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とっても多くの能力を隠し持っている内向型
こんにちは!
こしあんです。
今回は、クリエイティブな創造性って実は「内向型の人が多いよね」っていうお話です。
【外向型はみんなが望んでいるのか?】
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ちなみに、あなたは外向型ですか、それとも内向型ですか?
私は超が付くほどの内向型です。
そんな私でもこうやって記事を書いて発信しているのだから、内向型にとってはいい時代になったのではないでしょうか。
でも、世の中の理想的な姿は外向型ですよね。
確かに外向型のイメージは自分の意見をきちんと言えるし、コミュニケーション能力も高く、いつもポジティブなイメージがありますが、内向型はそのすべてが反対に思われています。
(あくまでも個人の感想です。)
また、こんな研究もあります。
2人の大学生に数学の問題を一緒に解かせ、その後に各自の知性と判断力を自己評価させます。
そうすると、なんと早口でしゃべって発言回数も多い学生のほうが、自分の発言を問題を解決するうえで、物静かな学生よりも貢献していなくても一貫して評価が高かったんです。
言い方は悪いですが、内容がなくても喋っている方が優秀に見えるわけです。
また、企業の立ち上げのための戦略を各自で練った場合でも、彼らは自分の独創性や分析力を高く評価しています。
似たような調査は他にもあります。
カリフォルニア州立大学バークレー校のフィリップ・テトロックが実施した有名な実験です。
よくテレビで解説する専門家の人がいますよね、この人たちはよく政治や経済の話で予想を立てますが、実は当たる確率は素人が当てる確率よりも低いことが実験で分かっています。
しかも、的中率が最も低かったのは有名な人物で、いつも自信満々な専門家だったそうです。
この確率を数字にして発表されたらちょっと恥ずかしいですね。
でも、なんで私たちはなぜ結果も出していない人を信じてしまうのか?
やはり肩書や経歴でしょうか?
それともその人の雰囲気でしょうか?
実は、その両方という可能性もあります。
そして、アメリカでは、この「発言」をしている人に何となくつられてしまう現象を面白く例えているものがあります。
それは「アビリーン行きのバスに乗る」と呼ばれているものです。
夏の暑い日、テキサスのある家で家族がベランダに座っていた。そのうちに、退屈だからアビリーンまで行かないかと一人が言い出した。そして、ようやく目的地のアビリーンへ着いてみると、本当はこんなところまで来たくはなかったんだと提案者が言い出す。すると自分も来たくはなかったが、お前が来たいのだと思ったから、、、。
という声が上がり、結局のところ全員が本心ではここへは来たくなかったとわかる。
というお話です。
あなたも、友達数人と行動していて、行き先がなかなか決まらずに何となく誰かが言った場所に移動する。
そして、その場所に着くと「特にすることもないんだけど、、、。」という話になり時間を無駄に過ごしたことがないでしょうか。
とくに明確な目標もなく、後に続いてついて行ってしまう。
これをアビリーン行きのバスに乗るという言い方をします。
私は学生の頃、このバスに乗りまくりでした。
このように私たちは、真っ先に行動を起こす人の後を追う傾向があります。ここで注意しなければならないのは、その行動が、意味のないことに思えても従ってしまうということです。
ある投資家の話では、自分の所の社員がプレゼンテーションのうまさと本物のリーダーシップとを見分けられないと嘆いていたそうです。
「優れた考えを持っているのではなく、しゃべるのが上手いおかげで専門家の地位にいる人がいるのです。しゃべる能力と才能は見分けがつきにくい。プレゼンテーションが上手く社交的であれば報われやすい。我々は外見に重きを置きすぎて、内容や批判的な考えを疎かにしすぎている」と言っています。
よく考えないと知らないうちに他人の考えにつられているかもしれません。
【内向的なCEO】
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内向的な人に朗報です。
実は世界には内向的でも有能なCEOはたくさんいます。
外向型が世界を牛耳っているわけではないので安心してください。笑
たとえば、実業家のチャールズ・シュワブ、ビル・ゲイツ。
世界最大のアパレルメーカー<サラ・リー>のCEOだったブレンダ・バーンズ。
<デトロイト・トウシュ・トーマツ>のCEOだったジェイムズ・コープランドなどです。
ここに、ピーター・ドラッカーの記したものがあります。
「この50年間に出会ったり、一緒に働いたりした極めて有能なリーダーの中には、オフィスに閉じこもる人物もいたし、超社交的な人物もいた。せっかちで衝動的な人物もいれば、状況を詳しく分析して判断に長時間かける人物もいた、、、、、共通する唯一の特質は彼らが備えていないものだった。すなわち彼らは『カリスマ的才能』をまったくあるいは少ししか持っておらず、それを利用することもなかった」
この言葉を素直に信じるなら、やはり外向性だけが成功の秘訣ではないようですね。
ビジネス理論家のジム・コリンズの研究によれば、優良企業11社に共通するものはなにか分析したところ、CEOの性質に共通点があることに気が付きました。
なんと、この11社すべてが謙虚なリーダーに率いられていたんです。
そこで働く人たちは、リーダーを物静か、控えめ、無口、寛大、温厚、でしゃばらない、良識的と評価していました。
これは外向型とは逆だといえるのではないでしょうか。
【根強い社会性への憧れ】
今から約100年前のことです。
1920年代のアメリカでは、心理学者、ソーシャルワーカーや医師たちが
「環境」に適応できない個性をもつ、普通の子共たちに注目するようになり、とくに内気な子供が問題にされるようになりました。
なんでも、外向的な人は円滑な人間関係や仕事を築けるが、内向的な人はアルコール依存や自殺といった悲惨な結末を招きかねないと警告したんです。
そして、子供を社交的に育てるように親に助言し、学校では知識よりも「性格を育む手助け」をすべきだと主張していました。
内向的な私としては「どんな世紀末だよ!」と思ってしまいますが、その流れは今の日本に来ているのかもしれません。
【共同で作業することによって陥る罠】
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学校でも社会でも、なんでも協力して行動するように私たちに促す場合がほとんどですが、これには見落としがちな罠が仕掛けられています。
アインシュタインやエジソンもチームではなく単独で動いていました。
あなたもご存じのアップルの立役者であるスティーブ・ウォズニアックもその一人です。
彼は自伝の中で子供たちに向けこんなことを言っています。
「これまで会った発明家やエンジニアの大半は僕と似ているーーー内気で自分の世界で生きている。彼らはアーティストに近い。実際、彼らのなかでもとくにすぐれた人たちはアーティストそのものだ。そして、アーティストは単独で働くのが一番いい。ひとりならば、マーケティング委員会だのなんだのに意見を差し挟まれることなく、自分の発明品の設計をコントロールできる。本当に革新的なものが委員会によって発明されるなんて、僕は信じていない。もしきみが、発明家とアーティストの要素を持ったたぐい稀なエンジニアならば、僕はきみに実行するのが難しい助言をしようーーーひとりで働け。独力で作業してこそ、革新的な品物を生み出すことができる。委員会もチームも関係なく。」
内向型はよく創造力に勝っていると言われますが、それはなぜなんでしょうか?
心理学者のハンス・アメゼンクが一つの可能性を示唆しています。
それは、内向型は「当面の課題に意識を集中させ、仕事と関係のない人間関係や性的な問題にエネルギーを消費することを避ける」と言っています。
確かに、私はあまり面識のない人と飲みに行くよりは家で本を読んでいる方が幸せですね。
今回はここまで
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最後までお読みいただきありがとうございます。
それではまた次回お会いしましょう。
※この記事は読んだ本をもとに考察し、私の経験したことなども踏まえて書いています。
そのため、参考にした本とは結論が異なる場合があります。
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