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挑戦する理由がある

私は大人になるにつれ、正解を探すようになっていった。

間違えたくない、失敗したくないと…

目の前で起きる現実だけを見て、
自分で選んだものが間違った、失敗したと
その時々で私は思った。

その繰り返しで、自分を信じられなくなっていった。

私は何を恐れていたのだろう?

今ならば、分かる。

その時々で起きた出来事は、
間違ったわけでもなく、失敗したわけでもなく、
すべては単なる体験の一つでしかない。

自分の選択に
正解、不正解をジャッジしているのは、
その時の自分の思い込みで、
起こる現実に正解、不正解はない。

そして、ジャッジしているときは、
思考がフル回転している。

大人になればなるほど、
挑戦することが怖くなり、
正しいという理由付けが欲しくなるけれど、
今ここの自分の感覚がすべてである。

自分のありのままの感覚、感情を感じ、
選択し、行動する。

シンプルに、これだけでいい。

自分の感覚を信じ、
自分の感情を信じ、
シンプルに生きよう。

怖れを感じて、挑戦しないことのほうがリスクが高いと、今は思える。
あとで、後悔することになるのだから。

東京オリンピックでの選手たちのパフォーマンスを見て、その素晴らしさに感動しながら、その本質を探ってみると、それは挑戦し続ける姿であり、ベストを尽くす姿であると感じた。

今大会で初のオリンピック種目となったスケートボードは、特にそれを感じさせてくれた。

スケートボードの順位は、3回滑ったうちの一番高い得点で決まる。
他の競技は、すべての得点を合計して順位を決めるか、一発勝負が多い。
3回ならば、3回とも高い得点を上げないと上位に入れない。失敗が許されない。
でも、スケートボードは違う。
1回でも会心の滑りができたら、それでOK!
難度の高い技へのチャレンジを楽しんでいるようにも見える。
その光景を見ている側の私たちも楽しくなる。

勝ち負けではなく、各自がベストを尽くせばそれでいい。
そして、そのチャレンジを互いにたたえ合う。
競技だから、順位やメダルはあるけれど、一番大事なものは順位やメダルではない。
それを選手たちが体現してくれていた。

これからの時代を象徴している光景だ。
自分のベストを尽くせばそれでいい。
他人との優劣は二の次である。
互いに自分のやりたいことを追求し、挑戦し、
そのチャレンジを楽しみ、励まし合い、たたえ合う。

挑戦することは、楽しい体験であることに気づかせてくれた。

私にとっては、このnoteを書き続けることも、挑戦の一つ。
noteを書き続けた先に起こる体験が、どんな楽しみをもたらしてくれるだろう?
それを楽しみに、チャレンジし続けたい。


#エッセイ #挑戦 #スケートボード #東京オリンピック #チャレンジ #体験

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TOMOKA|波動セラピスト
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