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お金とセックス

お金も、セックスも、本質を知る人は極端に少ない。それは互いに本質が隠されてきたからだ。
セックスについては他でも書いているので、今回はお金にの話を書く。
お金の話は複雑でたくさんの物事に絡んでいるため、網羅的に書くとそれだけで本が書ける分量になるし、長いの書くのは大変💦
ここでは最重要な部分だけ書く。
深く知りたい方はコメントで教えて欲しい。


国の黒字は国民の赤字

誰かの黒字は、他の誰かの赤字。
経済や財務や簿記などの基本中の基本だ。
経済はゼロサムなのだ。
これを日本国に当てはめると、表題の「国の黒字は国民の赤字」となる。
国家というものは大きく分けると、政府と民間で出来ている。ここで表した国は政府の意味、国民は民間の言い換えだ。
昨今プライマリーバランスの黒字という話をよく聞く。これは年単位で支出より歳入超過になるように税などを徴収するということ。
国の借金が多いからこれ以上増やさないようにという前提だが、これは嘘だ。
この嘘に触れる前に、知っておかなければならないお金の本質について理解して欲しい。

お金の本質

お金は誰が作っているのか?
多くの人は国や日銀と思い込んでいる。
これは全く違う。
少し経済などを勉強したことがある人は信用創造という言葉を使うが、では信用創造分のお金を誰が作っているか?と聞くとあやふやな答えになりがちだ。
答えは一般民間銀行による貸出だ。
日本円の発行を実質的にやっているのは、そこら辺にある民間銀行で、信用(審査)というプロセスを経て貸出す時にお金が発行されている。
具体的に言うと、一般民間銀行から100万円借りると通帳に100万円と記載される。この瞬間に世の中のお金が増えているのだ。借りるお金が1億円なら1億円分の世の中でお金が増えているのだ。これがお金の発行の仕組みだ。
つまりお金の本質は借金ということだ。
あなたが持っているお金は、自分か他の誰かの借金なのだ。
この原則で地球規模の経済成長を考えると成長は借金増額でしか成り立たないことが分かる。
嘘のように聞こえるかもたが、これがお金の本質であり真実である。
お金は借金なのだ。

国の借金が大変という大嘘

国は借金が大変というが、実は日本は世界トップレベルの資産を持ち、それを差し引いて考えると日本は世界トップレベルのお金持ち国家である。
しかもプライマリーバランスの黒字化なんて言ってるのは先進国で日本だけで、他の国では国の借金を増やしながら経済成長させているのがスタンダードだ。そんな日本でも借金は毎年増えている。成長=借金なのだから当然のことだ。
しかし国は、このままでは財政破綻するから増税するなどと言っている。
先にも言ったように、借金だけをアピールし不健全さを誇張して国民に伝えているのだ。
これは情報を偏向させた大嘘なのだ。
過去に財政破綻した国家はアルゼンチンやギリシャなどがあるが、これらは国債発行を他国通貨で行っていた。国の借金が自国通貨であれば借金は増えても財政破綻はしない。(財政破綻の詳細は長くなるので割愛するが、説明が必要な方はコメントにて対応する)
ここまでの話で、じゃあ永遠に国が借金すれば良いのか?という疑問が湧くと思う。
次でその話をしてみる。

資本主義の限界

話は多少横道に逸れるがこれも大事な事だ。
借金には利息が付く。
資本主義の原理原則なので皆当然と思っている。
借りた方は多く支払い、貸した方は多くもらう。これを現実的に言い換えると
「貧乏人は多く支払い、金持ちは多く貰う」となる。
そもそもが金持ちに絶対有利なシステムなのだ。
またこれは時間経過するほど差が広がるのも容易に分かるだろう。近年世界のお金持ちの資産の桁が変わっているからよく分かると思う。
この金利という概念が貧富の差の根本原因なのだ。
これを続けている限り、国が借金を増やして経済成長させても、時間と共にそれは資産を多く持つものに集まる。
今や一個人の資産が国家予算と肩を並べる程に差がついてしまっていたり、世の中にあるお金で地球が何十個も買える程にお金が発行されている。もう無茶苦茶な状態であり、長らく続けてきた資本主義の限界はとうに超えているのだ。
ここまで話で、今現在がいかに狂っているかはお分かり頂けたかと思う。

最大の問題点

最大の問題点は、こういうお金の原理や基本を皆が知らないことにある。知らないことを良いことに、知っている人が好き勝手に自らの利益になるように世界を作り替えてしまったのだ。
知らないうちにコントロールされ、いつの間にか支配され搾取され放題になっていることに、1人でも多くの人が気づいて欲しいと思う。
もうひとつ大事なことがある。
お金は法律や税、利権や世論などに化けているということ。
直接的なお金のだけでなく、形を変えて搾取されていることも自覚する必要がある。
詳しくはまた別途記事にするが、私たちが受けている支配は、直接的なお金だけに限らずありとあらゆるところに搾取トリックが潜んでいる。
それを前提に、日々のニュース疑ってみるくらいで調度良いと思う。
これらの事を、政治家のせい、官僚のせい、銀行のせい、DSのせいなどと、他人のせいにするのは簡単だ。だが事の本質は人任せにする依存行為が問題であり、私達が知らないことが最大の問題点だということを肝に命じなければならない。

セックスと似ている

こうしたお金の本質や社会システムもセックスも同様に誰も教えてはくれない。
皆が幸せになる方法を考えさせない方が支配し易く、搾取する方から見れば便利だから教えたりしないのだ。
セックスもお金も、学べば学ぶほど現状がおかしい事に気がつくはずだ。
理解した時は、このままではいけやいと思うものの、相手は社会システムの変化やモラルの変化など、1人では到底出来ないと壁にぶつかる。
ひとりが変わっても社会全体は変わらない。一人だけ本質を理解していても何も変わらない。
だから諦めて生きるか?
諦めずに働きかけるか?
どちらが正解かは各々で違うだろう。
受け身になっている文句ばかり言うより、学び変化することの方が幸せだと言う事は確かだと思う。

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