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「わたし、あっちゃんとは気が合うと思う!」と言ってくれた、バディへ

今年の春くらいから動き出した、市原でのWe are Buddies立ち上げ。こどもと大人の一対一の出会いをつなぎ、教師でも保護者でもない第三の関係性を育むプログラムであるWe are Buddiesは、これまで東京を中心に群馬でも活動してきましたが、縁あって市原でもはじめることになりました。

Co-SatenでWe are Buddiesに取り組むようになった経緯はこちらから▼
10歳も20歳も年の離れた"相棒”と出会う、バディプログラムはじめます!

今回は、そんな市原バディズ二組目のマッチングの記録です。

いざ、マッチングの日。

「仲良くなれるかな、、、」という緊張でどきどきして、そわそわする。

途中で話がつきちゃったらどうしよう。「つまらない」とおたがいに感じてしまったら、どうしよう。ちょっと眠いけど、集中していられなくなったらどうしよう、、、なんて、いろんな心配や不安が頭にぽこぽこと浮かんでくる。

「今日の気分はどうですか?」なんて、いつもの様子の愛梨さん(We are Buddiesコーディネーター)をよそに、朝からいつまでも緊張でふわふわしているわたし。

そんなわたしを、「よろしくお願いします!」と迎えてくれたあかるい声が、わたしたちバディの始まりでした。

マッチング場所は、ショッピングモール

出会って早速、「クレーンゲームを一緒にやりたいですっ」というお誘いにのって、向かうはゲームセンター。普段はクレーンゲームもゲームセンターも縁遠いじぶんにとって、いきなり新鮮な体験です。

ゲームセンターを一緒にくるくる歩き回りながら、いろんなクレーンゲームの中をのぞく。昔は、大きなぬいぐるみとか、大パックのお菓子とか、そんなクレーンゲームばかりの記憶だったのに、ひさしぶりにみてみると、見知らぬキャラクターのグッズがたくさんあったり、サイズの小さなクレーンゲームもたくさん並んでいるのに気づいたり。

「これだったら取れそうだよ」
「これかわいい!」
「アーニャが好きなんだ〜」
「あっちゃん、これやったら?これ似合いそう!」

と、おしゃべりしながらどんどん歩く。

まず会ったら、最初は自己紹介をして、そのあとは、、、なんて頭の中でいろいろ考えていたのをあっという間に飛び越えて、いつのまにか「あっちゃん」とあだ名で呼んでくれて、ノンストップでおしゃべりをしてくれる。

それが、わたしにとってはすごく嬉しい誤算で、びっくりでした。

ゲームセンターを出て、ガチャポンのお店ものぞいたり

「自信がついてきた。最初はママと一緒じゃないとって思ったけど、次からはママがいなくても大丈夫かも!」とあかるい表情をみせてくれたり、途中のトイレから戻ってきたら、「もっとあっちゃんと話したかったから、急いで流してきたんだ〜!(笑)」と教えてくれたバディ。

マッチングの時間は、ほんとうにあっという間でした。

新しくできていた駄菓子屋さんコーナーにも、遊びに行きました


初対面のひとと話すのが苦手な自分

「これからもよろしくお願いします!」とあいさつをして別れたあと。マッチングが終わった道中で、一度も愛想笑いしなかったなと、ふと自分を思い返す。

そこでハッとしたのは、わたしは初対面の人とのコミュニケーションが苦手で、エネルギーを消耗しがちだと感じていたけれど、それは、ひととなりのわからないなかで、相手に嫌な気持ちをさせないように、表情を3割増しで動かそうと意識しているからなんだなぁということ。

そんなつもりはなくても、「表情がわからない」「つまらないの?」と言われてしまうことがある。それがストレスだったし、ひとの評価を気にしたくないと思いつつ、そう言われないような予防線を張ろうと、無意識のうちに頑張っていたんだなぁと思う。

それが、初めて時間を過ごしたバディの前では、一度も取り繕うことなく、マッチングの1時間半を過ごすことができた。これって、わたしにとってもたぶん、すごいことだった。

YouTubeで学んだというクレーンゲームの攻略方法も、教えてもらいました

その場では、時間があっという間すぎて、ただただ楽しんでいただけだったけど、終わってから振り返ってみると、バディと過ごすこれからの時間は、わたしにとっても、きっとかけがえのないものになるんじゃないかという予感がした。

見慣れたショッピングモールに、全然知らない世界が広がっていた
バディの目から見える世界をみせてもらうって、不思議で新しくて、発見がいっぱい

あらためて、この機会を得られたこと、出会いのありがたさにじんわりと浸る。

バディとこれからもっといろんな場所へ一緒に行って、いろんな話をしたい。いろんな景色をおたがいに交換してみたい。共有してみたい。

その先には、どんなことが待っているんだろう。
次に会えるのが、今からとても楽しみです。

文:Mizuno Atsumi


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