白杖使用者の冒険―バスで大変助かったこと
バスにて、大変ありがたいできごとがありました。
バスが目の前に来て扉が開き、乗ろうとしたとき、まずバスの運転手さんが「はい、そのまま真っ直ぐでーす」と声をかけてくださった。
そして乗り込むと、「終点までですか?」(このバスは終点まで乗る人が非常に多い)と聞いてくれた。
私も普段は終点まで行くのだが、今日は途中で降りて上野駅で電車に乗るつもりにしていた。
そのため、「いえ、上野駅で降ります。」というと、「はい、わかりましたー」と言ってくれ、
その後、上野駅の前の停車駅を出たと思うとすぐに、
「次、上野駅です、次、止まりまーす」とアナウンスをしてくださった。
これは、ものすごく助かる。
なぜかというと、皆さまはお気づきだろうか。
晴眼者の皆さんは、バスの行き先表示で恐らく、前のバス停を出た瞬間に次の表示が出るもしくはそもそも路線図で数駅前からわかっているのだろう。
しかし、車内アナウンスというのは実は、前の停留所を出てからしばらく走らないと、次の停車所を言ってくれない。
その上、その前に「本日も~をご乗車いただきましてありがとうございます」とか、他いろいろなことを言ったあとで「次は、〇〇です」などと、もうほぼ次の停車所近くになってからやっと次の停車所名が流れたりすることすらある。
これでは、次降りますボタンを押すことが難しい。また、「次…のはず…」と思いながらボタンを押そうとボタンを探しながら、それでもなかなかアナウンスが流れず内心非常に焦っていたり不安であったりするのだ。
降りる駅の前駅を出発してすぐアナウンスをしてくれ、しかも「次止まります」と宣言してくれたことで、安心して乗っていることができた。
更に、その前に少し赤信号やらいろいろな事情で一時停車したとき、「一時停車です」だったか、とにかく「まだ停車所ではないよ、停車所までまだ待っていてね」とわかるアナウンスをしてくれた。
降りる時まで大変安心していることができた。
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