10歳も20歳も年の離れた"相棒”と出会う、バディプログラムはじめます!
「友人」と聞いて、あなたはどんな人を思い浮かべるでしょうか?
そのなかに、"異世代の人”は何人いたでしょうか。
子どもの頃は、家庭、学校、習い事が世界のほとんど。おとなになってからは、先輩・後輩、上司・部下という間柄が多く、日常生活で10歳も20歳も年齢の離れた人と親しくなる機会には、なかなか巡り合わないという人も多いかもしれません。
そんな子どもとおとなを出会わせたら、どんな化学反応が起きるだろう?
「こどもも、若者も、おとなも。混ざり合って、学び合う。」をキーワードに走り始めたわたしたちCo-Satenでは、そんな実験に取り組んでみようと計画中です。
年齢を飛びこえた“相棒”と出会う
そもそものきっかけは、Co-Satenスタッフのわたしが、偶然「We are Buddies」という取り組みを見つけたこと。
活動に参加されているバディたちが、「おとな」と「子ども」という枠組みを超え、自然体のまま友情を築いている様子に「これはわたしたちにもハマる取り組みなんじゃないか!?」と、「We are Buddies」の取り組みをすぐにCo-Satenスタッフ全員で共有。
「これ、面白そうじゃん!市原でもやってみたい!」と仲間の共感も得られ、トントン拍子にCo-Satenの「地域×キャリア教育」プロジェクトの一環として、バディプログラム始動に向けて取り組むこととなりました。
バディプログラムとは?
バディプログラムは、オランダ発祥。日本では、「We are Buddies」という団体が2020年から取り組んでいます。
親戚でも、先生と生徒でもない、小学生〜高校生くらいの子ども&おとなが“バディ”(友人、仲間、相棒)になって、月2回ほど話したり遊んだりしながら信頼関係を築くバディプログラム。
子どもにとっては、親でも先生でもない、歳の離れた信頼できる友人ができる。
親は、子どもと離れて過ごす時間や、家族外のおとなからの関与によって、客観的に子どもとの関係を見つめ直す機会を得られる。
おとなバディは、歳の離れた友人から、新たな学びや気づきを得られる。
親戚とのつながりや、近所づきあい、こども会などがどんどん減少し、社会の中での人間関係が限られつつある日常において、そんな年代を超えたゆるやかな学びの循環を生みだす仕組みをわたしたちは思い描いています。
とはいえこれまでは、どちらかというと学生〜大人向けに、まちづくりのイベントやプロジェクトをつくってきたため、子どもを含めた活動にはほとんど取り組んだことのなかったわたしたち。まずは、「We are Buddies」さんの活動について学びつつ、直接お話を伺えないかとコンタクトを取るところから手探りで動き出しました。
今後の展開について
2022年4月には、「We are Buddies」の事務局メンバーである西角綾夏さんに直接お話を伺う機会をいただきました。そのやり取りを通し、Co-Satenの目指すところや、取り組んでいる活動などが「We are Buddies」と重なる部分もとても多く、東京、群馬に次ぐ「We are Buddies」第三の拠点として市原を活用できないか?という、当初わたしたちが想定していたよりも遥かにワクワクするような展開のお話が芽生えつつあります。
どんなふうに形にしていけるかは、まだまだ模索中の段階ではありますが、次回以降は、綾夏さんとのお話や、進捗共有、事務局メンバーの紹介なども少しずつ始めていく予定です。
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(TOP画像:Provided by We are Buddies)