点字:月日や時間の記し方

私はどうにも音声操作で携帯電話やPCのカレンダー機能を使いこなすことができていない。

その上、PCにいたっては(Windows11を使っている)、カレンダーアプリがなぜだかしばらく前から、Outlookに変わりますとずっと出てきて、「今のままで使う」というようなボタンもあったから一生懸命それを押していたにもかかわらず、勝手に新しいものに切り替わってしまい、それでも何度か「前のものに戻す」を選び、フィードバックで「どうして新しいものが気に入らないのか」という理由に「視覚障害があり操作がわからず非常に使いづらい」と書いたのに、しかも何日か繰り返したのに、結局有無を言わさず勝手に新しいアプリに変えられてしまった。
しかもそれからは、私はGoogleカレンダーと同期させて、数種類の予定(個人のカレンダーと仕事用カレンダー)を同時に表示するようにしていたのが、どうやっても片方が表示されなくなってしまった。
しかもこれすら気付かなかった。下記にお話する、5月のカレンダーを点字化する作業をしている中で、何か5月の予定やけに少ないな…と思っていた中で、やっと気づいたのだ。
なんと危険な。

そんなわけで、結局、確実なものは自分でコントロール可能な自分の読み書き技術。アナログ。

A6くらいのリングノートがあったので、それを横にして使い、日めくりカレンダーのような形で1枚につき1日という形で、1行目に「〇月〇日 〇(曜)」と点字で打ち、その下に予定を打ち込むまたは打ち込んだ紙を貼り付けていくことができるようにしてみた。

以前の記事で、「ついたち」「ふつか」「みっか」などの、数字なのだが日本語独特らしい読み方をする「和語」は、五十音表記で打つ、と情報を得たことを書いた。

他、数字をいちいち「数符5がつ 数符14にち」などと書いていたら、ちょうど同じときに電話をかけてきた点訳家を目指す相棒がちらりと点訳の手引きを開いて調べてくれた。
「数符5 数符14」などと書いて「5月14日」を表すこともできるようだ。
確かに、いちいち「がつ」「にち」読んでいるのも大変だ。

そして、時間の書き方。
例えば2:30(2時半)なら、
「数符2〈2・4点〉30」と表すことができるようだ。
2・4点、つまり中段の2つ。長音記号と同じだ。ハイフンのような。

そして、3時~5時半、などと、終わりの時間も記したい時がある。
こういう場合は、
「〈数符〉3〈3・6点〉〈3・6点〉〈数符〉5〈2・4点〉30」と表すことができるようだ。
3・6点、つまり、下段の2つの点。つなぎ符。これを2連続させるのだ、と。

今回の新知識。

もし、解釈違いがあるようであればどうぞご指摘ください。


他、2024年4月23日より、点字図書を借りてきて、「銀河鉄道の夜」を読み進める、という点字訓練を、短時間ずつでも毎日やろうという試み、ライヴ配信しております。

音声配信のアーカイヴが残るため、音声編集し、私の主宰コミュニティの新設Youtubeチャンネルに「点字訓練―『銀河鉄道の夜』を読む」として、掲載していく予定。

どうぞお見守りください。


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