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それは’臨場感’だった

先日受講した講座ひとのことアカデミー 応用発展のお題は

「子どもの頃、夢中になった瞬間を思い出して」
だった。

瞑想中に思い出したのは次の二つの2つのシーンだった。


小学校と高校の頃
吹奏楽部のコンクールや演奏会でステージに上がり
チューニングが始まり、室内の隅々まで音が響き辺り
スポットライトの照度が少しずつ明るくなる
指揮者が「カンカン」と指揮棒を鳴らし
楽器をかまえ、息を吸う 止める、そして一音目を出す前の
あの「間」に感じる、緊張感と高揚感。
それを一番最初に思い浮かんだ。


次に、小6の頃に夢中になった、缶蹴り。
人のお宅のブロック塀に登ったり
生垣の隅に隠れ、缶を蹴るその時を待つ瞬間
気分は獲物を狙う猫のよう。
「これは、いける」
野生の自分がむくむくと顔を出す。

共通するのは、

バシっと音やタイミングが決まった時の高揚感や
缶を蹴ったその時の爽快感を
臨場感たっぷりにイメージしているとき

その瞬間にこの上ないヨロコビを感じているのだと
受講者たちの関わりで 知った。

あぁ、そうか。
ほんもの、とか らしさ とかにこだわるのは、
臨場感を大切にしているし、それを喜びとしているからなのか。

自分が大切にしていることを大切に扱うことが
こんなにも安堵するのものなんだ。

自分をまた深く知り、じわ~っと満たされた気持ちになった。


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