると、パワーが戻ります。

「こんな酷いことをいう人嫌だ」
「嫌だな」
という感じていたにも関わらず、その人と一緒にいることを選び続けているのはあなたです。

嫌だな、この人といると苦しいという本音よりも、「お金」「収入」「安心」というメリットを取って、今そこにいる。

この視点を持ってください。
そのメリットが欲しいから、あなたはその人と一緒にいるんです。

その時点で、相手からそのメリットを奪おうとしている。
お金のために、いたくない会社にい続けて給料を貰う。

お金を奪ってますよね?被害者になってその人のエネルギーを奪ってますよね?これが悪いと、というわけではありません。
「〜された」という被害者意識を抜け出す必要があるので、書いています。

心の病気になるのも、深いところから見ると「病気になることで得られるメリットがあるから」なっているんです。

病気になれば、休める
心の病気になって初めて、休む口実が出来て自分と向き合える。

つまり、日頃から「休みたい」と言う本音に従って自分のペースに合わせて生きていれば、病気にならないんです。必要がないから。


自分がそうさせている。この人を自分が選んでいる。
責めなくて良いです。否定もしなくて良い。

「自分が選んでいる」という視点で、被害者意識から抜け出すことが大切です。


はっきり言う、伝える

彼氏に「お前は女としての価値がない」と言われた時。
上司に「休職したらあなたの居場所はもうない」と言われた時。


「うるさい、黙れよ!お前何様のつもりで言ってんの?」
「その言葉は私に対して失礼です。」

そうまっすぐ言えたら、気分が良くないですか?

「そんなことを言うような人とは一緒にいたくありません。さようなら」
と、毅然と、堂々と言えたら気分が良くないですか?

「このまま体調が悪いまま仕事を続ける方が、周りの人にもお客様にもよくないです。私が最高の状態で仕事をすることが、周りの人のためになるので、この機会に自分を見つめ直すために、休職したいです」と、はっきり言えたらどうですか?

言いたいことを言うイメージワークを続けていくと、実際に失礼なことを言う人が現れた時に、言い返せなくても言葉を入れなくなってきます。心の中で、自然に体の奥の奥の本心から「何だこいつ」と思えたら、相手のエネルギーを受け取らなくなるので、楽にいられるようになります。


あなたが、1日のうち1秒でも長く、良い気分で過ごせますように。


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